【2021年12月・つみたてNISA対象】アクティブファンド等比較・一覧【信託報酬,実質コスト,純資産総額など】

最新【つみたてNISA対象】アクティブファンド比較・一覧【信託報酬,実質コスト,純資産総額など】 NISA・つみたてNISA
(2022/01/16)この記事は2021年版です。最新版は以下のページからどうぞ。
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当ブログではNISAつみたて投資枠対象のインデックスファンドとアクティブファンドのリターン・信託報酬・実質コスト・純資産総額などを一挙に比較しています。 最新情報を毎月更新。 「本...

この記事では,つみたてNISAで購入できる指定インデックス投資信託以外(以下,アクティブファンド等)の信託報酬,実質コスト,純資産総額,運用期間を比較します。

つみたてNISAの対象商品には201本が承認されています。対象商品の大半は金融庁が指定した指数(TOPIX,日経平均株価,MSCI-kokusai,S&P500など)に連動するインデックスファンドです。それとは異なる値動きをめざすアクティブファンド等も21本承認されています。

なお,ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)に連動する商品はインデックスファンドの一つです。しかし,金融庁の指定するインデックスではないため,つみたてNISAではアクティブファンド等に分類されています。分類は金融庁のものにしたがって,当ページに掲載しました。

◆TOPIX,MSCI-kokusai,S&P500などの金融庁の指定する指数に連動するインデックスファンドの比較・一覧はこちら。

【2021年12月・つみたてNISA対象】インデックスファンド比較・一覧【過去リターン・信託報酬,実質コスト,純資産総額など】
(2022/01/16)この記事は2021年版です。最新版は以下のページからどうぞ。 この記事では,つみたてNISAで購入できるインデックスファンドの過去リターン・信託報酬・実質コ...
◆最近の更新
2021/12/01 2021年11月末のデータに更新。
2021/11/01 2021年10月末のデータに更新。新たに追加された対象ファンドを記載。
2021/10/03 2021年9月末のデータに更新。新たに追加された対象ファンドを記載。
2021/09/01 2021年8月末のデータに更新。
2021/08/01 2021年7月末のデータに更新。
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注意事項

