資産運用は大切ですが,お金は使ってはじめて意味があります。
さまざまな考え方がありますが,私にとって資産形成は目的ではなく人生のお金の悩みを減らす手段です。
投資したお金は最終的には消費に回すつもりです。20代の今,投資と消費のバランスをどう考え,何にお金をどう使っていくか。この記事ではこれまでに私がお金を使ったものを紹介しながら,私自身の投資と消費に関する考えを考察したいと思います。
就職後,私がお金を使ったもの5選
食費や交通費など生活に欠かせない支出以外で私がお金を使ったものを,多い順にまとめます。
各地の空気感を知る「旅行」
トップは旅行。2016年1月~2018年8月で国内外に行き,150万円ほどを使いました。
旅行の良いところは,自分の五感で見識を広げられることです。インターネットの発達で,世界中の風景や風習を写真や動画を画面越しに見ることはできます。しかし,その場の空気感や雰囲気,生活の実際などは行かないとわかりません。
豪遊する旅ではなく,その地域の人々の生活を感じることを主な目的に海外と国内を何度も訪れました。
「老後の楽しみ」の代表になりやすい旅行ですが,できるだけ早い時期に行けば。
少し背伸びした「腕時計」
腕時計には100万円近く使いました。
社会人になって最大の買い物でした。長く使っていこうと思います。
長く使うものは早く購入したほうが,限りある人生をより幸せに過ごせると思っています。
一瞬を切り取る「カメラ」
レンズや保管庫,三脚などを入れて40万円ほどを使いました。
風景や星を主に撮っています。趣味レベルですが,構図を整えたり露光時間を考えたりと,アートは奥が深い楽しみです。見るのもいいですが,形に残すのも楽しいです。
生活を便利にする電器製品
パソコン,スマホ,ロボット掃除機などで40万円ほどを使いました。
ロボット掃除機は優秀です。掃除から解放されて初めて気づいたのですが,掃除の負担は結構大きいのですね。これまで週に1回しか掃除していなかっただけで解放感があるので,それ以上の頻度で掃除をしている人にとってはかなり違いがあるでしょう。
自分の時間を有効活用するための支出はとてもコスパが良いです。
知が体系的にまとまった書籍
投資関連本や仕事に役立つ実用書を中心に,30万円ほどを購入しています。
インターネット全盛の時代とはいえ,学びを得るのに書籍は有効な手段です。インターネットでは自分で調べたいことしかわからない一方で,書籍はまんべんなく知識を得られる利点があります。
定評のある名著を中心に体系的に知識を得るようと考えていますが,積読状態になっているのが何点もあります。
経験と時短にお金を使う
私として心掛けているのは,経験を得られるもの,時間短縮になるものにお金を使うことです。
早く経験できればその後の人生に生きますし,長く使えるものは早く手に入れたほうがより長く使う経験を得られます。自分の時間を作れる時短商品への投資は自分の勉強時間や余暇時間となります。
人生は有限であることを考え,20代に経験できることはできるだけ多くを経験して30代を迎えたいと思います。
投資と消費は対立軸ではない
投資の大原則は消費を抑えて元本を作ることにあり,複利効果を存分に生かすにはなるべく多くの資金を若いときにリスク資産の移すのが成功の秘訣です。
本日挙げてきたお金の使い道は広く言えば「消費」で,資産形成とは一見逆行しているものです。一方で,いろいろ我慢してまで,投資に一点集中することには疑問を持っています。
消費しながら良いモノやサービスにふれて経験を積むことで,人間関係が広がったり,趣味の新しい世界を知るきっかけになるでしょう。ある程度は収入アップにつながるかもしれません。
経験は若いうちに積んでおく必要があります。規律のなかで目的をもって散財していくのが今後の目標です。
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