正しい投資法で長く実践する――20代優待狙い投資家と話して

私の投資戦略
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なまずんです。

類は友を呼ぶのでしょうか。先日食事に行った大学時代の後輩2人が投資家でした。先日,つみたてNISA等の制度について質問してきた同級生(20代)とは別の人です。

参考 20代に薦めるならつみたてNISAとiDeCoです

驚くべきことに知り合って5年以上を経て,投資トークで盛り上がってしまいました!(後日談:私以外の2人は以前から投資トークをしていたそうです)

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優待券を見せつけられる

今回会った投資家は社会人1~2年目の若手たち。大学の後輩ですから,私より年下の20代です。

久々の再会に,一通り近況を話し合ったところでお金の話に移りました。「社会人になって,税負担の重さを知った」など税金トークを入り口に,ふるさと納税や年金制度に話が及びました。

その後,話題は投資へ。「実は,つみたてNISAと個別株投資をしているんです」と言われて驚いたのは私のほうです。聞いてみると2人は個別株投資家で,1人はつみたてNISAでインデックス投資も実践中とのこと。

2人の個別株投資スタイルは比較的近く,配当・優待利回りの良い個別株に狙いを定めているそうです。優待券を見せつけられました笑。

この枚数で合計2000円分!

投資を始めたきっかけは両親の影響とのこと。やはり,周りに投資家がいないとなかなか一歩踏み出すのは難しいかもしれませんね。私も同居した友人の父親が投資家だったことで,実践を始めることができましたし。

メンターが近くにいてうらやましいです。

どんな投資をしているか

インデックス投資が中心の私とは違って,2人は個別株に投資しています。その手法が気になります。どんな考え方で株を買っているか尋ねてみました。

  • 単元での購入額が10万円未満の株
  • 基本的には優待狙い
  • PBR,PERが比較的低い株

キャピタルゲインは得られたらうれしいという位置付けで,基本的には優待・配当を狙う手法だそうです。配当・優待目的のため,短期トレードではなく,中長期にホールドする戦略とのこと。保有期間を長く考えている点は私も同じです。

挙げた項目のほか,「数値だけでなく,会社の経営層の言葉も重要」との考えが印象的でした。インデックス投資家は持っていない視点と思います。企業の今後の方向性を知る上で,トップの考えには重要な価値があるという実践者の言葉は勉強になりました。

しかしながら,購入・売却の判断という点には自信がないとのことです。名言「雰囲気で株をやっている」ようなところも……? 手法を確立するには時間と経験が必要なようです。

また,投資本だけではイメージが不十分で,理解が追いつかないとの声もありました。私はインデックス投資の継続には理論と体験談の両輪が必要と考えています。個別株投資でもリアルな体験談は欠かせないようです。

インデックス投資はつみたてNISAで投資中

私がインデックス投資派と伝えると,話題はつみたてNISAとなりました。

後輩が購入しているファンドは野村つみたて外国株投信MSCI ACWI(除く日本,配当込み)に連動する投資信託です。設定から14か月で総資産額は約46.4億円(12月9日時点)。順調に増加傾向です。先進国株(87.5%)+新興国株(12.5%)と,新興国株に投資可能で信託報酬は税込・年0.2052%の低コストが魅力です。

野村つみたて外国株投信は「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017にて,第4位に選出された人気ファンドです。国が商品選択に介入するつみたてNISAの利点は,間違いのない商品選択にあります。

口座開設の経緯やこの先の運用への考え方などは時間切れで聞きそびれてしまったので,先進国・新興国株式を選んだ理由などは,次回聞いてみたいです。

一方,つみたてNISAを開設していない(NISAで個別株運用中)という方からは,国があまりに介入しすぎている仕組みは政治で投資環境が大きく変わる可能性もあるので,頼りすぎたくはないという本音も聞かれました。

金融庁が要望していたつみたてNISA恒久化が見送られたように,政治の意向がかなり反映されるリスクがあることは指摘の通りです。しかし,私は「使える制度は使い倒す」スタンスです。つみたてNISA,NISAとも運用益非課税というメリットに合わせて,自分の運用スタイルに合う仕組みを使えば良いと思います。

20代投資家が増えていきますように

たまたま私は投資の話をできる人が比較的多い環境で過ごしてきましたが,まさか大学時代の後輩が投資家だとは思いもよりませんでした

20代投資家はまだまだ少ないです。今回,話したうちの一人は,株式に投資していると同僚に言ったところ奇異の目で見られたと話していました。これが20代の現実かもしれません。

しかし,「貯蓄から投資へ」との考え方は,一部の20代の間では着実に広まっています

当ブログでは何度も言及していますが,投資をする,しないはその人次第。ただ,同じ「投資をしない」結果でも,投資のメリットとデメリットを比べ,判断するプロセスが大事と考えています。

投資の基本は長期投資。年月を経てから投資を知らなかったことを後悔してほしくはないのです。投資のメリット・デメリットを知った上で判断したのと,そもそも投資という手段を知らなかったのでは全く違います。

今回の集まりでは投資法はさまざまとあらためて気づきました。どの投資法も特徴的で,一長一短。私はインデックス投資を中核にしますが,他の投資法にも多くの魅力があります。論理的に正しくて,その人に合った投資法を,長く続ければよいと思います。

◆今回の食事会の直前には20代の同級生から,一般NISA,つみたてNISA,iDeCoの相談を受けています。

20代に薦めるならつみたてNISAとiDeCoです
先日,大学時代の同級生から相談を受けました。節税や資産運用に興味がある友人です。以前,ふるさと納税に関する相談にのったため,私に連絡が来ました。 ある20代の同級生からの相談 企業...

 

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