2026年2月9日、三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が初めて純資産総額10兆円を突破しました。

おめでとうござeMAXIS Slim!
5兆円を突破したのは2024年12月17日のことですので、約1年3か月で5兆円も純資産総額が増えたことになります。


圧倒的な資金流入で10兆円の大台突破
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が設定されたのは2018年10月ですので、約7年3か月で10兆円に到達しました。
推移をみるとわかるように、1兆円に達するまでに約4年半かかっています。年々、資金流入が増えていき、とくに2024年以降は基準価額の大きな上昇も伴って、純資産総額が急増しました。もはや、単なる人気ファンドという枠を超え、日本の投資信託のインフラになったと言ってもよいでしょう。





純資産総額では「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」に次ぐ2位ですが、資金流入では大きく上回っていることから、そう遠くない未来には「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」がトップになる日が来るかもしれません。
インデックスファンドを対象に、純資産総額トップ10をまとめると以下の通りの順位になっています。
| ファンド名 | 純資産総額(2月9日時点) |
| eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 102,687億円 |
| eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | 100,022億円 |
| SBI・V・S&P500インデックスファンド | 26,331億円 |
| 楽天・全米株式インデックス・ファンド | 23,018億円 |
| eMAXIS Slim先進国株式 | 11,828億円 |
| たわらノーロード先進国株式 | 11,188億円 |
| eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) | 9,985億円 |
| ニッセイ外国株式インデックスファンド<購入・換金手数料なし> | 9,959億円 |
| iFreeNEXT FANG+インデックス | 9,660億円 |
| 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド | 8,973億円 |





上位2つが3位以降と大きな差をつけている状況が続いています。
「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」がここまで伸びた理由
「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の最大の特徴は、 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み・円換算ベース) に連動する運用を行い、 日本を含む世界中の株式市場に1本で投資できることです。先進国だけでなく新興国市場も含むため、世界経済全体の成長を取り込むことができる構造になっています。
このファンドの登場以前は、複数のインデックスファンドを組み合わせて全世界に分散投資していた投資家も多く、私もその1人でした。しかし、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の登場で1本で運用できるようになり、利便性が大きく上がりました。
また、2018年から始まった旧つみたてNISAや、2024年から始まった現行のNISAは、買付金額ベースで非課税投資枠が決められています。これは配当金を全額ファンド内で再投資する仕組みと相性がよく、前述の通り1本で全世界株式への分散投資ができるようになった点もあわせて人気を集めました。
そして何より、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は他社の挑戦にも対抗しながら業界最低水準の運用コストを維持してきたことがあります。現在は信託報酬年率0.0525%(税抜)の超低コストを実現するところまできました。今となっては常識になりましたが、インデックス投資においては運用コストが低ければ低いほど望ましいのは事実です。





これほど短期間で「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」という個人の資産形成に適した手段が普及するとは思っていなかったのですが、一気に市民権を得ましたね。これからは、この投信とともに長く運用を続ける時代になっていくのでしょう!



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