2024年4月16日、auアセットマネジメントが「auAM Nifty50インド株ファンド」(以下、「auAM Nifty50インド株」)の信託報酬率を引き下げることを発表しました(プレスリリース)。
「auAM Nifty50インド株」は2023年8月に設定されたインド株のインデックスファンドで、インドの代表的な企業50社を組み入れる指数のNifty50に連動する投資信託です。
設定から1年も経っていませんが、ちょうど半年前の2023年10月16日にも信託報酬を引き下げた実績(税抜0.49%→0.425%)があり、今回は2回目の信託報酬引き下げです(当時のプレスリリース)。
人気急上昇のインド株で業界最安に!
今回の信託報酬引き下げの概要は表のとおりです(信託報酬はいずれも税抜)。
変更前 | 変更後 | |
---|---|---|
信託報酬率(年率) | 0.425% | 0.270% |
うち委託会社 | 0.225% | 0.150% |
うち販売会社 | 0.180% | 0.100% |
うち受託会社 | 0.020% | 0.020% |
信託報酬は0.425%から0.270%と、一気に0.155ポイントも安くなりました。今回の変更で主要な他社のインド株インデックスファンドと比較しても業界最安になります。
ファンド名 | 信託報酬(税抜) |
auAM Nifty50インド株 | 0.270% |
SMTAM インド株式 | 0.280% |
楽天・インド株Nifty50 | 0.280% |
eMAXIS インド株式 | 0.400% |
iFreeNEXT インド株 | 0.430% |
SBI・iシェアーズ・インド株式 | 0.458% |
このうち、「SBI・iシェアーズ・インド株式」は連動する指数が異なり、S&P BSE SENSEXに対するインデックスファンドです。他の5ファンドはNifty50に連動します。
これらのインド株インデックスファンドは、NISAのつみたて投資枠の対象ではありませんが、成長投資枠では購入でき、かなりの人気を集めています。そんな中で低コスト化が進み、「auAM Nifty50インド株」は2回目の信託報酬引き下げを果たしました。
現在は「auAM Nifty50インド株」は純資産総額約17億円と規模の面でライバルの後塵を拝していますが、この積極策がどう出てくるのかは楽しみです。ただ、運用開始からまだ日が浅いファンドであり、また他ファンドに対してコスト分のリターンが優位に立てるかはまた検証が必要ではないかと思います。
とはいえ、積極的に信託報酬を引き下げたauアセットマネジメントには期待したいと思いっています!
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