初めての確定申告の流れ――仮想通貨取引で得た雑所得の申告方法

税制一般・確定申告

確定申告の締切があと10日に迫りました! 締切は3月15日です!

私は今回,初めての確定申告に挑戦しました。平日に税務署に行くことは難しい&面倒なので,週末にWebで申告書類を作成し,税務署の時間外収受箱へ投函してきました。

確定申告をする前は,「Webでも提出できると聞いたけれど,Webで書類を作って税務署に提出する方法もあるらしい……。できるだけWebで済ませたいけど,どうすればいいんだろう?」と疑問に思っていました。

わからないことも多く,同じところに引っかかる人もいるのではないかと思います。
特に戸惑ったのは,Web上で提出までするにはICカードリーダライタが必要だったことと,開始届出書の提出(利用者識別番号の取得)のプロセスでした。
来年以降の自分用メモも兼ねて,Webで申告書を作成する流れをまとめました。

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今回は,普通のサラリーマンが仮想通貨取引で収益を上げた場合の例

他の事例で納税する場合にも共通する部分がほとんどですが,今回の事例は普通の給与所得者が仮想通貨取引で20万円を超える収益を挙げた場合を想定しています。

2017年1月~12月で,

  • 給与所得がある(2000万円未満)
  • 仮想通貨取引で20万円を超える雑所得を得た
  • 会社にて年末調整を実施済み
  • 不動産所得や事業所得などは一切なし。給与所得と雑所得のみ

「ふるさと納税」や「医療費控除」を活用している場合については付記する形で方法を記載しています。

e-Tax(電子申告)を利用した確定申告で準備すべきもの

まず,準備すべきものは以下の3つです。
【準備すべきもの】
・パソコン(モバイル端末だと機能制限があります)
・源泉徴収票の原本
・雑所得の金額
・時間(最初は2~3時間程度)

また,医療費控除やふるさと納税(寄付金控除)がある場合,その証明書類も必要です。
【該当する場合,必要なもの】
・控除がある場合の証明書類(領収書等)

パソコンで作成後,申告書を税務署に郵送・持参するか,Webのみで提出を完了させるかを選ぶことができます。それぞれ必要なものは違います。
【税務署に郵送・持参して提出の場合】
・印章
・封筒
・印刷環境(コンビニ等でOK)

【Webで提出するために必要なもの】
・マイナンバーカード
・ICカードリーダライタ(3,000円程度で買えます)
マイナンバーカードを読み取る際にICカードリーダライタが必要です。マイナンバーカードに対応しているものを用意しましょう。
Web上ではSONYのPaSoRiシリーズの「PaSoRi RC-S380」がおすすめされていました。毎年確定申告をする状況になれば,私もこちらの導入を検討しようと思います。

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初めて確定申告を行う場合の流れ 登録→提出まで

ここからは初めて確定申告を行った私の具体的手順を説明します。
国税電子申告・納税システムにアクセスすると左下にこのような欄があります。
今回はこの流れで申請していきます。

確定申告の流れ

1)利用環境の確認
Microsoft Internet Explorer 11しか使えません!
私はGoogle Chromeで挑戦してみてできましたが,保証はできません(笑)。
なお,Web提出の場合はIEでないと弾かれてしまうようです。

2)電子証明書の取得
Webで提出する際に必要な過程です。持参・郵送の場合は特に必要ありません。
なお,マイナンバーカードは電子証明書情報が組み込まれているので,電子証明書=マイナンバーカードという理解でよいと思います。

3)開始届出書の提出
目的:利用者識別番号の発行
私は一度ここでつまづきました(笑)。「開始届出書を提出する」を選択しましょう。
するとこんな画面に飛びます。開始届出書の申請

手順①~④の指示に従って進みます。①,②,④には目を通しておきましょう。③でルート証明書・中間証明書のインストールが必要であることがポイントです。
・インストール方法↓

http://www.e-tax.nta.go.jp/manual/install_tejun.pdf

続いて手順⑤で届出書を選択します。電子申告が初めての場合は開始届出(初めての方)→個人を選択。

開始届出は個人

「次へ」をクリックして,個人情報などを入力します。途中で暗証番号設定も行います。

開始届出のページ

途中で屋号を聞かれますが,個人の場合は空欄でOKです。また,途中で聞かれる整理番号も不要。 職業は,「会社員」と入力しました。

最後まで進むと利用者識別番号が表示されます。スクリーンショットかメモを取りましょう。来年以降も使うことになるので,大切に保管。

利用者識別番号の取得

ここまでが書類作成の前段階です。お疲れ様でした。次から,いよいよ書類作成です!

