キャッシュフロー・クワドラントの左側から右側へ

210623キャッシュフロー・クワドラントの左側から右側へ 私の投資戦略
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ロバート・キヨサキの『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』(筑摩書房)を読みました。それを受けて,今の自分がどのクワドラントからどの程度の収入を生み出しているかを考えてみました。

◆本記事は『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』に基づいて書かれています。キャッシュフロー・クワドラントについて知らない方はこちらをどうぞ。

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収入はどこから生み出されている?

キャッシュフロー・クワドラントは「得ている収入の性質」を説明・分類するこの図です(本書をもとに作成)。

キャッシュフロー・クワドラント

継続的な収入はたった4つに類型化できるんです。

・E(Employee)=給与収入を得る従業員
・S(Self-employed)=自ら稼ぐ自営業者
・B(Business owner)=システムと従業員を持つビジネスオーナー
・I(Investor)=お金を働かせる投資家

各クワドラントの特徴は冒頭の記事の途中にまとめましたので,そちらをご覧ください。

2018年の私のキャッシュフロー・クワドラント

このキャッシュフロー・クワドラントに基づいて,2018年8月時点の私の収入を分類してみました。

私のキャッシュフロー・クワドラント

およそ95%をEクワドラントが占めている構造です。この割合について,私なりに考察していきます。

Eのクワドラント=給与所得

大半の人が所属しているEクワドラント。私もここの住人です。

Eクワドラントの利点は,特別な人でなくても,勤務先に所属さえできれば,給与という形でお金を得られること。短期的には安定していますし,お金を借りるときもほかの所属に比べて信用度が高いです。

職を選べば技能も身につきます。地方から上京してきた私にとって,生活基盤を築きながら技能を習得するにはよいクワドラントかもしれません。ロバート・キヨサキも最初はEクワドラントに所属した時代もあったといいます。

よほどの資産家や学生起業家でない限り,みんなここからスタートしていくことになりますからね。

でも,「雇われるしか選択肢がない状況」ともいえます。ここからうまく脱出していきたいですよね。

Sのクワドラント=ブログ収益等

私の収入のなかでは,ブログ収益はSクワドラントに属する収入です。1月から本格的に書き始めたブログは徐々にPVが増えてきました。

自営業者のほか,プロブロガーやYouTuber,作家やイラストレーターなどもこのクワドラントに属しますね。一時期はやった「好きを仕事に」という言葉が似合うクワドラントでもあります。

何をやるかは自分に裁量があり,当たれば稼げるものの,社会的には継続的な収入が保障されていない立場とされています。また,自分の時間をつぎ込んでお金に変えている点はEクワドラントと同じです。

Bのクワドラント=なし

現在,Bクワドラントからの収入はありません

お金を大きく増やすことのできるBクワドラントの収入がないのは少しさみしいもの……。

自己紹介文でも書いているのですが,もともと私は学生時代に起業家の熱意に圧倒されて,逆に起業を断念した経験があります。

管理人なまずんの紹介
インデックス投資家である、管理人なまずんの紹介ページです。 20代から「インデックス投資」を人生に取り入れてみた 投資について発信する人には、投資だけで生活できるほどの力を持ってい...

金持ちは最終的にIクワドラントをめざすといわれますが,なかでも大金持ちはBクワドラントからの莫大な収入を背景に持つことが多いとされています。

Iのクワドラント=投資収益

資産がお金を生み出す好循環。投資による収入がIクワドラントに入ります。

キャッシュフローとしてはほとんどありません。ここに上げているのは投資を始めてから得た含み益を仮に算出しています。運用資産が少ないのでまだ大きなインパクトはありませんが,長い目で見ればここが大きな役割を果たしてくれることでしょう。

クワドラントの右側からの収入割合を増やしたい

私は人生において,自分自身が自由に使えるお金を大切にしたいと考えています。ですから,多くの収入を右側のクワドラントから生み出すことを目標にしています。

クワドラントの左右での最大の違いは,お金を生み出すためになにを元にしているかという点です。

  • 左側は「時間をお金に変える」
  • 右側は「時間以外をお金に変える」

このようなシステムに分類できます。

現在は収入のおよそ95%が左側のクワドラントから生み出されています。右側の比率を10%,20%……と上げていきたいものですね。

I=キャッシュフローそのものというより,収益を生む資産を買う

私が購入しているインデックスファンドはキャッシュフローを生み出さない資産です。その理由は,配当をそのままファンド内で再投資してしまうから。厳密にはキャッシュフローはゼロということになってしまいます。

しかし,別にキャッシュフローがなくても資産が増えればよいのです。

配当を再投資し,価格の上昇すればその恩恵も受けて,保有資産額が増えれば,キャッシュフローはなくても困りません。1年間での含み益の増加分から課税対象分を引き算してみれば,概ねIの収入と考えてもよいのではないでしょうか。

Bクワドラントは,実践者の仲間にはいるところから

残念ながらBクワドラントからの収入は現在0%。これを増やすためには自分の周りにBクワドラントの人をおくことが大切だと考えています。

それはBクワドラントとして生き残る道は簡単ではないからです。助言をもらえる身近な実例がいないと挑戦はできても,成功は難しいのではないかと感じます。

現在のところ,Bクワドラントにいる知り合いは片手で数えられるくらい。Bクワドラントを本気でめざしている知人を大切に,輪を広げていきたいと思います。

S=ブログ収益も増加をめざす

また,今はごく小さいSクワドラントからの収益ですが,私にとっては不可欠なものです。

ブログで発信することで先を走る周りの先輩方からアドバイスを得ることができますし,その助言から学び,実践することで同じ道をめざす人たちの道しるべになることをめざしたいですね。

もちろん,Sからの収益をIに回すことも実践家としては見過ごせません。

お金を生み出す資産を購入し,Iクワドラントをめざす

今はEクワドラントの住人ですが,これをどのようにIクワドラントへ移行していくか

人生で一番若い今,E・S・Iクワドラントから得た収入を元手に,定期的に資産を購入していきたいと思います。Iクワドラントへの橋を架けていく,そんな実践録にできればと考えています。

◆『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んだことも人生の転機となりました。どんな思考回路を持って人生を立ち回るか。内容をまとめた記事もご一読ください!

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◆本記事のベースにある『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』もまとめました。

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