投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020 実績のあるファンドが上位入賞

210117投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020 上位には実績のあるファンドが入賞企画関連
この記事は約7分で読めます。

投信に詳しいブロガーに,真に支持されるファンドはどれか――。2020年の覇者を決定する「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」(FOY2020)の表彰式が,1月16日(土)にオンラインで開催されました。

この表彰式は,投信ブロガーが本当によいと思う投資信託を選び,支持を表明していく場です。運用会社にも意見がダイレクトに届くため,よりよい投資環境をつくるうえで大きな役割を果たしています。

証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず,自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び,それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。

引用元:投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020

スポンサーリンク

FOY2020はオンライン開催

新型コロナウイルスの蔓延の影響を受けて,表彰式はオンライン開催となりました。表彰式のあとの懇親会は残念ながら中止ですが,これはやむを得ません。

感染対策がきっかけの配信でしたが,遠方からでも参加できるためよい取り組みでした!

音声や動画が乱れることもなくスムーズに視聴できました。運営の皆さまには本当にお礼を申し上げます! わずかばかりではありますが,寄付つきチケットで応援させていただきました。

表彰式は2部構成

第1部では投資家からの熱い声が紹介され,第2部では第20位から第1位まで,投票結果が順に発表されました。

第5位までの入賞ファンドからは運用会社からのビデオメッセージが放映されました。この企画もよかったです!

第1部 みんなの声を聞いてみよう! 個人投資家が注目ファンドに寄せる熱~いコメント一挙紹介!
第2部 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020 結果発表

運用実績の長いファンドが目立ったFOY2020

FOY2020の投票総数は190人(有効185人)でした。本記事では第10位までを一気に紹介します。

第1位~第5位:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が2連覇

第1位は,2連覇のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)でした。2021年1月15日時点で,純資産総額は876億円です。昨年の授賞式の段階では純資産総額が138億円だったため,この1年で資金流入のペースが急拡大しています。

信託報酬は税抜年率0.104%ですが,「eMAXIS Slim」シリーズに設定されている受益者還元型信託報酬が適用されるため,同種ファンドと比べてわずかながらコストで先んじています。

投票者からの声でも出たように,これ1本で全世界に時価総額加重平均で投資できるところが素晴らしい商品です。

第2位に入った<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドはFOY2014に初登場で第1位を獲得して以来,上位を維持しています。ファンドの規模の拡大にともなって信託報酬を率先して引き下げ続けてきたところが揺るぎない支持を得ている理由です。

第3位のバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)第4位のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドはともにFOYで12回めの入賞となりました。長期にわたって投資家の期待に応えているファンドです。これらも,この1本で資産運用を完結できるような使い方ができる点が魅力的です。

第5位にはひふみ投信が入りました。設定から12年で基準価額が6万円を超えており,結果がすべてのアクティブファンドでしっかり結果を残してきたことが評価されています。

新しいファンドが上位に入ることが多かった近年の傾向とは異なって,運用期間がやや長いファンドが4つランクインしました。

 

順位ファンド名設定年月
第1位eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)2018年10月
第2位<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式2013年12月
第3位バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)2008年6月
第4位セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド2007年3月
第5位ひふみ投信2008年9月

第6位~第10位:eMAXIS Slimシリーズが4つを占める

第6位から第9位まではeMAXIS Slimシリーズのバランス(8資産均等型),先進国株式インデックス,全世界株式(除く日本),米国株式(S&P500)が入賞しました。

第10位までにはインデックスファンドが8本入りましたが,そのうち5本が「eMAXIS Slim」シリーズです。他社のファンドの低コスト化に徹底して追随してきたことで,どのファンドも類似ファンドにおける最低水準の運用コストを達成しています。

第10位はアクティブファンドの農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶねが入りました。このファンドは米国に上場している企業に長期で投資することを目的としたファンドです。「投資信託財産の中長期的な成長を目指して運用」するという方針が評価されてランクインしました。

FOY2017からFOY2020までの順位の変遷

以上がFOY2020の結果でしたが,FOY2017からFOY2020までの順位の推移を見てみましょう。人気を集め続けるファンドとそうでないファンドがあることがわかります。

FOY2017~2020

  • 赤=eMAXIS Slimシリーズ
  • 緑=楽天バンガードシリーズ
  • 青=<購入・換金手数料なし>シリーズ
  • 灰=バンガードETF
  • 紫=アクティブファンド

楽天バンガードシリーズは他のファンドに比べてやや割高になってしまい,FOY2020ではトップ10に入らないという結果になりました。

また,eMAXIS Slimシリーズは,2019年までは他社が信託報酬が引き下げ,それに追随してeMAXIS Slimが信託報酬を改定するという流れがよく見られました。しかし,2020年は信託報酬の引き下げがあまり行われず,eMAXIS Slimシリーズも自発的に信託報酬を切り下げることはありませんでした。

話題にのぼる機会が少なかったこともあって,FOY2020ではeMAXIS Slimシリーズがやや順位を落としたのかもしれません。

一方で,他社の動向ではなく,純資産総額の拡大にともなってコストを引き下げてきた<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式VTが順位を上げることにもなりました。

単に低コストなだけでなく,長期目線の視点が評価された

先日投稿した記事のように,インデックスファンドを選ぶ際はコストを重視することはすでに多くの人の常識になっています。

◆「eMAXIS」シリーズ1兆円で売れているのは「eMAXIS Slim」だけ

eMAXISシリーズ1兆円の内訳ーー「eMAXIS Slim」だけが大人気
1週間ほど前の話題ですが,三菱UFJ国際投信のファンドシリーズ「eMAXIS」の純資産総額が合計で1兆円を突破しました。2021年1月8日にプレスリリースが出ています(図はプレスリ...

そしてコストの引き下げもかなりの水準まで進んだ今回,上位には運用期間が比較的長く,投資家に支持され続けてきたファンドが入りました。長期にわたって投資家に向き合う姿勢とその実績が今後はより重視されてくることでしょう。

今年も上位はハイレベルな争いとなりました。10位までに入るファンドはどれも投信ブロガーから非常に評価されている商品です。投資家の皆さまには,ぜひ,投資先を考える際の検討にご活用くださいませ!

優れたファンドを送り出し続けてくださる運用会社の皆さまには心から感謝しています。今後もよろしくお願いいたします。

◆過去のFOYの関連記事です。

【投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019】上位入賞ファンドとその特徴!
2020年1月17日(土),東京都品川区で「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019(FOY2019)表彰式」が開催されました。今年で13回目を迎えます。終...
あこがれのFOY2018に参加しました
なまずんです。 2019年1月13日(日),東京都品川区で「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018(FOY2018)」が開催されました。今年で12回...

*タイトル画像の背景は「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」Facebookページからお借りしました。

Facebookにログイン
Facebookにログインして、友達や家族と写真や近況をシェアしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました