信託報酬最安のインド株インデックスファンド「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」が新規設定

230824信託報酬最安のインド株インデックスファンド「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」が新規設定 証券会社・運用会社
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2023年8月22日、SBIアセットマネジメントがインド株のインデックスファンド「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」を設定するとの発表がなされました(プレスリリース)。

信託報酬は税込で年率0.4638%程度。これまで最安だったのは「iFreeNEXT インド株インデックス」(0.781%)でしたので、かなり信託報酬が下がりましたね。

アクティブファンドでは最近、iTrustインド株式がつみたてNISA対象ファンドになりましたが、これは信託報酬が年率0.9828%とさらに高いものでした。

2023年3月に設定されたiFreeNEXTもすでに286億円を集めるなど人気ですので、インド株の比重を上げたい人は多いのだと思います。今回の新規設定で、有力な選択肢が新たに1つ加わったことになります。

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運用会社の取り分がほとんどない驚きの低コスト

設定日は9月22日で、他の「SBI・iシェアーズ」シリーズと同様に、ブラックロックのETFを購入していくファンドです(図はプレスリリースより)。

SBI・iシェアーズ・インド株

0.1%を切るような超低コストファンドに見慣れてしまった私からは、信託報酬がとても高いように見えてしまうのですが、投資対象である「iシェアーズ・コアS&P BSE SENSEXインディアETF」の経費率は0.40%なので、SBIアセットマネジメントの取り分は税抜0.058%分と非常に少なくなりそうです。

ということで、コスト面ではかなり限界を攻めたのではないでしょうか。

なお、対象指数はS&P BSE SENSEXインデックスで、これはボンベイ証券取引所(BSE)に上場する銘柄のうち、流動性、取引規模、業種などを代表する30銘柄からなる時価総額加重平均指数です。

iFreeNEXTが連動するNifty50指数(インドナショナル証券取引所(NSE)に上場する銘柄のうち50企業)とは異なりますが、過去の値動きは概ね似たような傾向でした(画像は大和アセットマネジメントの資料より)。

主なインド株指数の推移

新興国の株式市場には個人でアクセスするのは困難なので、比較的低コストな商品が出てきたことは選択肢を増やすうえでは良いことだと私は思います。

ちなみに、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」には1.4%程度、「eMAXIS Slim新興国株式」には13%程度、インド株式は含まれています。これらのファンドを買っていればインドにも分散投資はできている状態です。

私としてはとくにインドの割合を増やしたいというわけではないので、これまで通り世界における時価総額比の分、インド株を保有していきたいと思います。

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