【2022年1月】全世界株式インデックスファンドのリターン比較とおすすめ【リターン・信託報酬・実質コスト・純資産総額の一覧】

220102 全世界株式インデックスファンドのリターン比較とおすすめ2証券会社・運用会社
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この記事はつみたてNISA対象の商品のリターンを比較・一覧する以下のまとめの全世界株式編です。

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当ブログではつみたてNISA対象のインデックスファンドとアクティブファンドのリターン・信託報酬・実質コスト・純資産総額などを一挙に比較しています。リターンは最大10年の長期の騰落率...

全世界株式インデックスファンドは多くの投資家から支持を得ている投資商品です。現在,つみたてNISAの対象商品として,10本の全世界株式インデックスファンドが承認されています。

しかし,同種のインデックスファンドでも,その運用成績はまったく同じにはなりません。コストや運用によって差がでます。

では,長期投資の対象として優れたインデックスファンドはどれでしょうか? この記事では,つみたてNISAの対象の全世界株式インデックスファンドのスペックと実力を比較していきます。

当ブログでは,基準価額の推移をもとに計算した過去の損益率をもとに比較しました。信託報酬などのコストに注目する方法は有用ですが,重要なのは運用の最終成果である損益率です。これをみていくことで,ファンドの総合的な実力を知ることができます。

ぜひ,ファンド選択の参考になさってください!

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全世界株式インデックスファンドの対象指数は3種類

全世界株式インデックスファンドには3種類の対象指数(ベンチマーク)があります。日本を含むものと含まないものがあります。

さっそく,リターン実績やコスト,純資産総額などを比較していきます。

なお,信託報酬は税抜,純資産総額の単位は百万円です。ファンドは,①信託報酬率が安い,②運用期間が長い(設定日が古い),という順に並べています。

MSCI ACWI(日本を含む)

MSCI ACWI(MSCI All Country World Index)は,米国MSCI社が算出している株価指数です。

日本を含む50か国からなり,時価総額加重平均によって算出されます。各国の大型株・中型株の約3000銘柄からなり,時価総額では約85%をカバーしています(2021年11月末時点)。

国別の構成比は次の通りで,米国が60%以上を占めています。

国名構成比
米国61.47%
日本5.72%
中国3.85%
英国3.51%
カナダ2.84%
その他22.61%

MSCI ACWIに連動するインデックスファンドには,日本を含む指数と,日本を除く指数をベンチマークとするものがあります。ここでは日本を含むファンド4本を一覧にしました。

ファンド名称1年
損益率
3年
損益率
5年
損益率
10年
損益率
信託
報酬
実質
コスト
純資産
総額
決算日設定日備考
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
32.71%83.39%0.104%0.178%396,7222021/04/262018/10/31
たわらノーロード
全世界株式
32.57%0.120%0.289%1,4312021/10/122019/07/22
つみたて
全世界株式
32.42%0.200%0.297%2512021/06/252020/03/06実質コストは概算
ステート・ストリート
全世界株式
32.30%81.98%0.480%0.603%6,4912020/11/302017/09/08

信託報酬が最も低い「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の運用成績が最も良い結果となりました。

このなかで買うなら,純資産総額でもほかを圧倒している「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」がおすすめです。

1年の騰落率でも信託報酬が低いほうがリターンが高くなりますし,3年間の騰落率では,その差が広がる傾向がみられています。

MSCI ACWI(日本を除く)

続いて,MSCI ACWIの「日本を除く指数」の比較・一覧です。

この指数を対象とするファンドは4本あります。

ファンド名称1年
損益率
3年
損益率
5年
損益率
10年
損益率
信託報酬実質コスト純資産総額決算日設定日
eMAXIS Slim
全世界株式(除く日本)
34.10%86.37%0.104%0.180%112,9442021/04/262018/03/19
野村つみたて
外国株投信
34.01%86.19%0.190%0.243%50,3972021/05/122017/10/02
三井住友・DCつみたてNISA
全海外株
33.60%84.63%94.21%347.81%0.250%0.392%86,5312020/11/302011/04/18
eMAXIS
全世界株式
33.38%83.43%92.82%346.42%0.600%0.733%17,8052021/01/262010/07/20