書類作成の流れ

ここまでお疲れ様でした。でも,ここからが本番です!(笑)

「確定申告書等作成コーナー」に進みましょう!

確定申告書等作成コーナー

なぜかここからは(後述の書面提出の場合に限り)Google Chromeも動作確認しているらしい……。

早速,作成開始!

作成開始

その後,e-Taxか書面提出を選ぶことができます。今回,私は税務署への郵送・持参で提出するので,「書面提出」を選びました。(ICカードリーダライタを持っていて,Webで提出したい人はe-Taxを選びましょう)。

書面提出を選ぶ

今回は所得税の申告なので,所得税コーナーへ。

所得税コーナーへ

仮想通貨だけの場合は真ん中の赤いものを選びます。

左記以外の所得のある方を選ぶ

明記されていませんが,雑所得も「左記以外の所得」です。仮想通貨の売買益は雑所得に分類されます。

申告書の提出方法を再度聞かれます。「確定申告書等を印刷して税務署に提出する」を選択。

確定申告書等を印刷して税務署に提出する。を選択

一番下の「申告書の様式をイメージした入力画面で申告書を作成する」もチェックを入れておくほうが次からの入力がしやすいです。私はチェックを入れないで進みましたが,記事作成の過程で見直して気付きました。

チェックを入れた場合,関係ない項目を少し削って表示することができます。

  • 給与=「給与」(カ)を選び,源泉徴収票の内容を記入
  • 仮想通貨の売買益=「雑」の「その他」(ク)から入力
  • 年末調整されている社会保険料控除などは自動で入力されるため,ある場合は寄付金控除(16)や医療費控除(11)を入力
    「ふるさと納税」は寄附時にワンストップ特例制度を手続きしていても,確定申告をしてしまうと無効になってしまいます。確定申告をする場合は必ずここで入力しましょう。

「雑」の「その他」(ク)の入力部分については,入力方法は取引所ごとに入力しなければならないわけではなく,一括で記入も可能なようです。

仮想通貨にかかる税金の確定申告のやり方超まとめ!
こんにちは、丸の内OLの玲奈(@reinabb3)です!(•̤̀ᵕ•̤́๑) 昨日、国税庁から仮想通貨にかかる税金についての解説が出ましたね!

なお,「収入金額」「必要経費」と欄が分かれていますが,売買益のみを収入金額に記入するのでも問題ありません。私は国内取引所しか使っていないので,会社ごとに売買益を入力しました。

ページを進むと,自動計算により納税額が表示されます。税負担ってやはり重いですね……。

その後,住所や氏名,マイナンバーなどを入力します。自宅やコンビニ等のプリンターで印刷しましょう。

数か所の記入・押印の上提出する

印刷後に行うべきことは以下です。

  • 1枚め(第一表)に押印
  • 2枚め(第二表)の下部右下,住民税の徴収方法を選択。「給与から天引き」「自分で納付」の2つがあります。確定申告をしたことを会社にバレたくない場合は「自分で納付」の左の空欄に○をつけましょう。
    ※自分で納付する場合,後日,納付書が送付されてきます。今回の申告を元に税額が決まるので,ここで○をつける以外の手続きはありません。
  • 源泉徴収票(原本)とマイナンバーカード等(コピー)の貼付
  • 加えて,納付方法を「振替納税」にした場合は「納付書送付依頼書」も添付されます。氏名(自著・中段)・押印(右上に1か所,氏名の右に銀行お届け印1か所)
    ※税金の支払方法は現金,クレジットカード,インターネットでの電子納税,銀行振替納税の4つがあります。

その後,提出は「郵送」「税務署の開庁時間内に提出」「税務署の開庁時間外に時間外収受箱へ投函」の3つです。私は近所に税務署があるので,時間外収受箱に投函してきました。時間外収受箱は目立つところにありました(笑)

当然ながら,ルール通りの納税を

冒頭にも書きましたが,初めての確定申告で戸惑ったのは,Web上で提出までするにはICカードリーダライタが必要だったことと,開始届出書の提出(利用者識別番号の取得)のプロセスでした。この部分を重点的に解説しています。
また,全体的にウェブサイトがわかりにくく(笑),徐々に改善されることを願っています。

なにはともあれ,納税はルール通りきちんとしなければなりません。申告漏れはバレないように思われがちですが,万が一発覚した場合には犯罪となります。

今回は確定申告の方法について,良い勉強になりました。なお,内容には最新の注意を払っていますが,修正すべき部分がございましたらご一報ください。

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