先日,このようなツイートをしました。このとおり,私は資産運用について先行逃げ切り型の考えをベースに今日まで進めてきています。
20代に給与を比較的多く支払ってくれる会社や職種を選び、インデックスファンドを買い込んであとは時の流れに身をまかせるという先行逃げ切り戦法
— なまずん🐠20代インデックス投資🐠 (@gameoftheweak) April 8, 2021
この記事ではもう少し詳しく私の考え方を書いていきます。
先行逃げ切り型の戦略とは
ここで言う先行逃げ切り型の戦略とは,若いうちにある程度の資産をつくり,それを基盤に運用することで人生の後半の資金を確保しようとすることです。
先行逃げ切りの究極的な形が,よく話題になるFIRE(Financial Independence,Retire Early;経済的自立と早期退職)ですね。
現時点で私はFIREをめざしているわけではありません。ですが,「FI」,すなわち経済的自立の部分は意識しています。
◆この意識については過去の記事に書いています。
これと異なる考え方としては,人生の後半で大きく稼いだり,働く期間を延ばしたりして収入を維持していく方法があります。
ただし対立する概念ではないので,早いうちから資産を作りつつ,人生の後半で収入も増やしていくことももちろんできます。できればそうなれたらいいなとは思っています。
先行逃げ切り型の戦略の利点
生き方にはいろいろあります。一度きりの人生でどのような道を選んでもまったく問題ありません。しかし,若いときにある程度は資産を用意しておくことのメリットは多いです。
運用の成果を得るには時間がかかりますが,時が経てば経つほど複利の効果を得て大きく成長します。スタートダッシュを決めれば後が楽なのです。
以下の記事に書いたように,たとえば次の3つの利点があります。
- 不確実な将来への備えとなる
- 運用するうえで有利になる
- 増えたお金で時間を買える
1つめは保険のような意味,2つめは運用上の効果,そして3つめは「FIRE」に通じる経済的な自由への視点です。運用上有利であるだけでなく,安心感をもたらしてくれるのも大きいですね。
◆もっと知りたい方はこちらもどうぞ。
ただ,これらはそれぞれ独立しているわけではありません。運用に有利であることにより,将来への備えや時間を手にすることがより近づくという相互的な関係にあります。
先行逃げ切り型の実践のために
資産運用において先行逃げ切り型を果たすには以下の3点が戦略として重要です。
- 人生の前半戦でなるべく収入を多く得られるように努める
- 浪費しすぎないことを心がけ,余剰資金をつくる
- 余剰資金をリスク資産にかえておく
収入の確保という点では20代に多く給与を支払うような企業への就職を狙いました。費用の面では居住費や通信費などの固定費を中心に削減をはかりました。その差で生まれた余剰資金をインデックスファンドに投入しています。
いまのところ私はこれを実践できています。心がけてきたことによって半分,もう半分は幸運だったことがあるでしょう。
とはいえ運に左右されるところもかなりあります。職業選択では「転職に活かせそうなスキルを多く得られる」「なるべく興味をもてて,得意な分野をつくれる」「副業に活かせそうなスキルを得られる」という方向性も考えていました。
いろいろな生き方・価値観がありますが,将来の心配を減らすには、とくに経済的な基盤は早くつくるに越したことはありません。無理のない範囲で,一歩でも先へ進んでおく意識で人生を進めていきたいと思います。
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