2022年4月5日に「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」が純資産総額5000億円を突破しました。
2018年10月末の設定から約3年6か月で節目の1つを超えました。
つみたてNISA対象ファンドのなかで4番目の規模
過去の記事を振り返ってみると、1000億円を超えたのが2021年2月、2000億円を超えたのが2021年6月でした。
純資産総額の推移のグラフをみると、2021年に入ったころから純資産総額が勢いよく伸びていることがわかります(図は三菱UFJ国際投信より)。
3000億円を超えたのが2021年10月15日、4000億円を超えたのが2022年1月4日でした。最近の資金流入はほぼ一定ですね。
なお、つみたてNISA対象ファンドのなかでは現在4番目の規模です。2022年4月6日時点での純資産総額上位5ファンドは次のとおりです。
ファンド名 | 純資産総額(億円) | 設定日 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
11,799.29 | 2018/07/03 |
楽天 全米株式 |
5,598.01 | 2017/09/29 |
SBI・V S&P500 |
5,543.47 | 2019/09/26 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
5,030.00 | 2018/10/31 |
ひふみプラス . |
4,565.53 | 2012/05/28 |
上位3ファンドは米国株式で、それ以外のファンドのなかではすでにトップです。この構図がいつまで続くのかは気になっています。
「SBI・V・S&P500」が「楽天・全米株式」を抜くのはもう時間の問題でしょうね。
設定来の3年半のリターンは70%超え
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の設定来の騰落率は71.10%です。単純に期間で割っても年率20%超です。株式のリターンは(算術平均で)年率7%程度と言われることを考えると、この期間のリターンはざっと約3倍だったということになります。
「揺り戻しが来るのではないか」と思わせる場面もあったものの、結局はそれを乗り越えて大きく伸びてきました。
世界の株式市場は「平均以上」の成績を残している期間だったわけです。
これまでに「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を買った人はほぼ全員が含み益です。でも、どこかで揺り戻しはくるでしょう。
いまは「含み益の貯金」のようなものができた気持ちの余裕のあるところだと思います。最近の下落を思い出して、「居心地のわるいほどリスクを取りすぎていないか」を点検するいい機会ではないかとも感じます。
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