FP2級に合格――学んだ知識を実装し生かしていく

200310FP2級に合格 資格試験
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2020年1月に実施されたファイナンシャル・プランナー(FP)2級の試験結果が,3月6日に発表されました。無事に合格できました。

FP協会によれば,FPとは,「一人ひとりの将来の夢や目標に対して,お金の面で様々な悩みをサポートし,その解決策をアドバイスする専門家」です。国家検定の一つでもあります。

試験概要と結果,勉強法などを簡潔にまとめました。

これから受ける方の参考になればうれしいです。

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試験概要

FP2級試験は学科・実技の試験から成ります。合格点は学科・実技とも正答率60%です。

出題分野は,①ライフプランニングと資金計画,②リスク管理,③金融資産運用,④タックスプランニング,⑤不動産,⑥相続・事業承継の6分野です。

いずれもFP3級と同じです。多肢選択式でも2級のほうが選択肢が多いなど,より深い知識を問う設問が多いという違いがあります。

結果と勉強法,使用したテキスト

受験結果:正答率は約9割

学科は60点中54点(正答率90%),実技は100点中86点(正答率86%)でした。

勉強法:苦手な分野をつくらない

上記ツイートのとおり,苦手な分野を作らないことを心がけました。全体で60%を取らなければならないので,どこかの分野に圧倒的に詳しいことよりも,バランス良く理解しておくことのほうが重要です。

3級のときと同様に,以下のように進めました。間違えた問題をつぶしていくスタイルです。

  1. 予備知識がある分野は問題集から挑戦
  2. 理解不足だった設問に印を入れ,テキストを参照
  3. そうでない分野はテキストをざっと一読
  4. 問題を解き,理解不足の設問に印を入れてテキストを再読
  5. 模擬試験で到達度を確認
  6. 印を入れた問題を解き直し
  7. テキストを通し読み

◆3級受験時の勉強法です。

試験概要からみたFP3級の試験対策
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使用したテキスト

使ったテキストは3級のときと同じ,このシリーズでした。

購入にあたっては書店で他の書籍と見比べました。どの教科書も試験範囲はしっかり網羅できているので,紙面の印象などで選んでよいと思います。

本書は赤シートで重要語句を隠しながら勉強できる点がよく,表が多用されて情報がまとまっている点も気に入りました。本文は明朝体のほうが読みやすくて好みですね。

勉強で得た知識を実装して初めて意味がある

2019年の夏から,3級・2級と勉強してきて,試験範囲の6分野の基礎知識をバランス良く得ることができたと思います。出題分野のうち,タックスプランニング,不動産,相続・事業承継は初めて知ることが多かったこともあり,とても勉強になりました。予備知識がある金融資産運用でも,あらためて知識の整理ができましたね。

また,体系立った内容を勉強したことで,知識の偏りが解消できたように感じます。

情報を評価するためにはバランスのとれた知識が必要です。保険(リスク管理)や金融資産運用,不動産などは業者などの利害関係者からの説明も参考にしながら要・不要を判断していくことになります。また,個人の無責任な発信の犠牲にならないための防衛手段としても大切です。

試験での合格は終わりではなく,勉強で得た知識をもとに,そういった外部の情報とうまく付き合う手段に「実装」できて初めて意味があります。合格がゴールではなく,ここからがスタートです。

私も今後,金融資産や保険商品,不動産などについて判断する際に,それらの商品の性質を思い出しながら,しっかり知識を活用していきたいと思います。

ブログの執筆においても,もっと有用な情報提供ができるようにがんばります。

2級までの知識があれば,私のような一般人が生活するにあたっては,まったく不自由ありません。日々の発信を通じて知識を向上しながら,1級にもいずれ挑戦したいと思います。

◆2019年9月実施の3級試験に合格したときの話。

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