個人投資家有志が主催している「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023」に投票しました。投票の要件に報告記事が含まれており、この記事がそれにあたります。

FOYは、個人投資家が自らの視点でファンドを評価する年に1回のイベントです。2007年から開催され、今年で17回目。2017年11月にブログを開設した私は6回めの参加となりました。
公式ページですでに告知されているように、今回もX(Twitter)アカウントを持っている人が参加できる「#TwitterFundOfTheYear2023」があわせて開催されます。昨年は1人あたり1部門にしか投票できない決まりでしたが、2023年は両方で投票できるようになりました。ぜひXアカウントを持っている方はそれぞれの詳しい参加要件は公式ページを見てください。





結果発表は2024年1月20日(土)に、リアル+オンライン配信で行われる予定です。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023」とは?
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2023」(FOY)は「投資家目線でのファンド評価を通じて,自分たちの手でよりよい投資環境を作る」という趣旨で開催されています。
投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたち。投資信託の事情通である彼ら彼女らが支持する投資信託はどれか?
証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。
世にあるファンドオブザイヤーのほとんどは証券会社や運用機関の関係者、アナリストによるもので、投資家が選んだものではありません。このような表彰は売り手の意向が入っていて、本当に投資家に支持されているのか?はなんともいえません。





それに対してFOYは「純粋な投資家目線」で選ばれていることが大きな特徴です。
FOY2023で投票した投資信託
自分で購入しているファンド以外にも、毎月更新しているファンドの比較記事を参考に、同種ファンドと比較した運用成績を基準に選定することにしました。
以下の10種のうち3種に投票しています。
- 購入している6ファンド(金額順)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式
- eMAXIS Slim先進国株式
- eMAXIS Slim新興国株式
- たわらノーロード先進国株式
- 三井住友・DCつみたてNISA・日本株
- eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)
- スペックや運用成績を基準に選定した4ファンド
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
→MSCI ACWI(日本を含む全世界株式)連動のインデックスファンドのうち運用成績が常に最も良い - eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
→国内の投資信託で純資産総額トップ - SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
→バンガードVTを購入するファンドでコストも安い - 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね
→過去5年のシャープレシオが良い
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
◆2023年2月以降の投資ファンド


◆ファンド比較記事のまとめはこちらから


近年のFOYの結果
近年のFOYの結果は以下の図のとおりです。ここまで、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」が4連覇。5連覇を勝ち取るのでしょうか。
ちなみにこの「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」はこの数年、圧倒的に強いので、「殿堂入りとして投票対象から外したらどうか」との声もあるそうです。個人的には強く反対で、「同じファンドが上位に入り続ける」ことにも大きな意味があるというのがその理由です。
楽しく投票するイベントという側面もありますが、10年でも20年でも同じファンドが投資家の期待に応え続けてくれるのであれば、それこそ開催趣旨にのっとった素晴らしい投資環境が維持されているということなのだと思います。





10位まででは、昨年は紫色のアクティブファンドも3本が入賞しました。今年はどうなるのか、結果が楽しみです。
なお、投票期間は11月30日まで。投票権を持っていてまだ投票していない人はお忘れなく!
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