家族の人数が変わったときに、買った自宅をどうするか

220225 家族の人数が変わったときに、買った自宅をどうするか 生活費
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自分が住むための家は購入か、それとも賃貸か――。いろいろな意見がありますが、私は前回の住まいまでは賃貸で、現在は購入した物件に住んでいます。

迷いましたが、いろんな選択肢を残しつつ買うことにしました。

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自宅を早い時期に買ってみた

私は20代の後半で物件を買いました。これは判断としては早いほうです。

国土交通省の「住宅市場動向調査」によれば、20代で買う人は全体の1割ほどです。平均的には30代後半~40代前半で買う人が多いようですね。

仕事上の都合や独身・既婚の割合といった要因もありますが、「家族の人数が固まってから買う」と考えている人も多いと思います。自宅に必要な広さは人数によって異なりますから。

広い家を買っても人数が少なかったらややもったいないですし、小さい家にして想定外に家族が増えたら大変です。うまくいくとは限らないもので、子を望んでも生まれなかったり、一方で双子・三つ子が生まれたり。将来に老齢の親を呼ぶことになったりするかもしれません。

ですから、「賃貸物件ならば家族の人数に合わせて住み替えることができ、無駄がない」という考えはとても合理的です。大は小を兼ねるものの、「何人でもピッタリ」という物件はないからです。

それにもかかわらず、私たちは物件を買いました。

理由は以下の記事にまとめていますが、簡単にいえば自分で住環境をコントロールしたかったし、お金まわりの条件もよく、大家とのやり取りにうんざりしたからです。

2人での生活には困らない大きさです。逆にいうと、3人ではやや手狭で、4人になるとかなりの工夫が必要です。

◆買うまでの経緯や購入した理由、お金周りの計画も書いています。

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家族の人数が固まったときにどうするか

そのため、家族の人数が増えれば住み替えが発生します。買うときにはこれを織り込んで計画しました。

いまの物件は「つなぎ」のつもりも大きいです。それもあって売ったり貸したりしやすい立地・間取りの物件にしたということですね。

ここからは人数の増え方によって、どのような戦略を描いているかをまとめておきます。

2人のままだったとき

2人のままだったらこのまま住み続けます。最終的には売却して手放すか、相続されることになるでしょう。ローンを完済したあとは別の物件に移り住んで、いまの住居を貸し出す選択肢もあります。

買ったのはマンションなので、数十年後の建て替え需要も見込めそうな場所の物件を選ぶことを心がけて行動しました。これは売ったり貸したりしやすい立地とほぼ同じだと思います。

家族が増えたとき

子どもが生まれて人数が増えたら、その成長段階に応じてスペースが必要になります。

でも、子どもが生まれてもすぐに部屋が必要になるわけではありません。私は「子ども部屋」が必要になるのは10歳(小学4年生)ごろからではないかと考えています。

最初の子どもが10歳になるまでには、独立した部屋はなくてもなんとかなるでしょう。そのため子どもが生活できる広さリビングがある物件を選びました。

別の物件に住むときに取り得る方法は6つ

第1子が10歳になるまでには引っ越しが必要です。このときに取り得る方法は次の6つです。

そのときの経済状況や求める生活によって選択を分けたいと思っています。

いまの物件を売却して別の物件を買う

いまの物件を売却して、その資金と自己資金・借入をもとに十分な広さの物件を買います。

シンプルな「住み替え」ですね。

子どもが独立したあとは住み続けるか、引っ越すかをあらためて考え直すことになります。

いまの物件を売却して賃貸物件に住む

いまの物件を売却して、賃貸物件に引っ越すパターンもあります。

長期的視点になりますが、子どもが独立したあとは広い家は不要ですよね。子どもの独立後に規模を縮小しやすい方法です。

また、物件を売却すれば手元資金が増えるので、それを金融資産投資に回せそうです。

いまの物件を賃貸に出して別の物件を買う

いまの物件を売却せずに貸し出す方法です。あわせて十分な広い物件を買います。

子どもが独立したあとはこの物件に戻ってきて、広い物件を売る・貸すといった選択になると思います。

これを実践するには2つの条件が必要です。

  • 住宅ローンを完済してあること
  • 賃貸需要があること

いまの物件の以前の所有者はこの方法をとっていたようです。賃料収入を得られるようになるものの、ローンの返済のために保有している投資信託の多くを売却することになりそうです。

いまの物件を賃貸に出して別の賃貸物件に住む

直前に書いた方法と似ています。広い物件を買うほどの理由がなかったり、そもそも物件がなかったりした場合にはこの選択肢もあります。

子どもの独立後は所有物件に戻ってくることもできそうですね。

広い物件を買うときに組むであろう多額のローンが必要ないのも利点です。積み立てている投信に手をつける必要もありません。

いまの物件の至近に物件を買う

たとえば同じマンション内の部屋を買う方法です。運良くちょうどよい広さの物件が売り出されればありかもしれません。

「離れ」ができるイメージですが、小さいうちはここに子どもを1人にするわけにはいきません。私が追い出されます。

引越不要で住環境が変わらないのが利点です。ただし、水道や電気などを2件に契約することになってしまいます。よほど近くに物件が出てこないと難しいと思いますが、大きな物件を買う場合と比べて借金の必要性は減ります。

いまの物件の至近に物件を借りる

直前に書いた方法の賃貸バージョンです。これも私が追い出されます。

買うときにはその後の選択肢も考えておこう

生活環境の視点でも、お金の観点でも、どれがもっとも良い結果になるかは状況によるのでわかりません。ただ、全部で7つの選択肢が持てているため、状況に合わせた対応をできそうです。

購入して終わりではないので、長期的な選択の余地も考えてみてはいかがでしょうか。

なお、今回は個別の部屋が必要になりそうな10歳を基準に考えましたが、学校に通っていることを考えると、転校しない範囲で住み替え先を選ぶことになるでしょう。住み替え先の地域の選択肢を広げるならば、小学校入学前に検討する必要があります。

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