2023年10月25日の日経電子版のニュースで、証券会社でのクレジットカード決済を利用した投信積立の購入上限額が現在の5万円から10万円へと倍増する見込みであることが報道されました。
クレカ決済での投資が定着している実態を踏まえて、資産形成を後押しするために上限の拡大に踏み切るようです。
月10万円になれば積立投資枠をクレカ決済積立だけで埋められる
クレジットカードによる投信積立ができるようになったのは2018年の終わりのことで、最初は楽天証券×楽天カードでの開始でした。
その後、現在までにSBI証券×三井住友カード、マネックス証券×マネックスカード、auカブコム証券×au PAYカード、tsumiki証券×エポスカードといった組み合わせでクレジットカード決済による積み立てが進み、楽天証券では楽天ペイを利用した積み立てもできるようになっています。これらはいずれも毎月の投資金額の上限が5万円となっています。
わが家でも、楽天証券・SBI証券・マネックス証券・auカブコム証券で夫婦で活用していますよ。積立投資はすべてカード決済(と楽天ペイ)経由です。
この「5万円」という上限の背景は私は詳しく知らなかったのですが、冒頭の日経電子版の記事では「金融商品取引法に関する内閣府令で『10万円』が上限と定められている」と解説されていました。一般にはカードでの購入代金が銀行口座から引き落とされるのは翌月以降ですので、2か月分を見込んで上限が5万円に設定されているわけですね。
そこで金融庁の働きかけで、この内閣府令を「1回あたりの積み立ては月10万円が限度」などと変更し、月あたりの上限を引き上げられるようにという動きになっているようです。
ただし、報道によれば内閣府令の改正は2024年のうちにということですので、新NISAが始まった瞬間に月10万円のクレカ決済での積立ができる……というわけではなさそうです。
月に10万円までクレカ決済での積み立てができればこれだけで年間120万円になり、積立投資枠はすべてクレカ決済で埋めることができますね。一括投資できない積立投資枠とは非常に相性の良い制度改正になると思われ、私としては歓迎です。
具体的な動きが早く動くことを期待
記事中では、楽天証券での積立投資の半分がクレカ決済によるものと解説されていて、それだけ普及していることにはビックリです。
ただ正直なところ、「クレジットカード決済で積み立てる」という制度を維持すること自体、その必然性はよくわからないように感じます。
現状では金融庁の後押しもあって成立していますが、カード利用枠の現金化にもつながりますし、万一引き落としの際に口座残高が不足していようものなら個人の信用に影響を及ぼしかねない点もあります。
わが家でも①ポイントがもらえること、②支払いのタイミングを後にずらせることの2点のメリットがあるため重宝して利用していますが、①のメリットは持続的かどうかと言われるとちょっと怪しいですよね。
とはいえ、お得に利用できるものは使いこなしていくしかありません。年間120万円の積み立てに1%のポイント還元があれば1.2万円分です。
当分は引き続き、クレジットカード決済での積立投資のお世話になることになりそうです。ここからの具体的な話が早く動くことを期待して待ちたいと思います。
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