家賃の高い物件に住んでいる後輩の話

201119家賃の高い物件に住んでいる後輩の話 生活費
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Twitterに過去に2回投稿したことがありますが,私には家賃の高い物件に住んでいる一人暮らしの後輩が数人います。

家計の改善には固定費の削減が有効なことは定説です。なかでも家賃は代表的な固定費ですので,固定費を削ることを金科玉条のごとく考えている人には怒られてしまいそうな話です。

私も以下の記事に書いたように,賃料にはとくにシビアな見方をしている一人です。そのため,うらやましさ半分,驚きが半分といった思いで聞くことが多いです。

なまずん流・賃貸物件の選び方
引越回数が多いなまずんです。本日は引越し当日です。荷物が少ないので,業者に頼まず借りたハイエースに引越荷物を積んでいます。 ハイエース女子 pic.twitter.com/FBNJ...

他人がどこに住もうと私には大して関係ないので,そのお金の使い方に文句をつけたり,見くだすようなことはないですけれども……。そもそも賃料が高いと言っても20万円に満たない程度ですし。

この記事ではこの後輩に話を聞いたことをきっかけに,住宅費について私がどう考えているかを言語化してみました。

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賃料の高い物件は確かに良い

話を聞くだけでなく,実際に建物や部屋に遊びに行くこともあります。あくまで客として訪ねての感想ですが,このような物件は確かに良いです。

月額の賃料が50万,100万にものぼるような超高級物件であれば見栄やブランド,それから普通の物件にはない特殊なサービスといった要素が大きくなってくるのでしょう。しかし,20万円くらいまでの賃料帯であれば,賃料に比例して実用的な便利さ・快適さが上がっていくように感じます

専有部分が広く,日当たりもよく,内装・設備は賃貸物件とは思えない水準の部屋もあります。また,立地や眺望,防犯の面や共用部分の設備が整っている点も優れています。所得水準が高く,比較的余裕のある層が多いためか,近隣住民のトラブルも少ないのだそうです。

居住者専用の設備がたくさんある物件も多いようです。私の住んでいる物件を全体的に超えているのでうらやましいです。

高級物件に住むような人は住環境へのこだわりが強い傾向があります。その素晴らしい物件の話を聞きながらほめて後輩たちの自尊心をくすぐりつつ,私はときどき遊びに行って無料で楽しむというwin-winの関係を築いています。

高級物件を借りられる理由

さて,どうしてこのような物件を後輩たちが借りられるのかというと,最大の理由は勤務先の家賃補助の大きさにあります。20代のうちはどの会社に入っても給与にはそこまで差がない場合が多いですが,福利厚生は企業によって大きく異なります。

上限はあるものの,賃料の大部分を支給するような驚くべき条件を提示している企業もあります。

後輩たちが口をそろえて言うのは,家賃補助の有無とその大きさを就職先選びの段階で意識していたとのこと。住宅費を大きくしすぎず,快適な住環境を確保する戦略にもいろいろあるようです。

業績が悪化すれば給与に比べて福利厚生は削減されやすいものの,賃貸であれば住み替えればよいだけです。リスク管理の面でもそれほど問題はないのでしょう。

家賃補助が大きいことのメリットは,借り手だけでなく,物件の貸し手にとっても高級物件が安定して埋まるということがあります。割りを食っているのはその企業の保有者(投資家)かもしれません。もちろん,待遇が良いためにその会社に優秀な人材が集まるということを考えれば,そのように言い切れるわけではありません。

質の担保したうえで節約していく考え方で

ところで,私やうなぎんはこのような多額の家賃補助を受けられる状況になかったので,昨今の低金利や贈与税の特例枠の拡大,住宅ローン減税の適用といった理由から早々に物件を購入しました

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買うといっても将来的な住み替えの余地は残していて,10年後をめどにそのときの家庭環境に鑑みて検討することもあらかじめ話し合っています。そのため,上記の記事の最初に書いたように,賃貸への転用や売却のやりやすさも考えて物件を選びました。

物件価格は経年的に下落していきますが,20~30年ほど築年数が経つと物件価格の下がりかたは落ち着いてきます。そのため,10年保有するならば購入物件の設備費用や税金,売買手数料などを考えても,借りることに対して不利になる場合は少ないだろうと考えています。

お金の面だけでなく,住環境が向上したことでうなぎんとのケンカなども減ったような気がします。

住宅費は支出に占める割合が高く,うまく節約できれば絶大な効果があります。一方で,生活の基盤になる点では住居の質も重要で,ここに適切に資金を配分することが生活の質の向上に大きくつながります。

広さや立地などといった住居に必要な条件から,借りる・買うという形態まで,人によって最適解は異なります。質を担保しながら節約意識も持っていくことが,住宅費における基本的な考え方であるだろうと思います。

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