QQQはナスダック100に連動する値動きの激しいETF

インデックス投資
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この記事で取り上げるQQQInvesco QQQ Trust Series 1;インベスコ QQQ 信託シリーズ1)は,私が保有するなかで最も値動きが激しい指数連動型の商品です。

QQQは人気のETFです。2021年6月11日時点で資産総額は約1630億ドル(約17.9兆円)に及んでいます。

世界的にみても規模の大きなETFです。

◆QQQを購入する投資信託「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」も紹介しています。どちらを選ぶかの考え方は以下の記事をご覧ください!

iFreeNEXT NASDAQ100インデックスとNZAM・ベータ NASDAQ100は少額投資やドルコスト平均法でQQQを保有したい人にピッタリの投資信託
この記事で紹介する「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」と「NZAM・ベータ NASDAQ100」は,米国新興市場のナスダック100指数をベンチマークとする投資信託...
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QQQはナスダック100指数に連動する米国籍ETF

QQQはナスダック100指数への連動をめざす米国籍のETFです。ナスダック100指数は米国の新興企業向け株式市場NASDAQの企業のうち,以下の企業の時価総額を加重平均して算出されます。

  • 非金融銘柄
  • 時価総額上位100社

マウスが3つ並んだようにも見える「QQQ」というティッカーどおりと言うべきなのか,QQQはIT関連株を多く組み込む,値動きの激しい新興市場の大型株ETFです。

激しい値動きはときに多くの投資家を魅了してきました。大きな利益を上げた人もいる一方で,その裏には涙を飲んだ投資家もたくさんいるでしょう。

組入銘柄:IT関連企業の影響が大きい

NASDAQには米国内外の3000以上の企業が上場しています。そのなかで時価総額の大きな100銘柄ですから,QQQの構成銘柄はどれも世界的な大企業です。

組み入れの上位10銘柄は以下の通りです(2021年6月11日時点,Bloombergより)。

銘柄割合(%)
アップル(AAPL)10.60
マイクロソフト(MSFT)9.71
アマゾン・ドット・コム(AMZN)8.45
アルファベット(GOOG)4.14
フェイスブック(FB)4.00
アルファベット(GOOGL)3.67
テスラ(TSLA)3.63
エヌビディア(NVDA)3.29
ペイパル・ホールディングス(PYPL)2.40
コムキャスト(CMCSA)1.97

NASDAQは米国企業以外も上場できる市場ですが,上位は米国企業が独占しています。そして,TOP10に入る企業の多くはテクノロジー関連企業です。

7位につけているテスラはこの1年以内にトップ10に入りました。

とくに,アップル・マイクロソフト・アマゾン・アルファベット(グーグル)・フェイスブックが上位で,指数の40%を超える状態です。QQQは100銘柄に分散投資するETFですが,この5社の値動きがかなり大きな影響を及ぼします。

セクターアロケーションを見てもITセクターが最大です。次いで消費財セクターが多くを占めています。IT関連企業のAmazonは消費財セクターに含まれるので,それを考えるとIT関連企業が半数を超えています(画像はQQQ – Invesco QQQから)。

株価の長期推移:S&P500より激しい値動き

設定(1999年10月3日)以来の長期推移は以下の通りです(画像はYahoo Financeより)。

2000年後半~2002年のITバブル崩壊と,2008~09年のリーマン・ショック時に激しく値を下げました。直近では,2020年の「コロナ・ショック」でも短期的に大きく下げています。しかし,その後は急回復して,直近では一時340ドルを超え,過去最高水準にあります。

なお,ITバブルが崩壊した2000年から2002年では,約5分の1に値を下げています。その後回復基調だったものの,リーマン・ショックで再び大暴落。2009年の一時期は30ドルを下回る価格で取引されていました。

上がり下がりが激しいです。

米国の代表的な株価指数であるS&P500と比較しても上下に大きく振れていることがわかります(赤:QQQ,グレー:SPY〔S&P500に連動するETF〕)。

S&P500も値動きは小さくありませんが,QQQと比べるとかなり落ち着いているように見えますね。このように,QQQはETFの中では値動きがかなり激しい商品です

1999年の設定来ではS&P500の2倍を超えるパフォーマンスを上げています。

配当利回り:1%未満

過去12回の配当は以下の通りです(単位はドル,1株あたり)。

2021/32020/122020/92020/62020/32019/122019/92019/62019/32018/122018/92018/6
0.3950.5610.3880.4240.3630.4580.3840.4160.3240.4210.3300.378

配当利回りは,直近で0.47%です。

S&P500に連動するVOO(バンガードS&P500ETF)の2019年12月の配当利回りが2.01%であることを踏まえると,QQQの配当利回りはとても低いですね。

低配当なIT企業を多く含むことが理由です。

経費率:0.20%

経費率は0.20%です。

ナスダック100に連動する国内の投資信託と比較するとQQQの経費率は低いです。

たとえば投資信託では,iFreeNEXT NASDAQ100(大和アセットマネジメント)の信託報酬は年0.45%+税,NZAM・ベータ NASDAQ100(農林中金全共連アセットマネジメント)の信託報酬は年0.40%+税です。投資信託の場合はこの他にもコストがかかってきます。

資産形成の中核ではなく,サテライトに

さて,ここからは私の運用方針についてです。こんな投資法もあるのだという程度にお楽しみください。

保有状況:30株

表にしました。購入単価と株数は以下の通りです。

購入日単価(ドル)株数
2018/12/17162.939
2019/08/05188.729
2019/12/24211.609
2020/02/26220.001
2020/06/29245.001
2020/09/14267.001
2021/06/08335.001

平均取得単価は198.91ドルです。2020年9月15日時点では1株約340ドルですので,4,373ドル(約48万円)の含み益です。

購入基準:999が来るたびに……

QQQは完全にサテライト運用の「記念購入枠」として買っています。

買付ルールは,Twitterのフォロワー数の下3桁が999となるごとに,1株購入する(最初の2回は9株)というものです。

単に999とのゴロ合わせです。なお,QQQが設定されたのは1999年。米国ではQと9は何も関係ないので,偶然でしょうね。

現在のところ売却予定はありません。次回はTwitterで7999人,またはInstagramで999人になることがあれば購入します。

保有方針:当面はホールド

過去の値動きは激しいものでした。しかし,世界を代表する企業を多く含むETFですので,長期的には成長を続け,株価は高値を更新する可能性が高いと私は見ています。

GAFAM(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン・マイクロソフト)を始めとしたIT企業の将来に期待するならば,サテライト的に保有してもよいのではないかと考えます。

保有しておきながらこのようなことを申し上げるのはどうかと思いますが,QQQを資産形成の中核に据えるのはあまりおすすめできません。

予想どおりに株価が上昇すればとてもよいものの,短期間のうちに株価が暴落し,5分の1や6分の1になった過去もあります。また,配当金には当面は期待できないでしょう。

テクノロジー企業と共にあると言っても過言ではないQQQ世界分散投資を中核にする私としては,資産運用の「スパイス」的に購入・保有を続けてみたいと思います

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