断捨離に自信があったはずなのに,モノを捨てられない私へ

雑記

なまずんです。

11月17日に引越を控え,持っていくものとそうでないものの仕分けが佳境に入りました。人生で5回以上引越してきた私が考えるに,引越で一番大変なのは荷造り段階です。新天地での要不要を考えながら,持っていくものとそうでないものを仕分けします。

今回,この仕分けに過去最大に苦労しています。ミニマリストではありませんが,モノを捨てることに関して,これまではそれほど難しく感じなかったのに。

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モノを捨てられない心理は

心理学者ダニエル・カーネマンが『ファスト&スロー』で研究結果を執筆したとおり,行動心理学的には,一度入手したモノを手放す心理は,もともと持っていないままよりも負荷が大きいです。

なまずん
なまずん

まずは,モノを捨てられない心理について知りたいと思います。

「物 捨てられない」などでウェブ検索すると,モノを捨てられない人の心理分析を行っている個人ウェブサイトが数多くヒットします。

例えば,「節約を楽しむシンプルライフ」を運営する吉髙弘明氏はウェブサイトで以下の5つがモノを捨てられない心理と分析しています。

  1. 勿体ないから捨てられない
  2. 物を大事にしないといけない
  3. もしかして使うかもしれない
  4. 貰い物が捨てられない
  5. 思い出の品物たち

物を捨てられない心理5つと捨てるコツより

学術的見地から研究した論文は多少はあるようですが,CiNiiで検索した範囲では少数者へのインタビュー以外にヒットしませんでした。今回のテーマに直結しませんが,「モノを擬人化し,感情移入することで捨てにくくなる」などの分析もありました。学術研究も内容的には吉髙氏の主張と大きな齟齬はないようでした(論文では「小中学生時代の教科書が捨てられない大学生」なども登場し,わかる気持ち半分,わからない気持ち半分でした)。

いずれも納得の心理ですが,今回,あまりうまく仕分けが進まない背景として,このうち1~3については私には該当しなそうです。4,5に原因があるのではと感じました。

友人には断捨離が得意で定評のある私

なまずん
なまずん

翻って過去の話になります。リアルの友人たちの間では私は伝説的な断捨離人間でした。

その最たるや,2014年の11月。当時の私は薬学部5年生。薬学部5年生は約半年間,病院・薬局での現場実習があります。都内で一人暮らししながらの実習は大変なため,2014年4月~11月は北関東の実家に引き上げ,実家周辺で実習していました(帰省したというわけです)。

いざ東京に戻ってくる際,新たな家として選んだのが友人の実家(今度は「寄生」)。実家とはいえ,両親は海外在住で私の友人が1人で暮らしている状態のところに同居するという,今流行りのシェアハウスみたいなものです。

ただ,その家に住むには重大な問題が……。

  • なぜか400L級冷蔵庫が2台ある
  • 机と椅子が所狭しと積んであり,リビングがまるで廊下
  • 玄関に巨大な下駄箱が置いてあり,外に出るためにはカニ歩き
  • 鍋や食器が15人分くらいある

その他,棚を開ければ20世紀のマヨネーズが出てきたり,布団を叩けば煙幕を張れたりといった状況でした。掃除すること1週間。他の友人とも冷蔵庫など家具・家電を除いて100kgのゴミを捨てました。友人に「廊下がリビングになった」と言わしめたほどです。

それ以来,友人は人を家に連れて来られるようになりました(そして友人に恋人ができ,追い出されたのは後日談)。

私自身のモノも引越すたびになくなっていき,2010年以来持ち続けているものは,アイロン,姿見,自転車,おたまとフライ返し,衣装ケースと数本のハンガーだけです。

電子レンジ,洗濯機,掃除機などはあげてしまい,ベッドを含め大半のモノは捨てたかあげたか。8年でほぼ全てのモノが入れ替わるなど,さまざまなモノを失ってきました。

捨てられないモノを分析してみると

それなのに,今回の引越ではモノがあまり捨てられないのはなぜでしょう。私が「捨てにくい」と感じたモノは以下のように分類できました。

  • プレゼントでのもらいもの
    例:色紙,ぬいぐるみなど
  • 自分で選び,自分のお金で買ったもの
    例:家具・家電など
  • 過去の思い出を象徴するもの
    例:旅行のお土産,記念品など

まとめれば,輝いていた過去を連想させるモノですね。冒頭の吉髙氏の分析によれば,下の2つ,「貰い物が捨てられない」「思い出の品物たち」に該当しそうです。

過去の幸せと直結したモノを自らの手で葬るのは負担が大きいはずです。今後の生活での必要性だけで判断が難しいモノは,捨てるのが難しいことがわかりました。

気持ちを切り替える方法

基本的に思い出は積み上がる一方です。比例して捨てられないモノも増えていくでしょう。だからといって,全てのモノを引越先に持っていくことはできません。新しい生活が必要性の薄い過去で埋め尽くされてしまうのは,それはそれでもったいないことです。

なまずん
なまずん

では,もらいものや思い出の品はどう処分したらよいでしょうか?

私は以下で対処することを勧めます。

  • 使えるものは,使ってくれる知人にあげる
  • 価値あるものは,オークションやメルカリなどで売る
  • 写真に残して,現物は捨てる
  • どうしても困ったら,決断を先送りして実家に送る

有効活用してもらえる人がいるならば,モノにとってより幸せであるよう,知人や第三者に受け渡す方法があります。

また,写真で残せるものはデータ化して,いつでも見返せるようにして,現物は処分するという手もあるでしょう。

実家に送るのは最終手段ですね。あまり使いたくない手ですし,根本的解決はできないワザです。ただ,捨てるのはどうしても忍びなく,第三者にも渡せないものはあるでしょう。決断の先送りとして,思い出のかたまりでもある実家に眠らせておくのは悪くないと思います。

以上,引越の仕分けをしながら私の思考も仕分けした本日の記事でした。

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