「貯蓄から投資へ」時代の貯蓄戦略

銀行預金

今日のテーマは「貯蓄戦略」。

今,貯蓄をしている人も,これからしようと思っている人も,一旦立ち止まって考えてみましょう。

その貯蓄の目的は何ですか? 

20代,30代の皆さん,目的のない(=いざというときのための)貯蓄と戦略のない老後資金への貯蓄はもうやめませんか?

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なぜ,「貯蓄から投資へ」?

日本は今,投資環境が改善し,「貯蓄から投資へ」と言われる時代となりました。

その理由は「預金金利より,政府のインフレ目標が高いから」

今,皆さんが預けている普通預金・定期預金の金利は何%ですか?

ある都市銀行は普通預金0.001%,定期預金は0.01%だそうです。1000万円預けていても,利息は普通預金で年間100円,定期預金で年間1000円。

一方で,政府・日銀のインフレ目標は2%です。この目標は達成できていませんが,もし毎年2%の物価上昇が起こるとどうなるでしょうか?

実は,約36年で物価が2倍になるんです(この計算は「72の法則」で簡単に求められます。本筋ではないので割愛しますが,興味のある方はググってください)。

20代~30代の人が老後をスタートするのが30~40年後であることを考えると,今年の貯金は老後,約2分の1に目減りしていることになります。

※ちなみに,30年前までは定期預金で年利2~7%,普通預金でも年によっては3%近い高金利と貯蓄で物価上昇以上の資産形成ができました(杉並区のデータ)

投資環境は2000年以降,大きく改善

貯蓄は資産の目減りのリスクがある時代。投資環境に目を向けると,改善が進んでいます。

  • 2000年前後から手数料の安いネット証券が台頭
  • 2014年には運用益非課税のNISAが登場
  • 2017年にはさらに節税効果の高いiDeCoが開始

NISAやiDeCoは国策です。「無駄遣いを減らし,貯蓄に励む」時代は終わり,国を挙げて「貯蓄から投資へ」の時代の幕開けとなりました(なおiDeCoには定期預金もあるので,リスク資産への投資をしなくても節税の恩恵を受けることができます)。

運用のメリットを享受し,堅実かつ夢のある資産管理を進めるにはどうすればよいでしょうか

「目的のない貯蓄」の分を少し投資に回せばよい

電球

photo credit: Takeshi Kawai moving light via photopin (license)

その答えは,「なんとなく」貯蓄の一部を長期投資に向けることだと私は考えています。たとえ月に1万円からでも,1000円からでも構いません。また,老後資金も30年以上の長期投資であれば元本割れはごく低確率(約0.6%,『ウォール街のランダム・ウォーカー』より)であり,引き出すタイミングを分散することでさらに元本割れの確率を下げることができます。

結婚や子供の有無など生活環境にもよりますが,定収入のある人であれば目的のない貯蓄は生活費の6か月分を準備していれば十分だと言われます(私は3か月分程度でよいと考えていますが……)。

※もちろん,家や車の購入資金や転職予定など,目的のある貯蓄は別です!

急に数百万円も必要になることなど通常は起こり得ませんし,たとえ出費の予定があったとしても,投資信託であれば1週間程度で必要な分だけ現金化できます。

投資を始めるには,貯蓄を見直す

貯蓄していた分の一部を,少額でも長期投資に回していく

せっかく稼いだお金ですから,有効に”活用”して,未来のために増やしていきましょう。

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