高還元カード「Kyash」の利用条件・制約と不正利用リスク

クレジットカード・ポイント活用等
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(2019/12/22追記)
この記事で取り上げる「Kyash Visaカード(リアルカード)」について,発行元の株式会社Kyashから,新しい「Kyash Card」サービスが2020年初頭に開始されると発表されました。続報が入りましたら更新いたします。
◆更新履歴
2019/10/14 Kyashのポイント還元プログラムの変更(2%→1%)を反映し,Kyashのリスクについて加筆しました。

プリペイド式VISAカードの一つ,「Kyash Visaカード(リアルカード)」は利用金額の1%がポイント還元される高還元カードです。チャージ元のクレジットカードど紐付けて,ポイントを二重取りできるメリットがあります。私は2018年8月にKyashのリアルカードを申し込み,それ以来,実店舗を中心に使っています。

しかし,Kyash Visaカードはクレジットカードと異なるため,一部の店舗で利用できなかったり,決済金額に上限があったりします。また,セキュリティ上もクレジットカードとは異なります。本記事では,Kyashリアルカードを使用する上での注意点をまとめました。

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Kyash Visaカードを利用条件・制約

多くのお店で使えるが,業種によっては使えない

Kyashカードはプリペイド式VISAカードです。クレジットカードのVISA加盟店での買い物に利用できます。

なまずん

ただし,一部の店舗では利用できません。Kyashのウェブサイトから引用します。

日本全国のVisa加盟店でのお買い物にご利用頂けます。
*ただし下記お支払いにはご利用いただけません*

  • 毎月の継続的なお支払いや,自動更新手続き(契約)が発生する加盟店
  • 一部の月額・継続契約の利用料金のお支払い
  • ガソリンスタンドでのお支払い
  • 高速道路通行料金でのお支払い
  • 航空会社,航空券予約,購入
  • ホテル(ホテル内の店舗)でのお支払い
  • レンタカーのご利用料金のお支払い
  • 各種プリペイド・電子マネーの購入・チャージ代金のお支払い
  • nanacoクレジットチャージ/楽天Edy/Vプリカ などへのチャージ
    公共料金/電話料金/衛星放送・CATV視聴料/インターネットプロバイダー利用料/WiMAXサービス利用/新聞購読料(電子版含む)/保険料/レンタルサーバ/ウオーターサーバ定額サービス/通信教育/各種月会費など

商品の一部が含まれる場合にもご利用頂けない場合がございます。

その他

  • 4桁の暗証番号入力が必要な加盟店(自動券売機、病院の自動精算機など)
  • ICチップの読み取りが必要な加盟店
  • ご利用先の利用環境や弊社の定めによりご利用いただけない場合がございます。
  • オフライン加盟店
    (高速道路や機内販売以外にも地方のスーパーなどでもご利用できない場合がございます)
  • リアルカードは海外の実店舗では使えません

※海外オンラインサイトでのご利用は可能です。

使えないお店がいっぱいあるように見えてしまいますが,そんなことはありません。買い物・飲食にはほとんどの場合問題なく使えます。飲食店やコンビニエンスストア,スーパーなどでは利用可能です。楽天やAmazonといったECサイトでも使えるので,私はそういった場面で使っています。

これらの店舗で使えない理由について,Kyashの中の人がブログにまとめていますのでご紹介します。要点としては,利用を完了したあとに金額が確定するタイプの店舗ではプリペイドカードを使えないということです。

なまずん

Kyashに限らず,いずれもプリペイド式VISAカードでは一般的な制約です。私は三井住友VISAプリペイドも所有していますが,同じ内容が記載されていました(三井住友VISAプリペイドのページ)。

利用金額には注意すべき制限がある

高還元カードとして使い倒したいところですが,残念ながら購入上限額が厳しく定められています。Kyashのウェブサイトから引用します。

買い物にKyash Visaカードを使う上で注意すべきは,下線部です(下線は筆者)。

【残高】
ウォレットでの保有限度額は1000万円以下

【送金】

  • 1回あたりの送金限度額は5万円以下
  • 1ヶ月間での送金上限は10万円まで
  • 1回あたり送金できる人数は1人まで
  • 1回あたり請求できる人数は10人まで

※1ヶ月間=1日から末日まで

【決済(購入)】
バーチャルカードのみのお客さま

  • 24時間あたりの利用限度額は3万円以下
  • 1回あたりの利用限度額は3万円以下
  • 1ヶ月間での利用限度額は12万円まで

リアルカード有効化済みのお客さま

  • 24時間あたりの利用限度額は5万円以下 
  • 1回あたりの利用限度額は5万円以下
  • 1ヶ月間での利用限度額は12万円まで

※1ヶ月間の利用限度額は、月の途中でバーチャルカードからリアルカードに切り替わった場合、各カード毎の計算となります。

※1ヶ月間=1日から末日まで

【Kyash Visaカード】

  • 有効期限は5年
  • 有効期限内の利用限度額は100万円

有効期限内での利用が100万円を超える際には、Kyash Visaカードを更新することで継続してご利用可能でございます。上限が近くなったお客さまには弊社よりご案内を差し上げます。

※Kyash残高は更新の際にも引き継がれます。
※Kyash残高の有効期限は無期限です。

なお,バーチャルカード(ネットショッピングなどで利用可能)よりもリアルカードのほうが利用限度額の制約が緩いです。3~5万円の買い物をする機会は少なくないと思います。この点からも,リアルカードであるKyash Visaカードを作ったほうがよいでしょう。

追記 Kyash Visaカードの規約が改善され,24時間あたりの購入限度額と1回あたりの購入限度額が3万円から5万円に引き上げられました(2018/09/20修正)。

