SBIアセットマネジメントの運用する人気の米国株式インデックスファンド「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」に関連するニュースが2本入ってきました。
節目の純資産総額2000億円を突破
「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」の純資産総額が,2021年5月17日に2000億円に到達しました。
競合する米国株式インデックスファンドの「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(楽天VTI)と純資産総額を比べてみました。
3ファンドのなかでは,eMAXIS Slim米国株式の伸びは圧倒的です。2020年3月ごろに楽天VTIを逆転し,あっという間に駆け上がって行きました。その後も資金流入はググッと加速しています。
現在のところ,SBI・バンガード・S&P500は米国株式インデックスファンドの3番手というところは変わっていません。最後発ゆえに,これらの2ファンドを追いかけている状態です。
しかし,2000億円に到達するまでの期間は最も短いです。eMAXIS Slim米国株式が約2年4か月,楽天VTIが約3年4か月かかっています。
楽天VTIは信託報酬が0.150%と他の2ファンドよりも高く,そこが勢いを失っている大きな理由でししょう。SBI・バンガード・S&P500が楽天VTIを追い越して,2番手となるのは時間の問題です。
その先,eMAXIS Slim米国株式をどこまで追い上げるのかが楽しみです。
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6月から名称は「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」へ
もう一つ大きな知らせが飛び込んできました。
このファンドの名称が,6月15日から「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」に変わります。愛称は「SBI・V・S&P500」だそうです(SBIアセットマネジメントのプレスリリース)。
これはTwitterをフォローしているりんりさんの発信で知りました。
【ブログ更新】
6月15日より「SBI・バンガード・S&P500 インデックス・ファンド」の名称が
「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」に変更変更予定https://t.co/9ndajKadP0
— りんり@バンガードS&P500ETF(VOO) (@SandP500ETF) May 19, 2021
プレスリリースによれば,バンガード社の日本法人の撤退に伴う権利関係の都合で変更するとのこと。名称が変わるだけで運用には何ら影響は及ばないと公言されていますので,今後も安心して購入できるでしょう。
「バンガード」を使うわけにはいかない。かといって,ファンドの特性を考えると完全に取ってしまうのも難しい――。その結果,「V」だけが宙に浮く亡霊のようにのこされたのではないかと勘ぐってしまいます。バンガード社の日本撤退を忘れることのない名称・愛称になりました。
同じく「バンガード」を名称・愛称に入れている他社がどんな改称を試みてくるのか,ひそかに気になっています。
なにはともあれ,純資産総額2000億円突破にはおめでとうございます! 今後も人気を集めるファンドでありますように!
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