QQQはナスダック100に連動する値動きの激しいETF

インデックス投資

Twitterのフォロワーさんが999人になったら,QQQ(Invesco QQQ Trust Series 1;インベスコ QQQ 信託シリーズ1)を買うんだ」――そう決めたのはずいぶん前のこと。

なまずん
なまずん

なぜなら,ゴロが良いから(実話)。ちなみにQQQが設定されたのは1999年。

さて,私が関心を持ったきっかけは褒められたものではないものの,QQQは人気のETFです。QQQの分析と確固たる保有への思いを記したいと思います。

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QQQはナスダック100指数に連動する米国籍ETF

QQQはナスダック100指数に連動する値動きをめざす米国籍のETFです。ナスダック100指数は,米国の新興企業向け株式市場NASDAQに上場する企業のうち,非金融銘柄で時価総額上位100銘柄の時価総額を加重平均して算出したものです。

「QQQ」という一度見たら忘れられない可愛らしいティッカーとは裏腹に,IT関連株を多く組み込み,値動きの激しい新興市場の大型株ETFです。激しい値動きは時に多くの投資家を魅了してきました。大きな利益を上げた人もいる一方で,その裏側で涙を飲んだ投資家の存在も想像に難くありません。

組入銘柄:IT関連企業の影響が大きい

ところで,NASDAQには米国内外の3000以上の銘柄が上場しています。そのうちで時価総額の大きな100銘柄ですから,この指数に組み入れられるのはかなりの大企業です。

組み入れの上位10銘柄は以下の通り(2019年7月15日時点,Bloombergより)。

銘柄割合(%)
マイクロソフト(MSFT)11.20
アマゾン・ドット・コム(AMZN)10.42
アップル(AAPL)9.84
フェイスブック(FB)5.23
アルファベット(GOOG)4.23
アルファベット(GOOGL)3.71
シスコシステムズ(CSCO)2.90
インテル(INTC)2.61
コムキャスト(CMCSA)2.36
ペプシコ(PEP)2.18

NASDAQは米国企業以外も上場できる市場ですが,上位は米国企業が独占している状況ですね。そして,ほぼテクノロジー関連企業です(10位のペプシコが異彩を放っています)。

マイクロソフト,アマゾンアップル,アルファベット(グーグル)が上位を占めています。ITに強みを持つ4銃士「GAFA」が指数の4割を占める構造です。指数連動型で100種の銘柄に分散投資するとはいえ,この4社の値動きがかなり大きな影響を及ぼす状況です。

セクターアロケーションを見ても,ITセクターが最大です。次いで,消費財セクターが多くを占めています。Amazonは消費財セクターに含まれるので,実質的にかなりの割合がIT関連企業ですね(画像はQQQ – Invesco QQQから)。

QQQの組入銘柄 セクター別

株価の長期推移:S&P500より明らかに激しい値動き

設定(1999年10月3日)以来の長期推移は以下の通りです(Yahoo Financeより)。

QQQの長期推移

2000年後半のITバブル崩壊,2008~09年のリーマン・ショック時に激しく値を下げました。ITバブルが崩壊した2000年→2002年では約5分の1に値を下げています。その後回復基調だったものの,リーマン・ショックで再び大暴落。2009年の一時期は30ドルを下回る価格で取引されていたため,その頃に購入していれば10年で6倍以上になっています。

米国の代表的な株価指数,S&P500と比較しても上下に大きく振れていることがわかります(赤=QQQ,グレー=S&P500)。

QQQとS&P500の長期推移

QQQは上昇も下落もS&P500より大きいです。S&P500も値動きは小さくありませんが,QQQと比べるとかなり落ち着いているように見えてしまいますね。

1999年の設定来ではS&P500を2倍近く超えるパフォーマンスを上げています。

配当利回り:1%未満

過去1年の配当は以下の通り(単位はドル,1株あたり)

2019/62019/32018/122018/92018/62018/32017/122017/92017/62017/3
0.4160.3240.4210.3300.3780.2770.2390.3190.3780.274

配当利回りは低く,直近で0.86%です。

S&P500に連動するVOO(バンガードS&P500ETF)の2019年6月の配当利回りが2.01%であることを踏まえると,配当利回りは低いと言わざるを得ません。

というのも,IT企業の多くは低配当,無配当です。リターンの源泉は株価上昇に頼るしかないのがQQQを買う上で留意しておきたい点です。

経費率:0.2%

経費率に注目すれば,バンガード社のETFに見慣れている私にとっては高い0.20%。国内の投信会社でも低廉な信託報酬で外国株インデックスが買える今,QQQの経費率は特別安いわけではありません。とはいえ,十分に低廉で許容できる水準です。

資産形成の中核ではなく,サテライトに

近年,世界的な株高を背景に設定来の高値更新を続けてきたQQQですが,2018年はあまり元気がありません。そんな中で冒頭の宣言通り,QQQを購入しました。

本当はQQQを999株買いたかった。完全にネタ感があるのですが,購入したら真面目に保有します。巨大IT企業や成長企業を多く含むETFですので,長期的には高値を更新する可能性が高いと私は見ています。GAFAを始めとしたIT企業の将来に期待するならば,サテライト的に保有してもよいのではないかと考えます。

一方で,QQQを資産形成の中核に据えるのはあまりおすすめできません。株価がもくろみ通り上昇すればよいのですが,伸び悩んだ場合に資産形成が進みません。過去には暴落で短期間のうちに株価が5分の1,6分の1になっています。配当金には当分は期待できないでしょう。

GAFAと共にあると言っても過言ではないQQQ。世界分散投資を中核に,資産運用の「スパイス」的に保有し続けてみたいと思います。

(2019/08/13追記)フォロワーさんが1999人となったので,さらに9株追加購入しました。

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