サテライト投資の考え方や「買いたい気持ち」をコントロールするためのヒント――投資家オンライン会に初参加

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2月27日に投資ブロガーのきしやんさん主催のオンライン交流会に参加しました。以下のTwitterでの開催告知を見て参加の希望を伝えました。

私はインデックス投資をはじめて40か月です。投資経験が3年までという要項からはやや外れているのですが,相談したところ厚意で入れてもらいました。

きしやんさんのブログは読んでいるのですが,話を直接聞くような機会はありませんでした。投資に対する考えを聞いてみたいと思って参加しました。

オンライン会なのでオフ会とは言わないのでしょうが,これまでのオフ会のようにTwitterで見かける方と久々に投資の話をできたのが楽しかったです。

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いろいろな立場の人の話を聞ける会に

参加者は9人でした。年齢は詳しくはわからないものの,20代・30代がほとんどです。インデックス投資家ばかりではなく,個別銘柄やETFを保有している人もいました。

きしやんさんを司会に,事前に集めたアジェンダにきしやんさんや他の参加者が自由に答えていく形式でした。オンライン会ではリアルの会よりも話の間合いが難しいのですが,話題をあらかじめ整理してあったおかげで場を共有しやすかったように思います。

しばらく発言がない人にはきしやんさんから指名が入るなどの工夫もあって,投資法に試行錯誤している段階の方も率直な思いを話せていました。きしやんさんいわく単独開催は初めてとのことでしたが,発言者が偏ることはなく,いろいろな立場の意見を聞ける会になりました。

論点のほとんどは投資に関する話でした。投資以外の話も盛り上がるどこかのラーメン会とは雰囲気が違いましたね。ラーメン会では投資については「いろいろあるよね」という言葉でたいてい決着します。

◆過去のラーメンずずず会

ラーメンずずず会
ラーメンを食べ,投資話をする小規模オフ会「ラーメンずずず会」の関連記事です。

ふだんはTwitterなどのSNSやブログでは,どうしても自分の考え方と近い人の発信ばかりを目にしてしまいます。今回は経験の浅い人が多かったとはいえ,いろいろな人が集まったので私としても新鮮でした。

ETFや銘柄を言われてもピンとこないことが多く,「自分が何を知らないか」を知る機会になりました。それにはこれまでかかわりの少なかった人の話を聞くことが一番ですね。

なお,いつもオフ会で着ていく黄色い服で参加したのですが,カメラはOFFでしたので皆さんに伝わらなかったのが残念です。オンライン会では顔を出して話すのにやや抵抗がありますね。

当日話し合われたこと

会で話し合われたことの一覧をきしやんさんの記事から引用します。

Q1:投資を始めるまでに,参考にしたwebサイト,書籍,セミナーってありますか?
Q2:気になっている投信・ETFはなにか?
Q3:インデックスファンド以外で,どのようなのに投資してますか?投資されているのなら観点など
Q4:ファンドを決める情報源としてどこを参考にされてますか?
Q5:なぜ投信やETFを用いた投資法を選んだのか? なにかと比べて選んだのか
Q6:インデックス投資を中心にしながらも銘柄分析が不得意な場合,積極的な運用に手を出さない方が良いでしょうか?この条件下でも,実施可能なサテライト投資ってありますか?
Q7:米国ETFを積立で1株ずつ購入していますが,ETFはまとまった額をスポット買いの方がいいですか?
Q8:海外ETFを定期買付してるが,税金の関係でCFが増えづらい(10%余分に取られるので)という意見があります。日本で,日本円で投資信託にした方がよいのでしょうか
Q9:この上げ相場で,買いたい気持ちをどうコントロールしていますか?
Q10:投資をする上で家族にどのように説明して,納得してもらってますか?

それぞれの回答はすでにきしやんさんがまとめているので,気になる質問があれば次の記事をご覧ください。

私の記事ではおもに私が印象に残ったこととその感想を書いていきます。

Q1:投資を始めるまでに,参考にしたwebサイト,書籍,セミナーってありますか?

