2023年8月2日、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の純資産総額が2.5兆円を突破しました。
5月はじめに2兆円を突破してからわずか3か月で5000億円も増加。
資金流入だけでなく、株価の上昇の影響もありスピード到達です。
初めて1兆円を超えたのは2022年2月10日だったので、それから1年6か月もかからず2.5倍の規模になりました。。
2.5兆円ファンドが誕生するのは12年ぶり
設定来の基準価額と純資産総額の推移をファンドのページからお借りしました。2022年には基準価額が上がらなかったものの資金流入が増え続けており、最近は基準価額も上がって一気に純資産総額が伸びていますね。
経済メディアのQUICKによると、2.5兆円を超えるファンドは2011年5月末の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」(グロソブ)以来のことだそうです。インデックス型ではQUICKのデータでは2000年以降初めてとのこと。
同記事によれば、グロソブは2008年7月に過去最高の5.7兆円に達したそうです。
このペースだとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)はこれも超えていきそうですね。本当に超低コストインデックスファンドの時代です。
長期投資で積み立てる人が多いため今後も純資産総額は伸びそう
以前の記事でも紹介したように、「eMAXIS Slim」シリーズは販売会社の営業力で人気が集まったタイプの商品ではなく、ネット証券を中心に積み立てで定期購入されていきながら純資産総額を増やしてきという特徴があります。
営業力で売れるタイプの商品は、営業する側が他のファンドを売ったほうが儲かると判断すれば売れ行きが落ち、さらに回転売買のために売られて純資産総額が減っていきます。しかし、「eMAXIS Slim」はそうならないでしょう。
このファンドは「長期投資をする仲間」が積み立てで買っているからですね。それゆえ長期的にも安心して保有できそうです。
今後もますます純資産総額を積み上げていくのを楽しみにしています!
コメント