情報量が多いため,PCでの閲覧をおすすめします。

作成条件

  • 各ファンドの目論見書・運用報告書および運用実績をもとに作成しました。
  • 実質コストは運用報告書に掲載されたものをそのまま掲載しています。

アクティブファンドの比較・一覧

21本のアクティブファンドを一覧にしました。

  • 信託報酬は税抜です。
  • 金額の単位は百万円です。
  • 各項目について
    • 実質コストは直近の運用報告書をもとに算出
    • その他の項目は,前月末日での数値を元に作成
1年
騰落率
3年
騰落率
5年
騰落率
10年
騰落率
信託
報酬
実質
コスト
平均年率
リターン(5年)
リスク
(5年)
シャープ
レシオ
純資産
総額
決算日 設定日 備考
コモンズ30 15.12% 35.63% 60.58% 235.65% 0.980% 1.240% 10.42% 11.44% 0.911 31,206 2021/1/18 2009/1/19
大和住銀DC国内株式 23.26% 34.92% 60.30% 240.21% 0.950% 1.054% 10.61% 14.08% 0.754 23,708 2021/1/27 2006/10/23
年金積立 Jグロース 10.94% 40.23% 76.94% 352.02% 0.820% 0.959% 12.77% 13.87% 0.921 46,983 2021/6/25 2001/10/31
ニッセイ日本株 14.10% 16.68% 30.34% 177.97% 1.000% 1.088% 5.95% 11.64% 0.511 100,337 2021/5/20 2001/12/26
ひふみ投信 3.73% 30.39% 77.80% 415.90% 0.980% 1.194% 13.42% 19.24% 0.698 150,428 2021/9/30 2008/10/1
ひふみプラス 3.93% 31.19% 79.19% 1.055% 1.191% 13.59% 19.19% 0.708 468,074 2021/9/30 2012/5/28 信託報酬は純資産総額の増加に応じて漸減
結い 2101 -0.93% 7.71% 27.60% 103.48% 1.000% 1.128% 5.22% 7.77% 0.672 47,238 2021/7/19 2010/3/29
EXE-i グローバル中小型株式 31.12% 48.21% 71.68% 0.230% 0.357% 12.06% 13.58% 0.888 11,502 2021/5/12 2013/5/13 ETFを購入するファンド。実質コストに原資産経費率0.082%を加算
キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用) 33.39% 86.18% 134.45% 0.987% 1.570% 19.14% 12.67% 1.511 26,475 2021/8/20 2016/4/21 信託報酬と実質コストに原資産信託報酬0.007%を加算
セゾン資産形成の達人 23.93% 54.31% 97.02% 406.97% 0.530% 1.364% 14.96% 11.11% 1.347 181,471 2020/12/10 2007/3/15 ETFを購入するファンド。実質コストに原資産経費率約0.78%を加算
iFree NYダウ 30.39% 45.90% 102.05% 0.225% 0.261% 15.62% 12.32% 1.268 30,681 2021/9/7 2016/9/8
フィデリティ・欧州株 17.44% 56.13% 102.78% 339.34% 1.500% 1.792% 15.76% 12.77% 1.234 27,881 2020/11/30 1998/4/1
eMAXIS NYダウ 29.83% 43.96% 97.62% 0.600% 0.681% 15.11% 12.26% 1.232 27,879 2021/1/26 2013/8/7
セゾン・バンガード・グローバルバランス 16.79% 33.27% 50.11% 170.89% 0.460% 0.607% 8.64% 6.90% 1.252 181,471 2020/12/10 2007/3/15 ETFを購入するファンド。実質コストに原資産経費率約0.10%を加算
ハッピーエイジング20 19.33% 21.49% 39.75% 184.74% 1.470% 1.719% 7.40% 11.40% 0.649 13,717 2021/7/15 2000/7/31
ハッピーエイジング30 14.38% 16.67% 30.56% 143.83% 1.350% 1.570% 5.79% 9.04% 0.640 15,963 2021/7/15 2000/7/31
ハッピーエイジング40 9.76% 12.34% 21.65% 96.95% 1.200% 1.380% 4.15% 6.23% 0.666 20,361 2021/7/15 2000/7/31
世界経済インデックス 14.09% 28.86% 46.91% 145.80% 0.500% 0.615% 8.21% 7.51% 1.093 122,608 2021/1/20 2009/1/16
フィデリティ・米国優良株 39.94% 77.23% 115.48% 462.08% 1.490% 1.725% 17.21% 13.75% 1.252 53,369 2020/11/30 1998/4/1
のむラップ(積極型) 24.31% 38.97% 58.99% 220.15% 1.199% 1.538% 10.06% 9.79% 1.028 67,179 2021/2/18 2010/3/15 分配金あり(税込10円)
ブラックロック・インデックス投資戦略ファンド 8.69% 23.91% 35.18% 0.830% 0.997% 6.31% 5.03% 1.254 13,230 2021/8/2 2014/5/28 信託報酬のほかに組入資産のコストが加わる

 

10年といった長期間の騰落率をみると100%を超えるようなファンドもあります。騰落率100%は2倍,騰落率200%は3倍に成長したということです。

一般にはインデックスを上回るアクティブファンドは3割

近年も徐々に低下傾向にあるインデックスファンドの信託報酬に比べて,アクティブファンドの信託報酬は高いです。主要なインデックスファンドは信託報酬が税抜0.1%前後まで下がってきたのに対して,その10倍の信託報酬を設定しているアクティブファンドもあります。

一般に,数年以上の期間にわたってインデックスファンドの運用成績を上回り続けるアクティブファンドは3割程度です。勝率が良くない理由は,信託報酬などのコストが高く,リターンを削ってしまうからです。

つみたてNISA対象ファンドのアクティブファンドは過去の実績が認められたファンドです。また,つみたてNISA対象商品のインデックスファンドには運用期間が短く,純資産残高も少ないファンドが多い一方で,長期運用を続けてきた実績という厳しい要件を突破しています。ここは評価すべき点です。

また,コモンズ30(コモンズ投信)・ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)・結い2101(鎌倉投信)・セゾン投信など,長期投資を顧客に訴えてきた直販投信も名を連ねています。インデックスファンドではファンドそのもののリターンは良くても,投資家が短期で売買してしまうことで,長期的にはリターンを損なう傾向があるとも言われます。それを考えると,長期投資を実践するためのサポートが充実した直販投信でアクティブファンドを購入するほうが最終的なリターンは高まるかもしれません。

このように,これまでの実績を評価してこれらのアクティブファンドを買ってもよいでしょう。

私としては,運用期間や純資産残高などの条件をクリアしたインデックスファンドをひたすら保有し続ける方法を実践したいと思います。

◆代表的なインデックスファンドを比較・一覧にした記事です。

【2021年12月・つみたてNISA対象】インデックスファンド比較・一覧【過去リターン・信託報酬,実質コスト,純資産総額など】
(2022/01/16)この記事は2021年版です。最新版は以下のページからどうぞ。 この記事では,つみたてNISAで購入できるインデックスファンドの過去リターン・信託報酬・実質コ...

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