三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の純資産総額が、1月11日に初めて2兆円を突破しました。
三菱UFJアセットマネジメントとファンド購入者の皆さま、おめでとうございます!
Xで相互フォローのともちゃさんのポストで知りました。
オルカン純資産総額2兆円突破!! おめでとうござeMAXIS Slim!🎉
わが家も0.05億円くらい持ってるので、最後の1桁くらいは動かしてますw https://t.co/q0EAkrQZJa
— なまずん🐟20代からインデックス投資をスタート🐟 (@gameoftheweak) January 12, 2024
後述するように2024年に入ってからあまりにも急に純資産総額が増えたのでびっくり! インデックスファンドでは「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」に続く2番目の規模で、アクティブファンドを含めても3番目の純資産総額のファンドです。
1兆円を超えたのが4月14日で、1.5兆円を超えたのは10月11日。3か月で純資産総額が5000億円増えました。
↑10月のこの記事ではのんきに、「あと半年で2兆円突破か?」なんて書いていたのですが、予想が外れに外れました。
新NISAスタートで一気に2兆円超え
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は2018年10月31日に設定されました。純資産総額の推移(灰色のグラフ)を見てみると、2021年ごろから純資産総額は右肩上がりで伸びてきています。そして直近でもグイっと伸びて2兆円を超えました(画像は三菱UFJアセットマネジメントのページより)。
発売から1年ごとの純資産総額の推移を見てみると、年を追うごとに純資産総額の伸びが加速していることが一目瞭然です。
日付 | 純資産総額 | 前年からの増加 |
2019年10月末 | 83.85億円 | +83.85億円 |
2020年10月末 | 521.85億円 | +438.00億円 |
2021年10月末 | 3224.37億円 | +2702.52億円 |
2022年10月末 | 7391.76億円 | +4167.39億円 |
2023年10月末 | 15006.16億円 | +7614.38億円 |
2023年1月11日 | 20310.43億円 | - |
ちなみに2023年12月末は18205億円でした。つまり、2024年になってから一気に2000億円も純資産総額を伸ばしたということです。
その大半は新規の資金流入と予想されます。そう、新NISAでの買付ですね!私もその1人でした。
新NISAのスタートに合わせて「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を購入設定。つみたて投資枠のほうは毎月自動で買われていきますよ。
成長投資枠240万円のうち237万円は2019年購入分の旧一般NISAの売却でカバー pic.twitter.com/AZqBz5fnj8
— なまずん🐟20代からインデックス投資をスタート🐟 (@gameoftheweak) January 2, 2024
新NISAはこのファンドでいいと私も思う
2024年から始まった新NISA(もう「新」はつけなくてもいいのですが)は、はっきり言ってこの「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を選ぶのが現時点での最適な選択肢だと思います。全世界の株式に広く分散されていて、非常に低コストで運用されており、かつ純資産総額もインデックスファンドで2位と十分すぎる規模になっています。
投資方法はさまざまですが、NISAで投資できる金額は購入額が基準ですので、1800万円の枠を最も有効に使うには、内部で再投資される投資信託を利用するのが効率的です。「楽天・オールカントリー株式」などの他社のファンドでもいいのですが、運用実績が最もあるファンドを選ぶほうが妥当だと思います。
私は毎月インデックスファンドの運用状況をウォッチしていますが、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は非常に優秀です。
他社の同種ファンドより低コストで、その結果リターンが少し高くなっています。
山崎元さんが言っていたように、つみたて投資枠と成長投資枠で購入するファンドを分けるのも合理的ではありません。つみたて投資枠に適した商品があり、それが成長投資枠でも買えるのですから、NISAはこの1本で十分ではないかと私は思います。
コメント