「つみたてNISA」について調べても始めない人に思うこと

190511「つみたてNISA」について調べても始めない人に思うこと インデックス投資

なまずんです。

なまずん
なまずん

今日はあるブログの記事を題材にしたお話です。

妹がビットコインを手にした時のお話し | 貯金1000万を仮想通貨に換えた男のブログ
どーもです。自営業者にとっては悪夢のGWが終わり、ようやく一息付ける状況になったので久々にこちらのブログ更新を・・・

仮想通貨界の有名ブロガーの最近の記事です。運営者のマナさんは2017年に仮想通貨を購入した先行者で,仮想通貨に詳しい人はご存じかもしれません。技術的なことから市況まで中立的な分析記事が多く,私が継続して読んでいる唯一の仮想通貨ブログです。

といっても,仮想通貨の話題を取り上げるわけではありません。積立投資家,インデックス投資家の視点で読んで思ったことを書きます。「つみたてNISA」などについて調べても始めない人に関しても私見を述べます。

スポンサーリンク

自分から行動できない初心者がビットコインを手にしたときのお話

マナさんの記事「妹がビットコインを手にした時のお話し」の背景はこんな感じ。

  • 妹は高卒で地元の田舎町で就職,結婚。安月給で働く
  • 夫も同じ職場で安月給
  • 金遣いは荒く,勉強はしない
  • 少しでもややこしい話になると「難しい」と言って思考停止
  • 「格安SIMを調べた」と言うも,行動に移せない

こんな妹にビットコインをあげてみた話です。

案の定,マナさんの妹はビットコインをどう取り扱ったらよいかがわからず,「難しい」と言って思考停止。「調べた」と話すものの,ビットコインを売買する取引所に口座を開設したり,店舗で利用する行動に移したりすることはありませんでした。

仮想通貨に関心を持ち,検索までしたものの,自分がどう行動すべきかがわからずに機会を全く活用できなかった例と言えます。

マナさんによれば,そもそも仮想通貨を取引するにはある程度の知識が必要です。「レイトマジョリティ~ラガードの層にはチンプンカンプンの代物」と分析しています。そして「年収と知性は相関関係にあると考えている」と結んでいます。

言葉は悪いですが,「年収が低く,知性が低い人にビットコインを与えたとしても,取引したり使ったりするほど理解できない」ということになります。

「ビットコイン」を「つみたてNISA」などに置き換えて読む

私のブログの読者の多くは仮想通貨投資家ではないと思うので,マナさんの記事は縁遠い話に聞こえるかもしれません。

でも,「ビットコイン」を「つみたてNISA」,または「iDeCo」,「インデックス投資」,もしくは「ふるさと納税」などに置き換えて読んでみるといかがでしょうか。置かれた状況はそれほど違うとは私には思えません。

「投資や節税は資産家が取り組むもので,庶民には無縁」といったイメージは徐々に崩れてきてはいますが,ややこしい非課税投資制度,複雑な目論見書,優遇を受けるのに手続きが必要な寄附金控除など,投資環境はまだ簡単なものではありません。

つみたてNISAやiDeCoは優秀な仕組みですが,それは投資について詳しい人にとってのものであり,現時点では「レイトマジョリティ~ラガードの層にはチンプンカンプンの代物」と言っても間違いではないでしょう。

情報に基づく行動の結果がうまくイメージできていない

なまずん
なまずん

こういった人たちの最大の課題は,金融知識の有無ではなく,関心を持っても「調べた情報を基に行動する」という行為が完結できないところにあります。

優れた制度があるにもかかわらず投資を始めない人が多いことについて,「幼少期からの金融教育の不足」がよく言われます。しかし,確かに金融教育も重要ですが,私はそれが特効薬になるとはあまり考えていません。

今の時代,誰でも文字情報や解説動画にアクセスすることは可能です。それを解釈し,行動に落とし込むところが壁でしょう。すなわち,次のような構造が問題と考えています。

検索「〇〇って何だろう?」

何らかの情報が出てくる(つみたてNISAの仕組みや,投資信託の選び方など)

得た情報を基に自分が行動したときの結果がイメージできない

得た情報の自分にとってのメリット・デメリットが評価できない

行動しない(「難しくてよくわからなかった」)

個人的に特に問題視しているのは,3番目の「得た情報を基に自分が行動したときの結果がイメージできない」ところです。投資のリスク,リターンなどについて自分ごととしてとらえるのは少し難しいからです。しかも,この部分に齟齬が生じると,投資という選択を見過ごしてしまったり,逆にやたらと高リスクな投資法に傾倒してしまったりします。

実践録がきっかけには重要

この層にアプローチするには,単なる情報の解説ではなく,情報の受け手に共感してもらう内容づくりが必要です。例えばリスク許容度の話をするのであれば,大幅な下落相場に巻き込まれたときの自分の感情を訴えるなどです。あるいは,その時期も積立投資を続けたことにより,大きなリターンを得たという成功体験を語るのも重要です。

もちろん,そもそもリスクを伴う投資は全員が積極的に行わなければならないものではありません。しかし,働きながら比較的簡単に実践できる積立投資やインデックス投資という道があるのを知って選択しないのと,知らずに(または間違った知識を持って)選択できなかったのでは意味が違います。

より多くの人に投資のきっかけは与えるべきです。そのうえで,地道ながら最も効果があるのは,生活感のある実践録(特に成功の記録),生の言葉が付された情報ではないかと思います。ということで,「つみたてNISA」について調べても始めない人が多い現状は,「つみたてNISA」などの仕組みを作るだけでは不十分で,現在の実践者の地道な発信が必要という考えに至ります。

◆できれば押してみてください!
にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へ

▼ ▽ ▼

当ブログでは有用な情報提供に努めていますが,情報の確実性を保証するものではありません。また,情報の誤り等がありましたらコメント等でお知らせいただけますと幸いです。

インデックス投資
スポンサーリンク
なまずんの「弱者のゲーム」――20代からの資産運用実践録

コメント

タイトルとURLをコピーしました