2024年6月6日、マネックス証券がdカード・dカードGOLDによるクレジットカード決済による積立投資(クレカ積立)に対応することを発表しました(マネックス証券のページ)。
マネックス証券はマネックスカードでのクレカ積立に対応していましたが、利用者の多いdカードとの連携でさらに便利になりました。
マネックス証券は2024年1月にNTTドコモと業務提携を始めており、今回のdカードによるクレカ積立はその連携の1つだと言えますね。
8月買付分からdカードが新規対応!
発表によれば、dカードによるクレカ積立は7月5日(金)からサービスが提供されます。新たに対応するカードは、年会費無料のdカードと、年会費11,000円のdカードGOLDの2枚で、付与されるポイントはdポイントです。
気になるポイント還元率ですが、基本的には旧来のマネックスカードと変わりません。5万円までは1.1%の高還元ですが、金額が多いほど付与率が下がります。
◆マネックスカード、dカード(年会費0円)で積み立てる場合(NISA・NISA以外共通)
積立金額 | ポイント還元率 |
5万円までの部分 | 1.1% |
5万円以上~7万円までの部分 | 0.6% |
7万円以上の部分 | 0.2% |
◆dカードGOLD(年会費11,000円)でNISA以外で積み立てる場合
積立金額 | ポイント還元率 |
5万円までの部分 | 1.1% |
5万円以上~7万円までの部分 | 0.6% |
7万円以上の部分 | 0.2% |
また、表の通りゴールドカードでも課税口座ではポイント還元率は全く同じです。
ポイント還元率が逓減する関係で、10万円を積み立てた場合の還元率は0.73%まで下がります。ただ、これでも楽天証券やSBI証券での普通カードを余裕で上回る高還元ですね。
ゴールドカードに優遇があるのは、NISA口座で5万円以上を積み立てた場合のみです。
◆dカードGOLD(年会費11,000円)でNISA口座で積み立てる場合
積立金額 | ポイント還元率 |
10万円まで | 1.1% |
5~10万円の部分も1.1%に固定されるということですね。
ただ、最大の10万円を積み立てたとしても、還元率アップによる恩恵(約4,400円)よりも年会費負担(11,000円)のほうが大きいです。他の使い道と合わせて勝算があるなら検討してもよいですが……。
すでにdカードGOLDを使いこなしている人であれば、切り替える価値はあるというくらいでしょう。
なお、初回積み立てから3か月間は、月10万円まで課税口座では2.0%、NISA口座ではなんと5.0%になるキャンペーンを行っています。dカードGOLDを持っている人はマネックス証券でポイント集めをするチャンスです(画像はマネックス証券のページより)。
毎月3万円dカードGOLDを使うことが条件になっているのですが、ゴールドカードを持っている人なら普通にクリアできるのではないでしょうか。
なお、少しややこしいのですが、dカードには新旧のカードがあるようで、クレカ積立への対応は新しいカード(先頭4桁が「4363」「5344」「5365」のカード)のみが対象です。旧カード(先頭4桁が「4980」「5302」「5334」のカード)の場合は切り替えるか、今後案内があるとのことなので、対応されることを願う必要があります。
今後、マネックス証券がdポイントでの投信購入に対応する可能性はあるそうで、そうなると付与されるdポイントの使い勝手が良くなりますね。
月5万円までのクレカ積立ならマネックス証券がオススメ
話は戻りますが、マネックス証券のクレカ積立の魅力は「年会費無料カードで月5万円までなら1.1%還元」にあります。普通カードの場合、楽天証券・SBI証券は0.5%、auカブコム証券は1.0%還元で、マネックス証券はこの点に大きな優位性があります。
◆証券会社各社のクレカ積立の還元率を徹底比較した記事はこちら
なお、今回の発表を受けて、dカードやdカードGOLDを保有していないわが家がどうするかですが、とくに何もせず見送るつもりです。
年会費無料のdカードにはとくにキャンペーンがあるわけではなく、また残念ながらわが家はdカードGOLDのポテンシャルを使いこなせる環境ではありません。
現在、「マネックスカード×マネックス証券」の組み合わせで毎月5万円×2人でクレカ積立をしているわが家はとくに切り替えずに、当面はマネックスカードで継続していくことになりそうです。いずれdカードを持つ日がきたら切り替えるかもしれませんが。
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