SBI・バンガード・S&P500,楽天VTI,eMAXIS Slim米国株式のどれを購入するか聞いてみた

インデックス投資

人気の高い米国株式クラスのインデックスファンドは低コスト化が進んでいます。

人気を反映するように,各運用会社からも低コストな商品が拡充されてきました。2019年9月には,「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」が新規設定され,米国株式クラスの低コストインデックスファンドの新たな選択肢となりました。

私も米国株式クラスのインデックスファンドを少し保有しています。国内の主要な米国株式インデックスファンドの特徴と,Twitterで取ったアンケートの結果をまとめました。

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米国株式インデックスファンドを買うならこの3つから

なまずん
なまずん

投資経験の有無を問わず,インデックスファンドを選ぶ際には,金融庁が一定の条件を満たすと判断した「つみたてNISA対象ファンド」をまず考えるのがおすすめです。

米国株式でも例外ではありません。対象ファンドは以下の6本です(信託報酬は税抜,数値などは直近の運用報告書から。各ジャンル第1位は太字)。

ファンド名称信託報酬実質
コスト
純資産総額マザーファンドベンチマーク配当乖離決算日設定日購入時留保額備考
SBI
バンガード・S&P500
0.088%決算前11S&P500除く決算前決算前2019/9/260.00%0.00%信託報酬に原資産経費率約0.03%(年率)含む。
eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
0.088%0.276%17,01036,436S&P500除く0.10%2019/4/252018/7/30.00%0.00%概算
楽天
全米株式
0.150%0.221%48,49548,492CRSP U.S. Total Market込み(g)-0.50%2019/7/162017/9/290.00%0.00%信託報酬,実質コストに原資産経費率約0.03%(年率)含む。
iFree
S&P500
0.225%0.295%8,1438,142S&P500除く1.50%2019/9/92017/8/310.00%0.00%
ステート・ストリート
米国株式
0.450%0.575%16019,468S&P500込み-0.80%2019/3/112017/9/292.00%0.10%
農林中金<パートナーズ>
つみたてNISA S&P500
0.450%0.692%2,0642,780S&P500除く0.80%2018/11/152017/12/190.00%0.00%概算

最終的には運用のパフォーマンスで評価すべきですが,いずれも運用期間が短く,現状では評価が難しいです。代替的に,運用成果に影響を及ぼすコストに着目した選び方をするのが王道です。コストが安いほど,パフォーマンスが高まる傾向があるためです。

コストは安いに越したことはないので,新たに購入するのであれば,現時点では以下の3つから検討すればよいでしょう。

次点に,iFree S&P500が入りますが,コスト面からこの3ファンドには少し劣ります。今から購入するのであれば選択肢からは外してよいと思います。

なまずん
なまずん

ただし,私だったら運用開始直後の「SBI・バンガード・S&P500」は第1期運用報告書が出るまでは様子見します。焦って乗り換える必要はないので。

なお,楽天VTIだけベンチマークが異なりますが,値動きはほとんど同じです。

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それぞれのファンドの強み

それぞれのファンドの強みをまとめるとこのような感じです(数値は2019年12月20日時点)。

強み
eMAXIS Slim米国株式自社のマザーファンドで運用。業界最低水準の低コストシリーズとして支持が確立。純資産総額は順調に増加し,425億円。
SBI・バンガード・S&P500バンガードのVOOを買うファンド。原資産のVOOに定評がある。後発ながら資金を集め,純資産総額は69億円。
楽天VTIバンガードのVTIを買うファンド。原資産のVTIに定評がある。純資産総額でトップ(729億円)。実質コストも低い

直近の運用報告書に記載された純資産総額や実質コストでは,わずかに楽天VTIに軍配が上がるようです。しかし,SBI・バンガード・S&P500が圧倒的な低コストで参入し,eMAXIS Slim米国株式がそれに追随したことで,楽天VTIは信託報酬が割高になりました。

これほどの差になると,eMAXIS Slim米国株式やSBI・バンガード・S&P500のほうが,楽天VTIより最終的なコストも安くなりそうです。

運用実績については,SBI・バンガード・S&P500は未知数です。

執筆時点でどのファンドを購入するか,投信投資家が多いTwitterでアンケートをとったところこのような結果でした。①eMAXIS Slim米国株式,②楽天VTI,③SBI・バンガード・S&P500の順になりました。SBI・バンガード・S&P500を選ぶ人たちがeMAXIS Slim米国株式から流れてきたのか,楽天VTIから流れてきたのか,あるいはその他の経路があるのかは気になります。

なまずん
なまずん

しかし,私は楽天VTIを購入しています。

楽天VTIを購入する理由

さて,楽天VTIを購入する理由は次の通りです。

なまずん
なまずん

楽天証券iDeCoには,この3ファンドのうち楽天VTIしかないから

米国株式クラスは楽天VTIしかありません。そもそも,米国株式でなければならない理由があるわけでもありません。楽天証券iDeCoの株式インデックスファンドのうち,信託報酬が最安なのが楽天VTIなので,それを選んだまでです(次点は「三井住友・DCつみたてNISA・日本株(信託報酬は税抜0.16%)」)。

iDeCoの場合,スイッチングがいつでも可能であるため,乗り換えはいつでも可能です。他のファンドのコスト次第では,乗り換える可能性もあります。

その他の理由としては,「VOOよりVTIのほうが多くの銘柄を含んでいるという好み」「すでに楽天VTIを積み立て設定しているので変更するのが面倒」,また,「eMAXIS Slimシリーズは先進国株式,新興国株式ファンドを保有しているので,別の運用会社のファンドを購入してみた」ということくらいでしょうか。

楽天証券iDeCoにSBI・バンガード・S&P500やeMAXIS Slim米国株式が入る望みは薄いのですが,いずれのファンドも魅力的です。資金をしっかり集めて適切な競争を繰り広げ,かつ堅実な運用をしていただきたいと思います。

今後の米国株式インデックスファンド(すなわち,米国株式市場)のさらなる成長を願うばかりです。

◆つみたてNISA対象インデックスファンドの比較・一覧はこちら

【2019年12月・つみたてNISA対象】インデックスファンド比較・一覧【信託報酬,実質コスト,純資産総額など】
この記事では,つみたてNISAで購入できるインデックスファンドの信託報酬,実質コスト,純資産総額,運用期間などの情報を比較します。 つみたてNISAの対象商品は金融庁が長期投...

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