インタビューを受けて自分の投資に対する考えを改めて言語化しておく

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とあるインターネットメディアの企画にお声がけをいただきまして、インデックス運用を20代から始めてみた個人投資家の立場からインタビューを受けてきました。

面白くないからボツ! と言われる可能性がゼロではないので、詳細は掲載まで内緒にしておきます。いつまでも載った報告がなかったら察してください。

予定されている掲載先は、私もよく目を通している投資関連の情報媒体です。「なにを考えてどのように投資を実践しているか」「なぜインデックス運用なのか」「継続していくために考えていること」といった内容をお答えしました。

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インタビューを受けるのはなかなか緊張する

昨今の状況もあり、オンラインで1時間ほどの面談でした。

仕事柄インタビューをする側の経験はそれなりにあるのですが、インタビューを受ける側はまた勝手が違って独特の緊張感があり、なかなか慣れません。

どこからどの順番でどこまで話していこうかとか、誤解がないように伝えるにはどの言葉を使えばいいかなど、結構気を遣ってしまうのですよね。

が、インタビュア(インタビューをする側の人)はさすがプロ。とてもお上手で、答えやすそうなものから、自然な会話のなかで聞いていただいたように思います。終始リラックスしてお答えすることができました。

ちょっと言葉が足りなかったかなと思ったところや、自分も気づかなかったけれど論理的につながっていなかった部分には、すかさず質問を入れていただいたり、確認をしていただいたり。おかげで私も自分の考えがより整理されてきました。

勉強をするときに、「インプットだけでなくアウトプットが重要」とはよく言われますが、人に話したり、こうやってブログなどで伝えたりする過程は大事だなとやはり感じます。

インデックス運用との出会いは間違いなく人生の転機だった

私自身は1人の実践者で、経済や金融の専門家ではありません。経済知識はせいぜい入門書レベル、ネットメディアの経済記事・投資記事をある程度読み解けるくらいです。

投資信託の種類や運用状況、利用できる制度などは丹念に調べていますが、機関投資家をはじめとしたプロが真剣勝負している市場そのものに下手に乗り込もうものなら、すぐに返り討ちにあう「弱者」でしょうん。

それでも、そんな私にも取れる戦略が投資の世界にはあるのです。

それがインデックス運用であり、25歳でこの手法を他の実践者のブログで知り、読みつがれている名著で理解し、運用を本格的に始めた最初の段階で選択できたことは私にとってとても重要な転機でした。

その話を少しと、あとはそれを「どのように実践していくか」ということについて、私のやり方や考えを(といっても普段は放置するだけなのでそんなに考えていないですが)話しました。

社会や自分の状況の変化に投資で備えておく

普段から私の発信をご覧いただいている方ならお分かりと思いますが、私は「なにがなんでも早期退職!」「めざせ資産1億円!」みたいな、キラキラしたものを掲げて投資をしているわけではありません。

むしろ、来るかもしれないインフレ社会や、家族や自分の事情での退職・減給・支出増を余儀なくされた場合に、「せめてお金の面では備えておく」という全方位的な備えの目的がまずあります。まだ30代になったばかりで、将来の社会や自分の状況なんていくらでも変わり得るのですから。

言い換えれば、どんな状況が来てもしなやかに対応できるようなレジリエンス(外圧に対する回復力)のための投資、という考えが土台にあります。社会や自分を取り巻く環境が変わっても、人生の最期までお金が足りなくならない安心感がほしいですよね。

もちろん、どうにも事態が起こるのは株価についても同様で、自分の思い通りにいくなんてことはまずありません。将来の設計のために平均的なリターンを考えるのは重要ですが、短期的にはその平均的なリターンで終わる年などほとんどないのです。

◆スパゲティチャートと言われる過去のリターンの推移を見ると、株がその平均的なリターンを1年で記録していることなんてほぼないことがわかります。

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このようなたくさんの不確実性を受け入れて、それが大事故にならないように緩衝しながらうまく付き合っていく。それが私がここまでに実践してきたことで、これからもめざしているところです。

わかりやすいキラキラした目標を掲げれば、コンテンツとしては受けやすいでしょうけどね。もちろん、人生の段階を経るにつれて、また資産規模が大きくなるにつれて、将来は見通しやすくなります。その通過点として「早期退職」を選択することも、「資産1億円」を達成することもあるかもしれません。

そのうえで、快適で豊かな生活のために、「将来と今の両方において、使ってよいお金を増やしていく」という目的が乗っかっています。投資で将来のお金を増やすとともに、将来のお金は投資で増えるのだから、今の支出も削りすぎる必要はないという発想です。

今回はこれまでの実践を整理していくよい機会になりました。インタビューを受ける機会をいただきとても感謝しています。掲載される頃にまたお知らせします。

◆過去のウェブ媒体・雑誌掲載などはこちら。インデックス運用で資産を築くという戦略は変わっていませんが、いずれもあくまで当時の考えとしてお読みください。

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