ブロガーの本から版を重ねている定番書までさまざまでしたが,本を参考にしたという人が思った以上にいました。本を知ったきっかけについては聞きそびれてしまいましたが,TwitterやInstagram,YouTube,ブログなどが入り口の一つになっているようです。

私が投資を始めたきっかけも似たようなものでした。直接の理由はiDeCoに加入して投資先を調べる必要に迫られたからですが,その際に対象商品の投信を調べていくつかの投信ブログにたどりつき,その後『ウォール街のランダム・ウォーカー』を書店で見つけたのが始まりでした。

よく,薄い入門書を買ってその後に分厚い定番書を読むという方法もおすすめされますが,私は逆に,分厚い本をまず読んで,よくわからなければ入門書を買って読むようにすることも多いです。

そのあとはあわせてよく紹介されている『敗者のゲーム』を購入しましたね。

Q6:インデックス投資を中心にしながらも銘柄分析が不得意な場合,積極的な運用に手を出さない方が良いでしょうか? この条件下でも,実施可能なサテライト投資ってありますか?

この問いについては,きしやんさんの明快な回答が印象に残っています。それは「得意・不得意よりも,その投資対象を保有する理由を考え,ストーリーを持つことが重要である」ということです。

生活必需品はどのような市況でも需要がなくなることはないと考えて投資する,中国は諸国とは異なる規制下にあるものの,企業価値が伸びる期待が大きいとみて買うなどといった例がでました。

個人的な見解としては,そもそもなぜサテライト投資を取り入れたいのかという理由をはっきりさせたほうが良いでしょう。

Q9:この上げ相場で,買いたい気持ちをどうコントロールしていますか?

相場が動けば,買いたい,または売りたいという感情が生まれます。現金がたくさん入ってくれば使いたくなり,少なければ使いたくなくなるのと似ています。

投資に限って言えば,私はインデックス投資の取り崩しのターンは30~70年後にあると考えているので,今の価格はほとんど気になりません。長期的にプラスのリターンが期待できる資産を保有しておけばOKという考え方です。値動きのチャートを年月単位の長期にしてみれば,直近の相場の変動はほぼノイズでしかありません。これらを根拠に,言い方を変えれば「なにもしないと常に判断している」という状況です。

出た意見には行動心理学の知見にふれるものもありました。「(相場が急に上がって)本能的に魅力に感じたようなときの感覚は『だいたい間違っている』と自分に言い聞かせている」という見方がそれでした。

投資判断は認知バイアスとの戦いでもあります。認知バイアスを取り扱う行動心理学は投資にも参考になることが多く,とくに感情による認知のゆがみについては学ぶべきことが多々あります。感情が生まれることを避けるのは難しいですが,このような心理現象が起こると知っていれば,自分なりに冷静に対処できるようになります。

私も『ファスト&スロー』(ダニエル・カーネマン著)を読んでからは,自分の心の動きに納得できるようになりました。心がざわついた経験のある人は,行動心理学の本を1冊読んでおくと自分を客観視できるようになると思います。

また参加したい会

久々に投資についてじっくり話を聞く時間がとれました。実生活でも投資の話をできる知り合いは十数人はいるのですが,対面する機会がなく投資の話題も少なくなっていました。

相場の動きが読めず,各企業の分析をする自信のない私はインデックス投資を続けることに徹しています。多少のことでは方針を変えることはありません。しかし,他の人の話を聞くことで,やり方を決めている私のような人でも,投資に対する姿勢や考え方などを新たに学ぶことができます。今回も画面の前で「確かにそうだ」と思わずうなずくような場面が何度もありました。

まして,投資法についてまだいろいろ検討を重ねたい段階の人にはこのような意見交換ができる場は貴重です。対面が難しいこの状況でオンライン会を開いていただき,きしやんさんには本当に感謝しています。また参加したいと思う会でした。

第2回の開催があればTwitterで告知されると思いますので,ぜひ参加してみてください。

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