i-SMTシリーズが信託報酬引き下げ&「My SMT」シリーズに名称変更

証券会社・運用会社
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2022年3月29日に設定された低コストインデックスファンドシリーズ「My SMT シリーズ」(三井住友トラスト・アセットマネジメント)に関するニュースが入ってきました。

このファンドは設定から1か月近くが経つものの、いまだに「買えない」謎の状態が続いています。

買えるようになったら記事を書こうと思っていましたが、もはやいつになるかわかりません。これまでの流れをこの記事にまとめておきます。

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11本を新規設定と発表された

3月22日のモーニングスターの記事では次の11本が設定される予定であると発表されていました。カッコ内は信託報酬(税抜き)です。

  • My SMT 日経225インデックス(0.140%)
  • My SMT TOPIXインデックス(0.140%)
  • My SMT 国内債券インデックス(0.100%)
  • My SMT J-REITインデックス(0.250%)
  • My SMT S&P500インデックス(0.088%)
  • My SMT ダウ・ジョーンズ・インデックス(0.088%)
  • My SMT グローバル株式インデックス(0.093%)
  • My SMT グローバル債券インデックス(0.140%)
  • My SMT グローバルREITインデックス(0.250%)
  • My SMT 新興国株式インデックス(0.170%)
  • My SMT 新興国債券インデックス(0.220%)

信託報酬はいずれも業界最低水準で、マーカーで強調した国内債券とダウ・ジョーンズは最低を更新する点では期待されていました。

その一方で、「i-SMT」シリーズにラインアップされていた次の4本との重複が指摘されていました。

  • i-SMT 日経225インデックス(0.170%)
  • i-SMT TOPIXインデックス(0.170%)
  • i-SMT グローバル株式インデックス(0.190%)
  • i-SMT 新興国株式インデックス(0.330%)

また、この4つはさらに高コストな「SMT」シリーズも販売されています。3種の信託報酬の異なる同種ファンドができる予定でした。

i-SMTと重複する4本が設定中止

ところが、実際に設定されたのは11本のうちの7本だけでした。

具体的には、「i-SMTシリーズ」と重複する4ファンドが設定中止になっています。

  • My SMT 日経225インデックス(0.140%)
  • My SMT TOPIXインデックス(0.140%)
  • My SMT 国内債券インデックス(0.100%)
  • My SMT J-REITインデックス(0.250%)
  • My SMT S&P500インデックス(0.088%)
  • My SMT ダウ・ジョーンズ・インデックス(0.088%)
  • My SMT グローバル株式インデックス(0.093%)
  • My SMT グローバル債券インデックス(0.140%)
  • My SMT グローバルREITインデックス(0.250%)
  • My SMT 新興国株式インデックス(0.170%)
  • My SMT 新興国債券インデックス(0.220%)

ロイターの記事によれば設定を予定されていたものが中止になっただけのようですね。

i-SMTが何らかの影響を及ぼしたのは間違いないと思います。

設定された7本はいまだに買えない

無事に設定された7本も前述の通りよくわからない状態のままになっています。

純資産総額は0.01億円(=10万円)未満です。つまり買えない状態です。販売会社も発表されていません。

いまだに買えない「My SMTシリーズ」

基準価額が1万円を割り込んだものは0.00億円に、そうでないものは0.01億円になっていますね。笑

ところで、「My SMT S&P500インデックス」は「つみたてNISA」マークがついています。つみたてNISA対象になるのでしょうか。

いまだに買えない「My SMT S&P500インデックス」

金融庁のウェブサイトでは、4月25日時点でも何の発表もないので不可解な表示です。フライング?

金融庁・つみたてNISA対象ファンド・S&P500

いずれにせよ、三井住友トラスト・アセットマネジメントは何をやっているのでしょうか。

「i-SMT」4本が「My SMT」へ

4月25日に三井住友トラスト・アセットマネジメントから続報がありました。

i-SMTシリーズの4本を「My SMTシリーズ」に名称変更し、信託報酬も引き下げるとのこと。

  • My SMT 日経225インデックス(0.140%)
    ↑i-SMT 日経225インデックス(0.170%)
  • My SMT TOPIXインデックス(0.140%)
    ↑i-SMT TOPIXインデックス(0.170%)
  • My SMT 国内債券インデックス(0.100%)
  • My SMT J-REITインデックス(0.250%)
  • My SMT S&P500インデックス(0.088%)
  • My SMT ダウ・ジョーンズ・インデックス(0.088%)
  • My SMT グローバル株式インデックス(0.093%)
    ↑i-SMT グローバル株式インデックス(0.190%)
  • My SMT グローバル債券インデックス(0.140%)
  • My SMT グローバルREITインデックス(0.250%)
  • My SMT 新興国株式インデックス(0.170%)
    ↑i-SMT 新興国株式インデックス(0.330%)
  • My SMT 新興国債券インデックス(0.220%)

信託報酬・名称の変更日は2022年7月21日の予定です。

これにて当初のモーニングスターの記事のとおりになりました。

結果的には「i-SMTシリーズ」の信託報酬を業界最低水準まで引き下げた形になりました。しかし、最初は「i-SMTシリーズ」を見切ろうとした意図があったようにも見えます。そのまま引き下げるよりも印象が悪くなったのは私だけではないと思います。

低コストインデックスファンドが増えるのはよいこと

「i-SMT」シリーズは運用そのものには問題がないファンドでした。新しくなって出発する「My SMT」シリーズにも、さらなる低コスト化と適正な運用を期待したいと思います。

低コストのインデックスファンドシリーズが増えることはよいことです。

業界における競争という観点はもちろんありますし、ユーザーとしても複数のインデックスファンドを使えば課税を繰り延べることができ、長期的には資金効率を高めることもできます。

この方法については近いうちに記事にまとめます。

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