『夫婦でFIRE』:普通の共働き家庭の2人がFIREした実例が参考になる!

220831 夫婦でFIRE 普通の共働き夫婦の2人がFIREした実例が参考になる! 投資の参考書
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夫婦でのFIREにいたる方法やFIRE生活を発信しているグミさん・パンさんの新刊『夫婦でFIRE』(フォレスト出版)が発売されました。

1冊をご贈呈いただき、なまずん&うなぎんの2人で楽しく読ませていただきました!

私たちも資産形成までの途上にあり、将来のFIREも話題にすることがあります。本書のFIREするまでの話やFIRE後の計画はとても楽しく読みました!

著者のグミさん・パンさんは子ども2人をもつ4人家族。20代後半からFIREをめざして取り組み、40歳になる前に到達しました。本書にはおもに、FIREに関する2人の考え方と、FIREするまでの流れ、今後の展望が解説されています。一言でいえば、FIREを目標にどのような戦略で進めてきたかをまとめた本で、その方針や考え方が書かれています。

考え方に共感することも多く、また私たちも実践していることや実践したいことがたくさん盛り込まれていました!

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資産をある程度構築してサイドFIREするという戦略

最初に言っておきますが、本書におけるFIREは「サイドFIRE」とよばれる、フルタイムではない労働を前提としたFIREです。1日4時間、月間80時間程度の労働が想定されているようです。

いわば、「フルタイムワークからのリタイア」ですね。

ただ、完全な退職をめざしている人にも本書は参考になると思います。労働の強度をどこまで落とすかというのは収入と支出のバランスを主とした資金計画次第ですから。

特筆すべきは、親から大きな資産を引き継ぐことを当てにしているわけでもなく、労働収入は高めですが外れ値というわけでもなく、そして子どももいる、それなりに「よくある」家庭の事例であることです。

FIREまでの方法も極端なものではないのが、実践書として好感をもてるポイントですFIREの実践にはエンターテインメント性も感動的なストーリー性も必要なく、リアルで生活感があるほうが自分の実践にあてはめやすくなりますから。

詳しくは本書を読んでもらえればと思いますが、お金の点では、手取りは2人で800万円台、投資金額は500万円前後の年が多かったそうです。お2人が約10年でFIREに到達した理由の1つには相場が良かったという幸運もありますが、運用の中心は誰にでも取り組みやすいインデックス投資です。多くの人の参考になるのではないでしょうか。

FIREに特別有利な特殊事情がなくても、「収入・支出・投資」の3つの視点を持って、長期的な戦略を持って地道に取り組めば、いずれは労働の強度を落としていくことができるというメッセージが伝わってきました。

2人だからできることと難しいことが簡潔に整理されている

よほどの事情がない限り、片働きの家庭よりも共働きの家庭のほうが経済的に余裕があります。ただ私も実感しているのですが、それと「FIREしやすいか」は異なる話です。

というのも、FIREはお金の問題だけでなく、「フルタイムワークをやめる」というライフスタイルの変化に向き合う過程があり、ここが大きいのです。実際わが家でも漠然とFIREが話題になることはありますが、その後どうしていくのか踏み込んだ話まではできていません。

お金のことだけでいえば単純で、2人で15年(合計30年分)くらいフルタイムで働いて資産を積み上げ、その後は強度の低い労働+平均的な資産運用で乗り越えていけばよいです。本書もほぼそのような戦略です。でも、その過程で2人の異なる価値観をすり合わせる必要があり、そこが難しいのですよね。

本書ではライフプラン(将来にわたる資金計画)を策定したり、「収入・支出・投資」について双方の得意分野をもとに分担したりといった進め方・考え方が紹介されています。実際にやったことが記載されているのが特徴で、参考にできる部分も多いように感じました。

この本自体を一緒に読んでパートナーとFIREを話題にしたり、考え方をすり合わせる糸口にも使えたりできそうです。グミさん・パンさんも最初はケンカしていたところからFIREへ目標を一致させていく流れが描かれていました。

そして、ゴールから考えていく思考や、2人で資産や収支を共同管理する方法、バッファーを考慮した計画、資産が尽きないことに重きを置く考え方などのプロセスもまとめられています。

投資もハイリスクをとるのではなく、FIRE後は株式100%からリスクを抑える方向に転換し、かつリターンも2~3%程度と控えめなものを前提に組んでおり、リスクを踏まえた考え方を前提としていることにも好感がもてます。

夫婦で「働き方」を見直すきっかけにも

これまでFIREに早く到達した人の体験記には、支出を抑えやすい環境で極端な節約をしたり、逆に多くの資産を引き継いでそれを活用したりする前提条件がある場合も多かったように思います。そういったFIREの核心に事情のある事例は、同じ環境を利用できる人には役立つものの、そうでない人にはピンとこない内容だったでしょう。

その点で本書は、確かに2人は比較的恵まれた環境ではあるものの、一般的といって差し支えない家庭でも40代までにフルタイムワークを離脱した実例として読み応えが十分にあります。共働き夫婦における「働き方」というライフスタイルを見直すきっかけに、2人で読んでみる価値のあるオススメの1冊です。

なお、購入者特典として、本書に掲載されているライフプラン表のExcelファイルをもらうことができます。これも使い勝手がよさそうです。

◆わが家も2人で協力して積立投資をしています。

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