三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の純資産総額が、4月14日に1兆円を初めて突破しました(画像はファンドのページより)。
三菱UFJ国際投信とファンド購入者の皆さま、おめでとうございます!
インデックスファンドでは「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」に続く2本目の1兆円ファンドです。公募投資信託のなかでも4番目の規模になっています。
◆「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は2022年2月に1兆円を突破。
2021年ごろから純資産総額が急伸
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は2018年10月31日に設定されました。純資産総額の推移(青折れ線グラフ)を見てみると、設定直後は爆発的に売れていたわけではなく、2021年ごろから純資産総額が急に伸び始めました。
発売から1年ごとの純資産総額の推移を見てみると、年を追うごとに純資産総額の伸びが加速していることが一目瞭然です。
日付 | 純資産総額 | 前年からの増加 |
2019年10月末 | 83.85億円 | +83.85億円 |
2020年10月末 | 521.85億円 | +438.00億円 |
2021年10月末 | 3224.37億円 | +2702.52億円 |
2022年10月末 | 7391.76億円 | +4167.39億円 |
2021年に基準価額が上がったことも純資産総額を押し上げた一因ですが、基準価額が横ばいの2022年以降も大きく純資産総額を伸ばしていることから、圧倒的に売れていることがわかります。
2020年の初頭→2022年末の約3年間で積立投資が一気に普及して、ネット証券での毎月の積立金額が400億円→2000億円へと5倍増になっています。この新規参入者の多くが「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を選んだのでしょうね。
◆ネット証券経由の積立投資金額はこの3年で5倍!
三菱UFJ国際投信は個人投資家向けの発信を頑張っているだけでなく、YouTuberやブロガーも勧めていたのが大きいと思います。
ライバルファンドのなかでもぶっちぎり
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、ライバルと比較しても純資産総額はぶっちぎりです。純資産総額が500億円を超えている「ステート・ストリート」「楽天」「SBI(雪だるま)」「たわらノーロード」「SBI・V」とともに、設定来の純資産総額の推移を比較してみました。
「楽天・全世界株式」「SBI・全世界株式(雪だるま)」も純資産総額を伸ばしていますが、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は圧倒的です。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」はなんといっても,類似ファンドのなかで信託報酬が最低水準で,運用の実績も十分であることから,この方針と実績を今後も続けてくれることを期待しています!
◆最新のインデックスファンドの運用状況の比較はこちらをどうぞ!
コメント