【2024年10月】日本債券インデックスファンドのリターン比較とおすすめ【リターン・信託報酬・実質コスト・純資産総額の一覧】

240113 日本債券インデックスファンド比較 証券会社・運用会社
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この記事は主要なインデックスファンドのリターンを比較するシリーズの「日本債券」編です。NISAの成長投資枠対象の商品を取り扱っています。
【2024年10月】最新ファンド比較記事一覧
当ブログではNISAつみたて投資枠対象のインデックスファンドとアクティブファンドのリターン・信託報酬・実質コスト・純資産総額などを一挙に比較しています。 最新情報を毎月更新。 「本...

インデックスファンドのリターンは、「配当込み指数の動き」と「運用のコスト・誤差」によって決まります。同種のインデックスファンドであれば指数の動きは同じですので、運用のコストや誤差がなるべく小さいファンドが投資家にとって優れた商品ということになります。

そこで、この記事では、基準価額の推移をもとにこれまでの運用状況を比較しています。

最終的な損益を分析することで、見えないコスト面も含んだファンドの総合的な実力を知ることができます。

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日本債券インデックスファンドのリターンとスペック

この記事では、日本債券(国内債券)の代表的な指数であるNOMURA-BPI(bond performance index)総合指数に連動するインデックスファンドを比較しました。NOMURA-BPI総合指数は、野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティング社が算出する公募固定利付債券の流通市場全体を表すための投資収益指数です。

セクター(国債、地方債、政府保証債、事業債……など)、残存年数、事業債の場合は業種や格付などによって組入基準が設けられています(2023年3月時点)。

債券は残存年数があることなど、債券は株式とは根本的に異なる仕組みの商品ですので、株式指数でよくある単純な時価総額加重平均とは異なった指数になっています。

NOMURA-BPI総合指数に連動するインデックスファンドは以下のとおりです。

なお、信託報酬は税抜、純資産総額の単位は百万円。ファンドは、①信託報酬率が安い、②運用期間が長い(設定日が古い)順に並べています。また、緑色の欄は「前月末までの◯年間の総リターン」を示し、黄色の欄は過去5年における1年ごとのリターンを示しています。

名称 信託
報酬
実質
コスト
純資産
総額
前月までの長期リターン 過去5年における1年ごとのリターン 決算日 設定日 備考
過去
1年
過去
3年
過去
5年
過去
10年
過去
15年
過去
1年
1~2
年前
2~3
年前
3~4
年前
4~5
年前
<購入・換金手数料なし>
ニッセイ国内債券
0.120% 0.133% 7,432 -0.95% -6.79% -8.93% -0.95% -2.34% -3.64% -0.25% -2.06% 2023/11/20 2015/01/29
eMAXIS Slim
国内債券
0.120% 0.135% 23,745 -0.92% -6.72% -8.65% -0.92% -2.33% -3.62% -0.15% -1.92% 2024/04/25 2017/02/27
Smart-i
国内債券
0.120% 0.139% 16,085 -0.95% -6.81% -8.80% -0.95% -2.40% -3.61% -0.19% -1.95% 2024/06/25 2017/08/29
たわらノーロード
国内債券
0.140% 0.155% 23,700 -0.97% -6.89% -8.88% -0.97% -2.42% -3.65% -0.25% -1.90% 2023/10/12 2015/12/18
iFree
日本債券
0.220% 0.137% 3,383 -0.94% -6.85% -8.82% -0.94% -2.46% -3.60% -0.21% -1.91% 2023/11/30 2016/09/08
三菱UFJ
国内債券
0.350% 0.388% 2,096 -1.97% -10.43% -14.74% -12.79% -10.20% -1.97% -3.81% -5.01% -1.59% -3.28% 2024/07/26 2009/02/02 分配金を出すタイプ、実質コストは概算
日本債券
インデックスe
0.370% 0.411% 1,111 -1.23% -7.67% -10.09% -2.92% -1.23% -2.71% -3.92% -0.45% -2.18% 2024/01/22 2010/04/06
SMT
国内債券
0.370% 0.410% 21,508 -1.15% -7.50% -9.89% -2.55% 6.28% -1.15% -2.66% -3.87% -0.44% -2.16% 2024/05/10 2008/01/09 信託報酬は概算
eMAXIS
国内債券
0.400% 0.443% 7,658 -1.22% -7.58% -10.04% -2.90% -1.22% -2.63% -3.91% -0.45% -2.23% 2024/01/26 2009/10/28
野村インデックスファンド
国内債券(1年決算型)
0.400% 0.442% 2,999 -1.17% -7.56% -10.00% -2.82% -1.17% -2.66% -3.90% -0.47% -2.19% 2023/09/06 2010/11/26
日興・インデックスファンド
日本債券(1年決算型)
0.290% 0.499% 7,419 -1.26% -7.76% -10.44% -4.05% 3.74% -1.26% -2.78% -3.91% -0.62% -2.30% 2023/10/26 2001/10/17
三井住友TAM
日本債券
0.500% 0.548% 976 -1.31% -7.91% -10.53% -3.87% 4.29% -1.31% -2.79% -4.01% -0.56% -2.29% 2024/01/22 2001/01/23

直近1年間のリターン(緑色の欄の一番左)では、2024年1月以来、「eMAXIS Slim国内債券」が9回、「iFree日本債券」が2回、「Smart-i 国内債券」が1回トップを取っています。

「<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券」「eMAXIS Slim国内債券」「Smart-i国内債券」の3ファンドが信託報酬では最安です。

信託報酬が相対的に低いファンドは運用成績が良い傾向が見られます。

債券ファンドも信託報酬が安いものを選ぼう

株式インデックスファンドの選び方の王道は、信託報酬が安いものを選ぶことです。インデックスファンドは基本的にはどれでもリターンは同じであり、運用コストが安いほど運用実績が高くなることが期待できます。

運用コストに信託報酬が与える影響は大きく、それは債券ファンドでも同様です。国内債券でも信託報酬が安いほど実質コストが安く、リターンは高くなる傾向が見られました。

株式インデックスファンドと同様に、債券ファンドでも信託報酬が安い商品を選びましょう!

◆全世界株式や米国株式など、その他の指数に連動するファンドの比較はこちらから!

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