2018年のふるさと納税振り返り

ふるさと納税
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なまずんです。

いよいよ2018年も年末ですね。ふるさと納税も駆け込みの時期になりました。大半の人はふるさとでも何でもない地域に「納税」する季節です(複雑な思い)。

近年利用額を大きく伸ばすふるさと納税にとって,2018年は転換期と言える一年でした。

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2019年から返礼品規制はさらに厳しくなりそう

ふるさと納税の理念から逸脱した過激な返礼品競争に,総務省が見直しの目が向けたのです。見直しの対象は「返礼割合3割を超える返礼品」と「地場産品以外の返礼品」

ふるさと納税の適正化は国も重視していて,何でもかんでも所得控除する現行の仕組みの変更に乗り出しました。ふるさと納税に適正な自治体への寄附のみ所得控除する,いわば,ふるさと納税「ホワイトリスト」方式です。

「返礼割合3割以下」かつ「返礼品は地場産品」を満たす返礼品だけしか送らない自治体へのふるさと納税のみ,所得控除を認める方向です。2019年度の税制改正大綱に盛り込まれています。

このまま制度が変更になれば,2019年6月1日からはホワイトリスト方式が導入されます。

◆詳しくはこちらの記事

苦悩のふるさと納税――「寄附の理念」と「返礼品の誘惑」の狭間で
なまずんです。 年の瀬が近づき,年間所得額が明らかになる時期となりました。さて,2018年のふるさと納税はお済みでしょうか。 私は先日,2018年の所得に見合ったふるさと納税をしま...

◆さらに過去の経緯を知りたい方へ

ふるさと納税の返礼品競争に厳しい目が向けられる
ふるさと納税ヘビーユーザーのなまずんです。 9月5日,総務省がふるさと納税の仕組みを再検討しているとNHKが報じました。 *(2018/12/15)元記事の削除を確認したため,更新...
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20代からの資産運用実践録。知識・経験・時間の限られた「弱者」が生き残るための投資と家計管理の考え方

過去記事の通り,私はふるさと納税の理念には賛成派です。しかし,制度設計の改善は絶対に必要と考えています。過度な返礼品競争は最終的に,住民のためにもなりません。とはいえ今は……心苦しいですが,現行制度の範囲内で使いこなしていくスタンスです。

2018年にふるさと納税したもの

国を挙げた議論の渦中のふるさと納税について,2018年に私が返礼品でもらったものを整理します。いずれも規制対象になりそうな返礼品かもしれません。

・フライパン(2018年5月)
以前使っていたフライパンの買い替えに伴い,ふるさと納税の返礼品として扱われていた品物をいただきました。ふるさと納税ポータルサイト「楽天ふるさと納税」の利用で,楽天スーパーポイントもいただきました。

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・RICOH THETA(2018年8月)
360度カメラを返礼品としていただきました。これこそ,近々なくなってしまいそうです。ふるさと納税ポータルサイト「ふるなび」を利用。

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・日本旅行の旅行券(2018年12月)
収入のめどが立ったところで,残った枠は旅行券に換えました。ふるさと納税の理念を踏まえればあまりよくない選択なのですが。ふるさと納税ポータルサイト「ふるなび」を利用。

楽天ふるさと納税」はポイントが付く利点があり,「ふるなび」は他サイトにはないラインアップを揃えています。

◆2017年のふるさと納税先一覧はこちら。

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今後,地域の魅力の発信につながる返礼品に期待

国は「返礼割合3割を超える返礼品」「地場産品でない返礼品」を問題視しています。横行の背景には寄附を集めたい自治体の思惑があるとともに,そういった返礼品を選ぶ利用者の責任があるでしょう。

返礼割合の高すぎない地場産品を選ぶべきという理念は私も賛意を示します。一方で,返礼品の誘惑を前にするとなかなか難しい選択です。寄附の精神に鑑みるに,極論すれば「返礼品」なんて仕組みすらいらないのかもしれませんね。

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