Kyash Visaカードを使えるものの,Kyashポイントが付与されない場合もある

なまずん

ほとんどの買い物はKyashポイントの対象になりますが,以下の支払いはKyashポイントの付与の対象外です(Kyash HELP

,キャッシュバックについて)。

 

  • 売上未確定のままのお取引
  • Kyash Visaカードを登録したQUICPayによるお支払い
  • 交通機関へのお支払い(定期券,乗車券,切符,回数券,特急券などの料金)
    鉄道,バス,モノレール,ケーブルカーなど
  • モバイルSuicaアプリでの購入,チャージ
  • Google Pay経由によるモバイルSuicaアプリでの購入,チャージ
  • 税金のお支払い
    ふるさと納税,税金各種
  • 公共料金のお支払い
    Kyash Visaカードがご利用いただけない場合もございます。
  • 寄付金のお支払い
  • 金券,商品券や有価証券等の現金同等物の購入
    また金券,商品券や有価証券等の現金同等物を販売しているサイトでの購入
  • 郵便局の販売サイトでのお支払い
  • 造幣局の販売サイトでのお支払い
  • 代金未回収が発生しているお取引
  • 本人または第三者による不正利用と弊社が判断したお取引

これらの決済にはポイントが付与されないのは要注意です。対象外の取引でも,「ポイント付与予定」と表示されるようですが,実際には付与されないとのことです。QUICPayへのチャージ,交通機関への支払いなどについては10月から変更されているので,これまで支払っていた人は別のカードへの変更を検討してもよいかもしれません。

 

Kyashの不正利用リスク

Kyashはプリペイド式VISAカードなので,クレジットカードとは少し異なったリスクがあります。最も心配される不正利用リスクについて私の調べたことと対策・考えをまとめます。

不正利用に関する対応が不明

なまずん

私が想定するリスクは盗難・紛失時や情報流出時の「不正利用」です。

クレジットカードでは,盗難・紛失や情報流出による不正利用に対して,届出の60日前までにさかのぼってその金額が補償されます。一方,Kyash Visaカードのヘルプには「適切に対応する」との言葉はありますが,その金額や期間について具体的な明示がありません(Kyashのカード不正使用に対する取組みについて)。

Kyash Visaカードの規約には盗難・紛失や情報流出に対する不正利用に対しては以下のように記載があります。

アカウント情報の管理不十分による情報の漏洩、使用上の過誤、第三者の使用、不正アクセス等による損害の責任はユーザーが負うものとし、弊社は一切責任を負わないものとします。また、アカウント情報が不正に利用されたことにより弊社に損害が生じた場合、ユーザーは当該損害を賠償するものとします。

「アカウント情報の管理不十分」とは,Kyashのカード番号を故意に教えた場合など,利用者側に重大な責任がある場合のことを指します。その他,意図しない盗難・紛失や情報流出について,補償の有無・条件については不明です。事故が発生し,補償されたかどうかといった実例も私のほうでは確認できていません。噂話が飛び交っている状況なので,過度に楽観視したり悲観視したりするのは時間の無駄であり,経済的にもメリットになりません。

ユーザーに大きな落ち度のない不正利用は補償されることを願っています。ポイント還元が高まる大変便利なカードですが,不正利用に対してはいざというときの補償に少し不安があることは理解しておきましょう。

補償の有無や実例についてわかったところで追記させていただきます。ご存じの方がいればご教示ください。

不正利用に対する私の対策

不正利用に対抗するために,私が取っている防衛策は次の2つです。

  • Kyashアプリをスマホにいれておく
  • 利用通知をONにしておく
  • 必ず財布に入れるなど,しまう場所を決めておく

Kyash Visaカードの利用はアプリ上で即時停止できますので,万が一不正利用を疑う決済が確認できれば即時停止します。仮にKyashから不正利用時の決済金額が補償されなかったとしても,Kyash Visaカードは幸いにも24時間で5万円までしか使えないので,早期発見も有力な対策です。

また,被害を未然に防ぐために盗難・紛失には十分留意し,しまう場所を決めておくことも,万一の際に早く気づくためには大切です。

なまずん

現金と比較すれば,カード類の不正利用は足がつきやすいので,紛失・盗難による不正利用はそもそも起こりにくいとは思います。また,Kyashの仕組みを知っている人であれば,不正利用するなら利用通知のあるKyashよりもクレジットカードのほうがばれにくいので,Kyashを不正利用しようとする人は少なくなるでしょう。そもそも不正利用対策はKyashに限ったものではなく,カード類全般に当てはまります。

◆不正利用に関してよくまとまったウェブサイトがあったので紹介します。
「落として使われたら返って来ない現金よりも,持ち歩く分には,Kyashの方がよっぽど安心だと個人的には思うのである」との言葉に私は同感です。

Kyash Visaカードを賢く使おう

一部,プリペイド式VISAカードとしての利用店舗に制約があり,不正利用に関する意識も少し持っておく必要があるものの,Kyash Visaカードは利用場面が多く,普段使いに非常に有用なカードです。

不正利用対策はクレジットカードと同様に,盗難・紛失に注意することです。「リスクがあるから持つべきでない」といった声を聞くこともありますが,損害をこうむる可能性はゼロではないものの,そこまで神経質になりすぎる必要はないと私は考えています。

◆Kyashに関する記事のまとめ。特徴やメリット,申し込み方まで。

還元率1%のKyashを私はこう利用する【まとめ】
(2019/12/22追記) この記事で取り上げる「Kyash Visaカード(リアルカード)」について,発行元の株式会社Kyashから,新しい「Kyash Card」サービスが...

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