SBI・バンガード・S&P500,楽天VTI,eMAXIS Slim米国株式のどれを購入するか聞いてみた

190930SBI・バンガード・S&P500,楽天VTI,eMAXIS Slim米国株式のどれを購入するか聞いてみたインデックス投資

人気の米国株式クラスのインデックスファンドは低コスト化が進んでいます。9月26日に新規設定された「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」が加わり,米国株式クラスの低コストインデックスファンドの新たな選択肢となりました。

私も米国株式クラスのインデックスファンドを少しだけ買っています。ファンドの特徴と,Twitterで取ったアンケートの結果をまとめました。

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米国株式インデックスファンドを買うならこの3つ

インデックスファンドを購入する場合は外れのない選択肢として,金融庁が選んだ「つみたてNISA対象ファンド」をまず考えるのがおすすめです。米国株式でも例外ではありません。対象ファンドは以下の6本(信託報酬は税抜,数値などは直近の運用報告書全体版から。各ジャンル第1位は太字)。

ファンド名称信託報酬実質
コスト
純資産
総額
マザーファンドベンチマーク配当乖離決算日設定日購入時留保額備考
SBI
バンガード・S&P500
0.088%決算前11S&P500除く決算前決算前2019/9/260.00%0.00%信託報酬に原資産経費率約0.03%(年率)含む。
eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
0.088%0.276%17,01036,436S&P500除く0.1%2019/4/252018/7/30.00%0.00%概算。
楽天
全米株式
0.150%0.221%48,49548,492CRSP U.S. Total Market込み(g)-0.5%2019/7/162017/9/290.00%0.00%信託報酬,実質コストに原資産経費率約0.03%(年率)含む。
iFree
S&P500
0.225%0.373%5,7255,721S&P500除く1.2%2018/9/72017/8/310.00%0.00%概算
ステート・ストリート
米国株式
0.450%0.575%16019,468S&P500込み-0.8%2019/3/112017/9/292.00%0.10%
農林中金<パートナーズ>
つみたてNISA S&P500
0.450%0.692%2,0642,780S&P500除く0.8%2018/11/152017/12/190.00%0.00%概算

コストである信託報酬に差があります。新たに購入するのであれば,現時点では以下の3つから検討すべきと考えます。

次点に,iFree S&P500が入りますが,コスト面からこの3ファンドには少し劣ります。今から購入するのであれば選択肢からは外してよいと思います。

この3ファンドであれば,どれを買ってもよいでしょう。

なまずん
なまずん

ただし,私だったら運用開始直後の「SBI・バンガード・S&P500」は第1期運用報告書が出るまでは様子見します。焦って乗り換える必要はないので。

なお,楽天VTIだけベンチマークが異なるものの,値動きはほとんど同じと考えて差し支えありません(以下の記事)。

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドと楽天VTIの比較
日本のインデックスファンド界に,また新たな選択肢が登場しました。8月27日に設定が発表された「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」です(SBI証券のプレ...

それぞれのファンドの強み

それぞれのファンドの強みをまとめるとこのような感じです(数値は執筆時点)。

強み
SBI・バンガード・S&P500バンガードのVOOを買うファンド。原資産のVOOに定評がある。圧倒的な低コスト
楽天VTIバンガードのVTIを買うファンド。原資産のVTIに定評がある。純資産総額でトップ(572億円)。実質コストも低い
eMAXIS Slim米国株式自社のマザーファンドで運用。業界最低水準の低コストシリーズとして支持が確立。純資産総額は順調に増加(303億円)

直近の運用報告書に記載される純資産総額や実質コストでは,わずかに楽天VTIに軍配が上がるようです。しかし,eMAXIS Slim米国株式がSBI・バンガード・S&P500と同じ水準にコストを引き下げれば,eMAXIS Slim米国株式がコスト面で楽天VTIより優れた商品になる可能性が高いです。SBI・バンガード・S&P500は未知数です。

現時点でどのファンドを購入するか,投信投資家が多いTwitterでアンケートをとったところこのような結果でした。①eMAXIS Slim米国株式,②楽天VTI,③SBI・バンガード・S&P500の順になりました。SBI・バンガード・S&P500を選ぶ人たちがeMAXIS Slim米国株式から流れてきたのか,楽天VTIから流れてきたのか,あるいはその他の経路があるのかは気になります。

なまずん
なまずん

私は楽天VTIを購入しています。

楽天VTIを購入する理由

さて,楽天VTIを購入する理由は次の通りです。

なまずん
なまずん

楽天証券iDeCoには,この3ファンドのうち楽天VTIしかないから

私が楽天VTIを購入しているのは楽天証券に開設したiDeCo口座です。

商品ラインアップ的に米国株式クラスは楽天VTIしかありません。そもそも,米国株式でなければならない理由があるわけでもなく,楽天証券iDeCoの株式インデックスファンドのうち,信託報酬が最安なのが楽天VTIなのです(次点は「三井住友・DCつみたてNISA・日本株(信託報酬は税抜0.16%)」)。

20代の私の場合,iDeCoは引き出しまでに30年以上の期間があります。そこで,長期での期待リターンが高い株式インデックスファンドを購入することにしています。その中で最も低コストな商品でもある楽天VTIを選びました。

iDeCoの場合,スイッチングがいつでも可能であるため,乗り換えはいつでも可能です。代わりにeMAXIS Slim先進国株式(信託報酬税抜0.0999%)などがラインアップに入っていればそちらを買ったはずです。

その他の理由としては,「VOOよりVTIのほうが多くの銘柄を含んでいるという好みの問題」「すでに楽天VTIを積み立て設定しているので変更するのが面倒」また,「eMAXIS Slimシリーズは先進国株式,新興国株式ファンドを保有しているので,別の運用会社のファンドを購入してみた」ということくらいでしょうか。

楽天証券iDeCoにSBI・バンガード・S&P500やeMAXIS Slim米国株式が入る望みは薄いのですが,いずれのファンドも魅力的です。資金をしっかり集めて適切な競争を繰り広げ,かつ堅実な運用をしていただきたいと思います。今後の米国株式インデックスファンド(すなわち,米国株式市場)のさらなる成長を願うばかりです。

◆つみたてNISA対象インデックスファンドの比較・一覧はこちら

【つみたてNISA対象】インデックスファンド比較・一覧【信託報酬,実質コスト,純資産総額など】
この記事ではつみたてNISAで購入できるインデックスファンドの信託報酬,実質コスト,純資産総額,運用期間などの情報を比較します。 つみたてNISAの対象商品は金融庁が長期投資...

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