なまずんです。
2019年6月3日,人気インデックスファンド「eMAXIS Slim先進国株式インデックス(以下,eMAXIS Slim先進国株式)」を運用する三菱UFJ国際投信が,同ファンドの信託報酬率の引き下げを発表しました。
ニッセイより2日早い6月25日から信託報酬を引き下げ
ニュースの概要です。6月25日から信託報酬を引き下げます。
なまずん
今回の引き下げの背景には,ライバルのニッセイアセットマネジメント「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(以下,ニッセイ外国株式)」があることが確実です。eMAXIS Slim先進国株式はニッセイ外国株式より2日早く信託報酬を引き下げます。
発表はニッセイ外国株式のほうが早く,5月23日に信託報酬の引き下げを発表しました。
ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ6本が信託報酬を引き下げ――外国株式は0.1%を切る新時代に
なまずんです。 なまずん 先進国株式クラスの投資信託の低コスト化を進めるであろう,大きなニュースが飛び込んできました。 2019年5月23日,人気インデックスファンド「<購入・換金...
信託報酬の引き下げ前後比較
税抜で年率0.1090%の信託報酬率を0.0999%に引き下げます。0.0091%の引き下げです(表はプレスリリースより)
純資産総額に応じた信託報酬率の低下も視野に
ニッセイ外国株式に比べたeMAXIS Slim先進国株式の強みはなんと言っても,純資産総額に応じて信託報酬率が低下する仕組みです。前掲の表にあるように,500億円を超えるとその分に応じて信託報酬がさらに「Slim」になっていきます。
5月31日時点で純資産総額は430.88億円です。信託報酬引き下げ競争ではいつも後出しだったeMAXIS Slim先進国株式が信託報酬率単独トップの座につくのも間もなくでしょう。
なまずん
「信託報酬が低いファンドを選ぶ」というインデックスファンド選びの主戦場での勝利が見えてきたのではないかと思います。
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