FIREで得られる価値について

私の投資戦略
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FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自立と早期退職)は流行りの言葉です。FIREは投資や貯蓄を早期から進めることで,労働収入に頼らずに生きていく方法をいいます。立て続けに本が出版されるなど,最近注目されています。

経済コラムニストの大江英樹さんがFIREについて書いた記事「あなたは『FIRE』を目指すべきか?」が日本経済新聞に載りました。これを読んで感じたことを書いていきます。

私はFIREを具体的にめざしているわけではありませんが,将来が読めない時代において,この考え方は誰にとっても参考になると感じています。
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FIREの2つの価値

よく言われるように,FIREの価値は主に2つあります。

  • 時間の拘束からの解放
  • 業務の重圧からの解放
会社員として働くと,時間の自由はほぼなく,業務も自分で選べる範囲が少ないです。また,絶えず評価の目で見られたり,与えられた目標を達成し続けないといけないプレッシャーもあるでしょう。

自分で選べないことが多ければ多いほどストレスは大きいです。職場によっては,頑張っても意見が通らなかったり,大して給与が伸びないという無力感もあるでしょう。

大江さんの記事では「自己決定権」という言葉を使って同じようなことが書いてあります。この言葉はいろいろな意味をもっているので私の記事では使いませんが,「自分のすることを自分で決められる」という基本的な欲求を満たすことにFIREの価値があるというのは同感です。

私はFIREをめざしているのか?

私も会社員ですので,時間や業務を選べることは少ないです。働かなくてすむならどれほどよいだろうかと考えることもあります。しかし,退職に強く憧れているかといえばそうでもありません。

仕事を通じて社会とかかわるのは楽しい面もあります。確かに重圧は伴うものの,「会社の看板」がないと会えない人と話すことができたり,挑戦ができたりします。大江さんの記事では企業年金や健康保険について触れていますが,その他にも組織に所属するからこそ実現できることもあるでしょう。

そんな私が資産形成を進める理由は,第一に将来への漠然とした不安を減らすことです。老後資金の確保はもちろんですが,変化の大きい世の中では今の仕事もいつまであるかわかりません。また,保険に加入しているにしても,病気や事故などで想定以上に収入が減ることもあります。

これらは私の努力だけでは回避できないため,仕事を頑張るだけでなく,うまくいかなかったときの備えとして資産をつくっておく必要があります。「早期退職」(「RE」の部分)をめざすというより,大幅な収入減に迫られたときに困らない手段として「経済的自立」(「FI」の部分)にむけて着々と進めたいというのが私の価値観です。

必ずしも,「FI」と「RE」をセットで考えなければならないわけではありません。

首尾よく十分な金融資産ができれば早期退職してもいいとは思っています。社会での役割は企業に勤めなくても果たすことはできますし,そのときに見つければよいですしね。

ただし,「RE」への道のりは一方通行に近く,もとの立場に戻ることは難しいです。まずは「FI」に十分な資産を作ったところで,「RE」はそのときの状況に合わせて冷静に選択できればよいと考えています。

「FIREする!」「投資で1億円つくる!」という目標の立て方もありますが,私としては不自由なく生活できるように生きられれば十分です。人生は何があるかわからないので,私は目標そのものをややあいまいで主観的なものにしています。このあたりの目標の立て方は人によるかもしれませんね。

何をめざすとしても,運用の原則は同じ

大江さんの記事ではFIREをめざす人を認めつつも,そのために無理な資産運用をしないようにと釘を刺しています。FIRE本の著者についても「長期にわたって投資を地道に続けてきたからこそ」と評しています。

たとえFIREをめざすとしても,単にFIをめざすだけだとしても,FIもめざしていないとしても,運用方法そのものの原則は同じです。リスク資産と無リスク資産のバランスや,リスク資産の配分は無理のない範囲で資産形成を進めましょう。

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