通勤・通学時間は短いほうが良い? テーマ連載【私における住宅の「賢い選択」(2)】

住宅費

皆さんの通勤・通学時間はどれくらいですか?
2016年社会生活基本調査(総務省統計局)によれば,全国の勤労者の通勤時間の平均値は片道約40分なのだそうです。

通勤時間の理想は片道平均30分ほどと言われますので,現実は理想より少し長いという結果に。
かくいう私の今の通勤時間は片道40分で,全国平均と同じです。
今日はその通勤時間を減らしたいという話。

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これまでの人生の通勤・通学時間合計は6600時間!

社会人3年目の私は小学校以来,私の通勤・通学時間にどれくらい費やしてきたのでしょう。
表にまとめてみました。

片道(分)交通手段
小学校(6年間)30分徒歩
中学校(3年間)20分バス
高校(3年間)80分バス・徒歩
大学(6年間)50分電車・徒歩
社会人(2年間)40分電車・徒歩

片道時間で言えば、高校時代が一番長かったです。
山間の集落に住んでいたので近くに高校がなかったのがその原因です。
田舎のバスなので,ゆったり座って通学できていましたが……(笑)。
東京で一人暮らしを始めた大学時代以降のほうが通勤・通学は大変です。

さて,小学校以来,通勤・通学に掛けてきた時間の合計を計算してみました。
年間230日通うとして計算してみると,約40万分!(≒約6600時間≒280日)
人生の約3%だと……!!
かなりの時間を通勤・通学に費やしてきたことがわかります。

通勤時間は都会のほうが長い

冒頭で紹介した総務省統計局の調査によれば,通勤時間は大都市圏で長い傾向があります。
特に関東地方では長く,神奈川県・52分,千葉県・51分,埼玉県・48分,東京都・47分で,全国1~4位を占めています(それ以降は大阪・京都圏)。
東京や大阪など大都市圏では通勤圏が広く,近郊からの通勤と混雑が多いことがその理由と言えそうです。
身の回りを振り返ってみても,
・田舎の父親……勤め先まで徒歩5分
・田舎の叔父……峠を越えるが車で40分
・都会の祖父……バス・電車を乗り継いで90分
という通勤でしたね。
また,東洋経済オンラインの記事によれば,通勤圏が広いだけでなく,列車に乗る以外の時間(駅までの時間や乗り換え時間)がかさむことも大都市圏の通勤時間が長い要因となっているようです。

東京・大阪の「通勤時間」はやはり長かった | 通勤電車
東京都内や大阪府内へ電車で通勤・通学する人の半数以上が、片道1時間以上かけて職場や学校に通っている――。「長い」と思うだろうか、それとも「当たり前」と思うだろうか。インターネット調査会社のマクロミル…

睡眠時間は都会のほうが短い

1日が24時間というのは都会でも田舎でも同じですから,通勤時間が長い都会は,そのかわり何かが短いはずです。

インターネットで探索すると興味深い記事がありました。
NATIONAL GEOGRAPHICの連載・睡眠の都市伝説を斬る(第85回)「一目瞭然! 通勤時間と睡眠時間を比べて分かること」です。

この記事では前述の総務省統計局の調査をもとに,通勤時間と睡眠時間の相関を調べています。
すると見事に,1日の通勤時間が長い地域ほど1日の睡眠時間が短くなるという相関関係が得られているではないですか!
通勤時間が10分長くなると5分睡眠時間が短くなるそうです。

もちろん,この調査方法では「通勤時間が長い→睡眠時間が短い」という因果関係があるかどうかはわかりません。
単に,通勤時間が長い地域に住む人は睡眠時間が短いというデータが示されただけ。

ただ,生活者の実感としてこの2つには因果関係があるような気もしますね。

睡眠時間だけでなく,他の活動時間も減る

しかし,通勤時間が長くなった分の全てを睡眠時間で説明することはできませんでした。
残りの半分はその他の生活時間が短くなっているのでしょう。

食事や風呂・トイレといった生活上必須の時間は削るのが難しいもの。
つまり,減っているのは生活に欠かせない時間以外の余暇時間なのです。

例えば,
・ブログを書く時間(!)
・一家団らんの時間(!)
・自分の興味のある分野の勉強時間(!)

長時間通勤になればなるほど,これらの時間が減ってしまうことは想像に難くありません。
そんな生活は嫌だ!(叫び!)

職場と自宅は近いほうが良い

身も蓋もない結論にはなりますが,「睡眠時間と余暇時間の確保のため,職場と自宅は近いほうが良い」のです。そして「近ければ近いほど良い」

「通勤・通学時間も無駄ではない!私は読書してる!」「そうだ!私は睡眠に充ててる!」などという声もあるかもしれません。

もちろん,私も通勤・通学時間がまるっきり無駄だとは思っていません。
読書や勉強は満員電車でなければ可能ですし、座れれば寝ることもできます。
通勤・通学中に本やスマホを使って勉強することもとても大切なこと。

実際、私も片道80分の通学をしていた高校時代は,単語帳を持ち込んで通学中に英語や古典の勉強をしていた過去がありますからね。

しかし、今振り返ってみれば効率という観点からは……リラックスできる机に向かえる環境での勉強には,やはりかないません
私の場合、高校への通学時間が仮に片道20分だったら,往復を考えれば毎日120分という時間を作れたのです。
第一志望の大学に数点足りなくて不合格となったのもその頃です。
もし自宅から片道20分のところに高校があって,毎日少しでも勉強に最適な環境で過ごせていたら未来は違ったかもしれませんね(もちろん,大切な仲間に出会えた現在の進路には満足していますよ!)。

時間の有効活用という観点から,「職場と自宅は近ければ近いほど良い」。
通勤・通学時間が短い場所に住みたいと思います。

気になる高家賃だが,移動1時間=1500円で削減可能

冒頭で全国の勤労者の理想の通勤時間は片道30分程度が最も多いと紹介しました。
そして前項で「職場と自宅は近ければ近いほど良い」と結論づけました。

しかし,職場の隣に住めるわけではありませんし,多少の時間を犠牲にしてでもプライバシーが確保は必要です。
そこで私がめざしているのは,職場まで片道20分以内の場所。
始業30分前に出れば少し余裕を持って到着できるくらいの自宅。

私の会社は東京23区内の最寄駅で列車を降りてから7分程度かかります。
そのため希望する「通勤時間片道20分」を達成するには,乗車時間+徒歩で13分ほどの場所から探さなくてはなりません。
そうなると数駅圏内に駅近の物件を借りて住むしかなさそうです。

その付近の家賃相場は現住地と比べて毎月2万円ほど高いのですが,往復で40分を節約できれば,月に800分=(13.33時間)。

削減できる移動時間13.33時間を家賃上昇2万円で買ったと考えると,1時間の単価は1500円
あくまで通勤だけの時間短縮で,休日の外出も移動が減ることを考えると,「1500円で1時間を買う」のは良い買い物なのではないでしょうか?

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