小麦製品や牛乳、電気・ガス料金、それから外食――。身の回りのモノやサービスが続々と値上がりしています。
とくに食品の値段が上がっていることはスーパーに行くと実感しますよね。
そして買う側としてだけでなく、たとえば勤め先でも原材料費などの高騰の影響も受けて商品価格を引き上げる方向の議論がよく起こっていて、私も一方では値上げに加担している状況です。
というわけで、日本にもついにインフレ時代が来るのでは? という雰囲気を、生活レベルでやや感じています。
さて、食べ物やエネルギー、サービスは買いだめや消費の前倒しが難しいのでできる対策が限られています。個人でできる対策には「投資をする」か「収入を増やす」というものしかないでしょう。
その一方で、長く使えるものや進歩の余地の少ないものは、値段が上がる前に買ってしまうという選択をするのもアリかなと私としては思っています。インフレ下では現金ではなく、「投資をする」か「モノに変えておく」のがセオリーで、これの「モノに変えておく」というほうですね。
値段が上がる前に買ってみた
たとえばわが家にある家具は、国内の家具メーカー3社のものが大半ですが、いずれもこの秋~冬に価格改定が予定されています。
運良く2021年までに「必要な数は」だいたい買い揃えていたので、私にはもうあまり影響はないのですが、「椅子は家族が増えたら追加購入すればいいかな」なんて考えて最低限の数にしていたら、ここで値上げのお知らせがきました。買おうとしていたものは12月には価格が1万5000円ほど上がるとのこと。
元の価格は4万円台ですが、それが6万円台になるという。すぐに使う見込みはないのですが、値段が上がる前に買うことにしました。
進歩の著しいものは後々コストが下がってくることもありますが、そうでないものはそうそう質もかわりません(おそらく椅子とかは最たるもの)。いまより価格が安くなる将来が見えなければ、買っておくちおいう対策もあるのかなと思います。
ということで、家電も「いずれ買うつもり」と考えているものは早めに買い集めています。最終的には安上がりになると勝手に思っていますが、どうなることでしょう。
◆食器洗い乾燥機(食洗機)を買ってみました。
◆照明器具を買ってみました。
理屈でいえば、物価上昇率(インフレ率)よりも投資の収益率のほうが大きくなるでしょうから、すぐに必要ない場合は購入せずにその分を投資に回しておく手もあります。が、長期ではそうなると思いますが、数年単位ではそうとも限りませんし、物価の上昇も品目にもよります。
価格も平均で見ればじわじわ上がっていくのでしょうけど、特定の商品だけを見れば、一気に上がり、しばらくそのままで、またどこかで一気に上がり……というサイクルになっているでしょう。
「増税前の駆け込み需要」と似たような感じですが、いずれは買うつもりで、かつ進歩の余地が少ない割に値上げが起こりそうなものは、収支に無理のない範囲で消費を先取りしてもいいのかな、なんて考えています。
「いずれ買おうかな」と思っていたものが値上げされそうなとき、このように私は割と買ってしまうのですが、皆さんはどう判断するのでしょうか。投資家であればまず投資なのかな。
と言っても買いまくると投資に回せる分が減っていきます。物価が上がるなら給与も上がらないと厳しいのですが、私は今後の上昇はあまり期待できない(私の持ってる能力的に)と思っているので、投資のほうもペースを緩めずに続けていくつもりです。
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