信託報酬が最も低い「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」の運用成績が最も良い結果となりました。日本を含むファンドの比較と同じ傾向です。

「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」と「eMAXIS全世界株式」はマザーファンドを共有しています。そのため,運用そのものへの差はほとんどありません。3年間で3ポイントもの差がついているのは,コストやファンドの規模の差によるものと思われます。

FTSE Global All Cap指数

FTSE Global All Cap指数は,英国FTSE社が提供する株式インデックスです。

日本を含む49か国が含まれる,時価総額加重平均の株価指数です。構成国は49か国の約9000銘柄で,小型株も含むところがMSCI社の指数と異なります。時価総額で95%以上をカバーしているところが,MSCI ACWIとの大きな違いです(2021年11月末時点)。

国別の構成比は次の通りで,こちらも米国が60%以上を占めています。ただ,MSCI ACWIとは,英国と中国の割合の順位が逆になっています。

国名構成比
米国60.20%
日本6.25%
英国3.80%
中国3.62%
カナダ2.83%
その他23.30%

なお,全世界株式ETFで広く知られているVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)はFTSEの指数に連動します。

この指数に連動するインデックスファンドは2本です。

ファンド名称1年
損益率
3年
損益率
5年
損益率
10年
損益率
信託報酬実質コスト純資産総額決算日設定日備考
SBI
全世界株式(雪だるま)
31.32%79.14%0.104%0.133%47,5052020/11/122017/12/06信託報酬・実質コストに原資産経費率約0.042%(年率)含む
楽天
全世界株式
31.97%80.76%0.190%0.240%151,0112021/07/152017/09/29信託報酬と実質コストに原資産経費率約0.08%(年率)含む

信託報酬では「SBI・全世界株式(雪だるま)」が上回るものの,損益率では「楽天・全世界株式」が優勢です。

「楽天・全世界株式」はマザーファンドを通じて米国バンガードのVTを購入しているのに対して,「SBI・全世界株式(雪だるま)」は3種のETFを組み合わせて,指数への連動をめざす方式です。この運用方法の違いが差を生んでいるのかもしれません。

現時点では,損益率で優れている「楽天・全世界株式」のほうを私は評価しています。ただし,近年は信託報酬の引き下げへの姿勢はSBIアセットマネジメントのほうが積極的です。その方針に期待して「SBI・全世界株式(雪だるま)」を選んでもよいかもしれません。

ときどき運用成績が逆転することもあるので,より長期の損益率をみながら判断したいところです。

1本に絞るなら,「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」

MSCI ACWIとFTSE FTSE Global All Capの構成は大きくは変わりませんが,組み入れる銘柄数には約3倍の差があります。

その差はおもに,時価総額の小さい小型株の有無です。つまり,小型株の運用成績が大・中型株を上回ればFTSEのほうが好成績となり,逆になればMSCIのほうが好成績になります。

ただし,銘柄が少ないMSCI ACWIも,時価総額では85%以上を組み入れています。それもあって,両指数の値動きは大差ないと考えてよいでしょう

ふつうに投資に取り組む人にとっては,注目すべきほどの差はありません。それよりは投資を始めて,継続していくほうがずっと重要です。

最近は全世界株式インデックスファンド1本だけで資産形成を進めていく方法も人気です。もしそうするなら,最も純資産総額が大きく,かつ運用コストもかなり抑えられていると考えられる「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を選ぶのがよいと考えています。

もし,小型株も含めてより多くの銘柄に分散することに魅力を感じるなら,「楽天・全世界株式」を選ぶのもありでしょう。また,日本の個別株や日本株の投資信託を持っている人は,「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」などの日本を除く全世界株式を選ぶのもよいと思います。

◆米国株式や先進国株式など,その他の指数に連動するファンドの比較はこちらから!

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