夫婦で投資を始めるための戦略(共同生活でのお金の管理③)

210921夫婦で投資を始めるための戦略(共同生活でのお金の管理③)私の投資戦略
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なまずんです。共同生活におけるお金の管理をテーマにした記事は3回目。過去2回はおもに共同生活を進めるうえでの私の考え方を説明しました。

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今回は投資を共同して始めるうえで実践した戦略について話します。「パートナーから理解が得られない」という意見もよく聞きますが,私はうまくいったので,生かせるところがあれば生かしてください!

私たちは結婚する直前には意気投合して積極的に資産運用を進めてきました。方針さえ一致してしまえばインデックス運用は2人で取り組みやすい方法です。そして2人で取り組めば,資産形成のスピードも早まります。

今回の記事はそこに至るまでに私が考えたことのまとめです。

大まかにいえば,相手の描く将来に沿う形で投資を落とし込んで,ある程度は妥協しながらも協力していくことを考えました。一時的に遠回りになるように見えるときもありましたが,それで2人の将来が楽になるならやる価値があります。

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付き合っていた頃から結婚までに進めたこと

出会ってから結婚生活を始めるまでには,「付き合う→結婚を具体的に意識する→結婚する」という流れがあります。

2人で資産形成を進めていきたいのであれば,最初から似たような方針で投資をしている人と付き合うのが最も簡単です。しかし,そんな人はなかなかいないもの。そこで,2人で将来を描くなかで,投資を手段の一つとして共有していくのが方針になります。

私は以前から投資をしていましたが,2人で取り組み始めたのは「結婚を具体的に意識する」の段階からでした。

◆参考までに,年収500万円以上の層を中心に行った調査でも,20代で投資経験のある人は男性で4割,女性で2割とのことでした。

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最初は焦らず話を聞くところから

さて,2人で資産形成を進めていくうえで私がまずやったことは,「投資について相手に教えてあげる」というスタンスを完全に捨てることです。あくまでも「2人で描く未来を実現するための手段として提案する」という形が必要です。

投資に関心がない相手に,「投資がいかに素晴らしいか」をいきなり語るのはむしろ逆効果かもしれません。

最初から「投資の素晴らしさ」を語り始めても,投資をしていない相手は何をどのように理解すればよいかわかりません。たとえば,投資家には「投資するための余剰資金をつくること」にかなり努力している人も多いですが,そもそもこの発想の意味を理解できない人もいるのです。

最初は,「お金についてある程度詳しい人」くらいに思わせておくくらいを目標に行動するのがちょうどよいと思います。

私の場合は,すでに私が余剰資金は投資に回し,長期での運用を考えていることを話の流れでふれていましたが,詳しくは話していませんでした。

付き合って過ごす中で,お金に関する相手の価値観を知っていくことが重要です。投資に限らず,なにかに協力してもらいたいときは自分の考えを知ってもらうよりも,相手の考えを知ることのほうが重要です。

相手の言葉・行動によっては「もっとおすすめの方法があるのに!」と思うこともあるかもしれません。ですが,結婚を決めるまでは他人だと割り切りましょう。詐欺的なものでなければ,助言を求められるまでは干渉しないことを徹底しましょう。

付き合う期間が長くなれば,スマホ売場での雑談や,一緒にいるときに投資の広告などを見かけて,通信料金の節約や投資制度の動向の話になることもあります。そのような機に乗じて,干渉はしないけれど詳しい人だと認識されることが大事です。

漠然とした未来を具体的な行動に落とし込む

前述のとおり,私が投資をしている話は相手に伝わっていたのと,その他のお金の話もしていたので「詳しい人」と思わせることには成功しました。

ですが,普通に付き合っている期間はそれ以上の進展はありませんでした。通信サービスにどれを使うかを参考にしてもらった程度だったと思います。

その後,2018年に一緒に住み始めることになり,「結婚を互いに意識するようになった」というところが転機でした。

結婚を意識し始めたことで,ライフプランという文脈から相手の考え方を聞く機会も増えました。将来の老後資金・住宅資金・教育資金の準備に関する備えや,日々の収支管理をどのように実践しているかなどを聞きました。

ここでも,先に余計なことを言わずに相手の考えを知ることを重視しました。といっても,投資をしていないような人が詳細に考えている場合はほとんどありません。そのため,焦って持論を述べて地雷を踏む必要もないのです。

ここまで聞いて,あとはそれにある程度沿った形に資金計画を提案し,そこに投資を手段として含めていくようにしました。

すでに似たようなことを書きましたが,ここでも「投資をすること」の是非ではなく,「〇〇するための手段の一つが投資で,それを提案した」という形です。投資については,メリットだけでなく,デメリットも伝える姿勢を見せました。

そのような話を経て合意が得られれば,あとは方針として実践するだけです。私が実践していたインデックス投資は,私たちのやり方に適合していたので,そのまま採用される方針となりました。

仮に投資に関する考えの違いが鮮明になったとしたら,2人の考えるライフプランの実現という見地から投資に魅力的な点があることを理解してもらうことを目標にするつもりでした。そうすれば,自分だけで実践する場合もやりやすくなるはずです。

もし,投資を理解することなく否定されても,ムキにならずに一旦は互いに冷静になる時間をとって作戦を練りましょう。

開始するまでに少し時間を取ってもよい

ただ,わが家の場合は,そのような話をしはじめてからもすぐには進展しませんでした。投信を買い進めるようになるまでは,投資について話をしてから1年以上がかかりました。ここで長く時間を取るつもりはなかったのですが,これも結果的には悪くはありませんでした。

というのも,近年はネットニュースなどでも投資の必要性が強く訴えられています。意識すればそれもを読んでくれるかもしれません。時間を取ったことによって,相手が方針を評価するための時間ができました。

その後,口座開設や商品の買い付けは一緒にやりました。具体的な手法は援助したほうがよいですね。

資産運用は長期戦。投資は早く始めるほうがメリットが大きいですが,同じ方向を見ながら進めるための時間をしっかりかけていくことも重要です。最初の山が最も高いです。それ以降は,見直しの範囲で進めていくことができます。

現在に至るまでに,「楽天銀行口座&楽天証券つみたてNISA口座の開設」(2019年夏)→数か月放置→つみたてNISA買付開始(2019年冬)→「楽天証券iDeCo口座の開設」(2020年夏)→「特定口座でも追加投資」(2021年春)と広がり,投資金額も増えています!

2020年6月ごろには,「コロナ・ショックで下がったときにもっと買っておけばよかった」と言うほどになりました。

◆2021年6月以降の投資計画はこちら。

2021年6月からの積立投資計画――積立金額の増額で資産形成を加速
大きな支出に区切りがついたので,わが家の積立投資計画を見直すことにしました。 変更は2021年6月から始めていきます。楽天カード決済で積立投資している分は7月から変わります。 年間...

信頼を得ればやりやすい

繰り返しになりますが,資産運用を夫婦で取り組んでいくうえで私が最も大切と考えることは,相手からの信頼を得ることです。その次に,投資や具体的な運用手法について要点を理解してもらうことが大事です。

わが家の場合は,入門書を本棚に置いておくのもよい効果がありました。一緒に話をして以来,何冊かは目を通したり,中身に関心を持ったりしたとのことです。

電子版の本は持ち歩きによく,図書館を利用するのもコスト面で利点がありますが,家族で読めるようなものは紙で置いておくのも良さそうです。

ちょっと難しそうな本やFPなどの資格の関連書を置いておくのも,いろいろと勉強していることをアピールすることにも一役買うかもしれませんね。

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