なまずんです。すっかり引越の話題ばかり書いていますが,今回で引越ネタは終わりです。今日は引越費用を公開します。
10月末に引越を決め,11月17日に新しい街にやってきました。住所変更もすっかり終えて,ようやく落ち着き始めたところです。
今回,引越関連でかかったお金についてまとめました。
賃料12.5万円・駅近の家へ
先日まで住んでいた親族の所有物件からの退居の話が決まったのが8月末。それから約2か月間情報を集め,10月中旬以降に2回内見し,11月に引越に至っています。
引越先物件は以下の通り。
家賃:12万5000円
駅徒歩:4分
広さ:40~45平方メートル
間取り:2DK(リフォーム済洋室×2)
位置:5階角部屋
築年数:30年以上
環境:オートロック付き,エアコンつき,ゴミ収集所あり,スーパー・コンビニ・飲食店多数,通勤時間は短縮
敷金・礼金:1か月
引越方法では業者にお願いせず,自分で物を運びました。今回は距離が近く荷物が少なかったためです。友人に手伝ってもらって,半日ほどで物を移動させました。
かかった費用は70万円,初期費用が高い……
物件選びから引越までにかかった総額は約70万円でした。
物件を決めるまでの費用は微々たるもの
物件を決めるまでにかかる費用は交通費のみです。内見2回と数回下見にいったので,約2000円でした。
物件を決めてから,契約までに賃料の約5か月分
ここに最もお金がかかります。支払ったのは64万9641円でした。いわゆる初期費用である敷金,礼金,仲介手数料などを含んだ内訳は以下の通りです。
- 11月分の家賃(日割り)5万8333円
- 12月分の家賃12万5000円
- 敷金12万5000円
- 礼金12万5000円
- 火災保険1万8000円
- 家賃保証料6万2500円
- 上記の送金手数料108円
- 仲介手数料13万5000円
- 交通費500円
- 住民票コピー200円
1~7は不動産業者,8は仲介業者,9~10は契約のために支払ったお金です。
目安として,契約時に支払うのは家賃の5か月分程度と言われます。私の場合は5か月分を少し超えました。約65万円は高い……。1割を占める家賃保証料って本当に必要なのか疑問に感じてしまいますね。支払能力のある連帯保証人を付けられる賃借人にとってはあまりメリットがない仕組みです。
金額の大きいところでは,敷金,礼金,仲介手数料で賃料の約3か月分です。逆にいえば,敷金・礼金ゼロで,仲介手数料も安い物件を選べば,初期費用は賃料の2.5か月分程度に抑えられます。フリーレント付きの物件も初期費用の低減になります。
初期費用と月々の賃料をあわせた総支払額ベースで考えれば,長く住めば住むほど,初期費用の負担は薄まっていきます。敷金の半分が退去時に返還されるとすれば,賃料を除いた初期費用は賃料約3か月分。
2年間(24か月)で引越した場合の支払い総額は賃料の約27か月分,4年間(48か月)で引越した場合は更新料1か月を上乗せして約52か月分。6年間(72か月)なら約77か月分,10年間(120か月)なら約127か月分となります。
裏を返せば,短期間しか住まないつもりなら初期費用をなるべく抑えたいです。1年間(12か月)で退去する場合では,賃料の約15か月分を支払うことになります。
引越時にかかった費用は約2万円
今回は荷物が少なめだったため,引越は業者に頼みませんでした。引越用車両としてレンタルできる車で行いました。
レンタル費用,駐車料金,ガソリン代で約2万円でした。業者に頼むと閑散期のでも3~5万円程度かかるため,比較的安価に荷物を移動できたと思います。お礼に友人にご飯をごちそうしたので,合計2.5万円程度の出費になりました。
若い世代は初期費用を抑えるほうが賢明か
引越は新生活の始まりですが,お金という面から見ればかなり大きなイベントです。物件選びから引越終了までで新賃料の5~6か月分が消えました。うち,家賃の前払いが1.5か月程度のため,初期費用など臨時支出は賃料の3.5か月分ほどです。
本文でも述べたように,長期に住み続けた場合,初期費用の負担は月割で考えれば薄まっていきます。一方,短期間しか住まない場合は初期費用をいかに抑えるかが重要です。私は今回,初期費用ではなく家賃を低めにする方向で物件を選びましたが,ライフイベントの豊富な20~30代の場合,住む期間の予測は短めに考えるのが賢明かもしれません。
住宅費は支出の中でも最も大きな割合を占めるものです。当初から1年程度で解約する可能性がある場合,礼金なし・仲介手数料割安物件を選ぶなどを心掛けてはいかがでしょうか。
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