固定費が変化したときは投資資金を見直す

私の投資戦略
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引越を控えたなまずんです。

過去記事に記載の通り,私が現在住んでいる物件は親戚の所有物件です。2018年12月をめどに退去を迫られています。
参考 「ワケあり」の格安物件から退去を迫られる

固定費が変化するときは投資資金と生活防衛資金の状況を見直す機会です。投資に回す資金と投資に回さない資金(生活防衛資金)を簡単に振り返り,再検討したいと思います。

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30歳までの投資方針を考える

20代後半の私の投資方針の振り返りポイントとして以下3点を検討します。

  1. 現在の年間の余剰資金と投資額
  2. 生活防衛資金の確保
  3. 以上を踏まえた,30歳までの投資方針

1,2は投資に当たっては資産運用だけでなく,基盤となる生活の確保も重要という観点です。

投資の鉄則は,「投資は余剰資金で」。私もこの考えに賛同で,使う時期がわかっている資金(=余剰資金でないもの)をリスク資産で持つのは危険だと考えています。

資産価格の暴落時に売らざるを得ない状況に追い込まれては本末転倒です。長期的に見れば右肩上がりの成長を見込める分散投資も,ある時点では相場の上下を受けて大きく変動しています。急遽収入が途絶えたときの生活防衛資金も同様です。暴落に巻き込まれる可能性のある資産で持つのは適しているとは言えません。

3は現時点で,ある程度収支が見通せる期間として,30歳を節目にしました。30代は家族構成や仕事の状況を踏まえた見直しが必要でしょう。

現在の年間余剰資金と,余剰資金を投資に回す割合

現在の資産状況は無リスク資産(=普通預金)とリスク資産がおよそ半々の状況です。2017年11月からインデックス投資を始め,リスク資産の割合が増えてきました。このペースだと,今後もリスク資産の割合が増えていく模様です。

参考 2018年8月末の資産状況/インデックス投資9か月目

2018年(社会人3年目)は手取り収入の約35~45%が貯蓄となり,そのうちの70~80%ほどが投資に回る見込みです。つまり,手取り収入の約25~30%を投資しています。

2016年,2017年は手取り収入に占める貯蓄率は40~50%でした(投資へ回すお金は10~20%程度)。固定費である家賃が低水準になのが貯蓄率の高さにつながったと分析しています。

生活防衛資金の確保

現在は投資と現預金をともに増やす段階にあります。現状としては,約1年間分の生活費相当の金額を普通預金で確保できています(=生活防衛資金)。

これまでは安全策として約2年間分をめざしていましたが,9月12日に参加したつみっプで生活防衛資金の確保が話題となり,その議論を受けて現時点では2年にこだわる必要はないように感じています。今の私としては1年ほどで十分ではないかしら。
参考 質疑応答詳細「つみたてNISA Meetup(つみっプ)Rookies」(9月12日開催)

生活防衛資金の「2年」という数字には

  • 安心感
  • 失職→再就職の際にしっかり就職先を見極める時間が必要

という2つの根拠があるようです。

この2つは人によって状況が大きく異なります。私にとって特に大きいのは薬剤師免許を持っている点。仮に現在の勤務先で働けなくなっても,少なくとも30歳くらいまでは薬剤師としての再就職は比較的スムーズにできそうです。待遇も世間的には良い水準ですから,再就職時には他の仕事を探りつつ,並行して免許を使った仕事も検討すればよいという安心感もあります。大量の生活防衛資金は現状の私には必須とは言えないかもしれません。

以上を踏まえた,30歳までの投資方針

引越によって家賃負担は大幅に増える見込みです。現在の支出水準を考えると,家賃が増えた後の2019年の貯蓄率は手取り収入の30%程度になりそうです。

これまでと同じ投資ペースですと,新たな貯蓄の90~100%を投資に回すことになります。これまで普通預金の貯蓄に回っていた金額が,ぴったり家賃として出ていくようなイメージですね。ちょっと高すぎるかも……?

ただ,生活防衛資金に手を付けるわけではなく,免許の後ろ盾がある私としてはすでに安心できる水準の生活防衛資金を確保できています。時間の強い味方がある20代のうちはなるべくリスク資産にお金を振り向けたいと考えているので,現時点では手取り収入の25~30%を投資に回す現状を維持する方向になるかと考えています。

次に投資に回す総額を再検討するのは以下の場合になりそうです。

  • 支出状況が変わった場合
    →予想以上の家賃負担やライフイベント
  • 収入に影響が出る場合
    →失職など
  • 生活防衛資金の増額が必要な場合
    →免許を使った再就職がやや難しくなるかもしれない30歳

その時々の状況に応じて,無理のない投資を心がけたいと思います。

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