2024年3月21日、三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の純資産総額が4兆円を初めて突破しました! また、同日にSBIアセットマネジメントの「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」も純資産総額1.5兆円を初めて突破しました。
保有者の皆さまと関係者の皆さま、おめでとうございます!
3月21日に「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が純資産総額4兆円を突破、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」が1.5兆円を突破🎉 おめでとうございます✨️
S&P500インデックスファンドの純資産総額の伸びがすごい! pic.twitter.com/ZbAEmgvgjp
— なまずん🐟20代からインデックス投資をスタート🐟 (@gameoftheweak) March 22, 2024
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)はインデックスファンドで初めての4兆円突破
「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は設定来、ハイペースで純資産総額を増やしています(図は三菱UFJアセットマネジメントのページより)。
純資産総額が1兆円を超えたのは2022年2月10日、2兆円を超えたのは2023年5月2日、3兆円を超えたのは2023年12月20日のことでした。1兆円→2兆円に約15か月を要したのに対して、2兆円→3兆円は7か月台、3兆円→4兆円はわずか3か月でした。
4兆円ファンドはインデックスファンドの歴史でも初めてで、過去に純資産総額5.7兆円を記録した「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」に次ぐものです。
純資産総額は株価や為替の変動の影響も受けますが、2024年に入ってから毎月の資金流入も激増しています(図はウエルスアドバイザーより)。
これは新NISAスタートの影響で、1か月間で2000億円程度が流入しています。
「SBI・V・S&P500」は純資産総額1.5兆円&レンディングの開始も発表
同じ日には「SBI・V・S&P500」が純資産総額1.5兆円を突破しました(図はSBIアセットマネジメントのページより)。
純資産総額が5000億円を超えたのは2022年3月18日、1兆円を超えたのは2023年6月29日でした。5000億円→1兆円には15か月以上を要したのに対して、1兆円→1.5兆円には約9か月で到達しています。
純資産総額トップの「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」よりも純資産総額は小さいですが、インデックスファンドでは第3位の規模であり、順調に資金が流入しています。
また、SBIアセットマネジメントからは今回の発表に合わせて、3月26日からファンドが保有する有価証券の貸付(レンディング)を行うことも発表しました(プレスリリースより)。
レンディングは運用手法の1つで、有価証券を証券会社に貸し出すことで、その貸出料(品貸料)を得るものです。今回の発表によれば、得られる品貸料の3分の2程度がファンドの資産に加えられるとのこと。レンディングは100%以上の担保を取って行うことから、リスクは限られたものになりますが、リターンもそれに応じた小さいものになります。
レンディングの仕組みの詳細はプレスリリースや、以前に同様の取り組みを発表した「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の以下の記事も参考にしてみてください。
ファンドに入る品貸料の割合は「SBI・V・S&P500」のほうが高いですね。なお、収益の規模は信託報酬に比べても小さく、これが実際に収益にどれくらい寄与する割合は非常に小さいです。
ファンド選びに直結するような取り組みではないですが、実質的にかかるコスト分を圧縮するような取り組みでもありますので、個人的には前向きに応援していきたいと思っています。
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