2017年4月からサービスを開始した個人間送金・決済サービス「Kyash」には,家計を助けるポイント還元という大きな魅力があります。それは,「Kyash Card」を作成することで,クレジットカードのポイントに上乗せする形で,1%のKyashポイント還元を得られるところです。
本記事では,Kyash Cardを使うメリットをまとめて理解したい人向けに,ポイント還元の観点からKyash Cardの魅力をまとめます。
Kyash Cardの利点
利用金額の1%をポイント還元+チャージしたカードのポイントも入手
Kyash Cardはクレジットカード感覚で使えるICチップ内蔵のプリペイド式VISAカードです。おもな特徴は次のとおりです。
- ポイント還元が高く,利用額の1%還元(正確には,1回利用金額100円あたり1ポイント)
- チャージしたクレジットカードのポイントの二重取りもできる
- クレジットカードと同じ感覚で使える
- 家計簿アプリ(マネーフォワードやZaimなど)とも連携可能
Kyashのポイント二重取りを図解
100円の商品をKyash Cardで購入したときの「ポイント二重取り」の仕組みを図解します。
左がKyash Cardで購入したときで,右がクレジットカードで購入したときです。比べると,左下の青枠の分だけポイント還元が増加しています。
間にKyash Cardをはさむだけで,ポイント還元が1%増えたことになります。Kyash Cardでの決済利用金額に対して1%のポイント還元があるほか,チャージ元のクレジットカードのポイント還元の対象にもなります。
高還元クレジットカードを利用すれば,使った金額の2%以上が戻ってくることになります。私は1.2%還元のリクルートカードからチャージして使っているので,リクルートカードの1.2%(リクルートポイント)とKyashの1%(Kyashポイントとして還元)で,利用金額の約2.2%が還元されている計算になります。
なお,貯めたKyashポイントはKyash残高に振り替え,購入の際に利用できます。
ポイント還元は2019年9月までは2%でしたが,現在は1%に変更されてしまいました。還元率2%だったときに比べてお得度は下がりますが,それでもKyashを間に挟むだけで1%が追加的に得られるのは大きいので,使うべきだと私は考えています。
2019年10月からは政府の「キャッシュレス・消費者還元事業」が始まりました。利用する店舗によっては5%または2%Kyashポイントの還元が上乗せされます。この場合,キャッシュレス・消費者還元事業のポイント還元はチャージ元のクレジットカードではなく,Kyashに付与されます。
利用時にオートチャージ可能で利便性が高い
Kyash Cardは事前のチャージが必要ありません。普通のプリペイド式VISAカードや,nanacoや楽天Edy,Suicaといった電子マネー,多くのQRコード決済は事前にチャージしてから使う仕組みです。Kyash Cardは紐付けたクレジットカードからの即時オートチャージに対応していまず。
決済時にKyash残高が不足していればそのつどオートチャージされます。定期的に使用していればKyash残高はゼロとなり,紐づけたクレジットカードを利用するのと全く同じ感覚で利用できます。
家計簿アプリ「マネーフォワード」「Zaim」などとも連携可能なところもうれしいです。
申し込みと初回登録以外の手間がかからず,1%の還元を追加で得られるのはコストパフォーマンス的にも非常に優秀です。申し込みも初回登録も1分程度で終えることができます。
Kyashポイントが付与されない場合もある
Kyashポイントはすべての決済で付与されるわけではありません。ポイントが付与されない利用条件については,以下のページで紹介しています。
Kyashの利用で家計の助けに
Kyash Cardはこれまでのプリペイド式VISAカードとは一線を画します。還元率が高く,クレジットカードから自動でKyash不足分をチャージでき,スマホアプリで管理できるためリアルカードの有効期限が切れてもKyash残高はなくなりません。
消費税が10%に上がったいま,Kyashの1%還元は家計の大きな助けになりますね。
◆Kyashに関する記事のまとめ。利用方法や特徴,申し込み方まで。
2019/04/09 記事内容を調整
2019/10/14 記事内容を更新(還元率2%→1%)
2020/04/21 Kyash Cardについて記事を修正
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