2021年は世帯年収が増えて1600万円台に届きました。
この水準だといわゆる「パワーカップル」に分類されることが多いかな、と思います。この分類は個人的にはあまり好きではないのですけどね。
収入が増えた分の一部は投資金額の増額に回したいと考えています。
本業も本業以外も収入は増加
2020年の収入は1500万円台でした。そこから2人の本業の収入が増えたほか、本業以外の収入も2年連続で伸びました。
本業以外の収入の多くは、①ブログなどからの広告収入と、②ココナラなどのスキルマーケットを通じた収入です。①も②も本業で使っているスキルを活用しています。
収入の大部分は本業ですが、後述のように今後の大きな伸びには期待していません。そのため本業ではない収入を伸ばしていくことも重要と考えています。20代のうちに注力してきたスキルを「横展開」できれば理想です。
ちなみに現時点では投資による収入はほとんどありません。これは私が購入している分配金再投資型の投資信託は、分配金をそのままファンド内で再投資するためです。
いまの私には分配金によるキャッシュフローは必要ありません。課税される前に再投資できる投資信託のほうが効率的です(課税の繰延効果)。これは投資信託の利点の1つです。
◆ただし課税の繰延効果はそこまで大きいものではありません。キャッシュフローが必要な人は配当金を得られるETFなどを買うほうが便利かもしれません。
本業の選択も重要
さて、本業以外の収入も増えたのですが、わが家も収入の柱は本業です。現状では幸運にも、私もうなぎんも同世代の人の平均よりは多くの収入を得られています。
こうなったのは、仕事を「給与水準が比較的高い業界」で、かつ「若手への配分も高い会社」から選んだことだったと思います。正直なところ、私やうなぎんの能力が世間一般と比較して抜きん出ているかというと、そうでもないだろうというのが率直な気持ちです。
少し前に「仕事を待遇や給与で選ぶな」と言ってTwitterで炎上していた人事アカウントがあったのですが、ある程度は待遇や給与で選ぶ姿勢を持つことも私は重要だと思いますよ。対価を得るためにみんな働いているのですから。
「やってもいいなと思える仕事」のなかで相対的に待遇がよい会社から選んでいく作戦で、結果的にはうまくいきました。
「収入は個人の能力というより、どの会社で何の職種をつとめるかによる」といった意見を耳にすることがありますが、同感です。若い世代では評価できるほど実績に差がないので、なおさらそう思います。
ただし、若手に手厚い企業はそのぶん、年齢による給与の伸び率が低いこともあります。私たちもまさにそのパターンですので、大手企業のよくある給与体系と比べてみると、年収ベースでは将来的に追い抜かれそうです。
それでも、「なるべく早い時期になるべく多くの収入を得ること」をより重視しています。仮に生涯の給与総額が同じであれば、人生の後半でもらうよりも早い時期に受け取っておくほうがよいです。余剰資金を作りやすく、長い投資期間を生かした運用ができるからです。
実践してきたから今があるとも言えますが、ここまで目論見通りに進んでいることは幸運も多くありました。
いまのうちに金融資産の基盤はしっかり固めておくつもりです。
◆資産形成の途中経過です。
投資金額を増やせるかも
なお、世帯年収は増えたものの、税金も増えていくので手取りで考えると1200万円前後です。支出を差し引くと約500万円が残りました。昨年はこのうち360万円ほどを投資に回しています。
これまではいわゆる「生活防衛資金」をつくるためにこの一部を投資に回すようにしていましたが、これまでに「生活防衛資金」は生活費の24か月分以上とかなり保守的な水準になりました。
今後はより高いリスクをとっても問題なさそうです。リスクの増やし方は、投資対象のリスクを増やすのではなく、投資金額を増額していくことを考えていきます。
「生活防衛資金」が多くて困ることはありませんが、これ以上に積み上げる必要性も少ない状況となりました。そして長期的な視点では、人生の早い時期に投資元本を投下しておくことも重要です。
増えた収入の一部はおいしいものを食べたり、どこかに出かけたりして消費したりしつつも、投資の充実にも投入していこうと考えています。
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