2023年12月15日、三井住友トラスト・アセットマネジメントが「SMTAM インド株式インデックス・オープン」を運用開始しました。
信託報酬は税抜0.28%と、インド株式では圧倒的な安さです。
連動する指数はNifty50インデックスで、インド国立証券取引所に上場している企業のうち、さまざまなセクターから優良企業を選定して構成されています。指数の性格としては構成比率は浮動株調整済時価総額加重平均で、いわゆる時価総額加重平均型の指数です。
信託報酬はインド株式で最安!
前述の通り、設定日は2023年12月15日。概要は次のとおりです。
名称 | SMTAMインド株式インデックス・オープン |
連動指数 | Nifty50指数(配当込み、円換算ベース) |
購入時手数料 | 上限税抜3.0%(販売会社による) |
換金時手数料 信託財産留保額 |
0円 |
信託報酬 | 税抜年率0.28% |
その他費用 | 有価証券の売買・保管費用、信託事務に係る諸費用、監査費用など。 |
2024年からのNISAでは成長投資枠の対象商品です。
後に述べるように信託報酬最安で設定されたのですが、現在のところ購入できる運用会社はauカブコム証券1社で、しかも12月22日からです。
なので設定から1週間は、存在はするけど購入できないという不思議な状態が続きます。
設定日の段階に至っても販売会社が未定というのはX(Twitter)で相互フォローのスノーボールさんが教えてくれました。
SMTAMインド株式インデックス・オープンは、設定日時点では販売会社が未定のままで、まったく購入できないということでした。
とりあえず、設定だけはしておいたという状態みたいです、、、https://t.co/hnuVIczn78— スノーボール@長期分散投資 (@snowball0317) December 14, 2023
三井住友トラストは旧i-SMTシリーズからブランド変更&新規設定した「My SMT」シリーズの開始の際も設定すると言ったファンドを取り下げたり、設定されたファンドもしばらく販売会社が決まらず宙ぶらりんの状態が続いたりもしました。
上記の記事では私も全体的に困惑しています(笑)。ほかの運用会社のインデックスファンドでは私の知る範囲では聞いたことがなく、対応は少し心配でもありますね……。
類似ファンドより低コスト
NISA成長投資枠対象のインド株インデックスファンドは3本あります。主なスペックを一覧表にして比較してみました。
名称 | 連動指数 | 信託報酬 (税抜) |
純資産総額 (百万円) |
設定日 |
SMTAM インド株式・オープン |
Nifty50指数 | 0.280% | 20 | 2023/12/15 |
iFreeNEXT インド株 |
Nifty50指数 | 0.430% | 51,861 | 2023/03/13 |
SBI・iシェアーズ インド株式(サクッとインド株式) |
S&P BSE SENSEX指数 | 0.458% | 15,076 | 2023/09/22 |
過去の記事ではSBI・iシェアーズが最安と紹介しましたが、その直後にiFreeNEXTが信託報酬の引き下げを発表し、現時点では上記のような信託報酬となっています。
連動する指数はSBI・iシェアーズのみ異なりますが、この記事で紹介したように大差はないと言えそうです。
何にせよ業界最安で登場したこのインド株インデックスファンド。新たな選択肢が増えたことは歓迎すべきことだと思います! まずは取扱販売会社が増えることが待ち望まれますね。
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