自宅用に物件を買うか,買わないかは意見の割れる話題です。メリット・デメリットはどちらにもあります。すでに当ブログで書いているように,私は買った人です。
しかしそのなかに入れる家具はどうでしょうか。サブスクリプションサービスも最近出てきましたが,おそらく買う人がほとんどです。
流行りに乗って頻繁に家具を持ちかえるというよりは,しっかりした家具を長く使いたいと私は考えています。そこで,一つひとつ検討しながら買い進めてきました。2020年に物件を購入してから約1年が経ち,ようやく一通りの家具がそろったところです。
買うときに最も気をつけたこと
私が家具を買うときに気をつけたことは,その大きさを甘く見ないことでした。できれば,一気に買い揃えないで少しずつ入れていきましょう。
販売店で見るときと家に置いたときでは,家具の大きさの感じ方が異なります。店では広々とした売り場に,大きな商品が余裕をもって陳列されています。一方で,部屋は売り場より狭いですから,部屋に入れてみると売り場ほど家具は大きく感じます。
また,置ければよいという問題ではなく,実際に使ううえでは人の動線を考える必要もあります。
たとえば,ダイニングセットを置くために必要なスペースは,テーブルとチェアの大きさだけではありません。人が自然に座れることを考える必要がありますし,チェアの後ろを人が通るような場合は,そのスペースも確保する必要があるのです。
つまり,家具の大きさを決めるときは,その家具が場所に収まるかどうかという観点だけではなく,家具以外に必要な空間を十分に確保できるかを検討しなければなりません。
一気に買い揃えるとここを失敗しやすいと思います。私の場合は優先順位の高いものから1~3点を目安に買い足してきました。何度も店舗に足を運ぶのは面倒なのですが,失敗を防ぐにはこれが確実です。
ほかにも,ロボット掃除機が通れることに気をつける……というような点も注意しました!
一気に買う場合は床面積に対して30%までを目安に
しかし,諸事情で多くの家具を一気に揃えたい人もいるでしょう。そこで,参考までに私たちの部屋(一般的なマンションのLDK)における家具の設置面積を算出してみました。設置面積を計算するだけなら単純で,購入する前に概算することができます。
わが家の場合,家具が床面積に占める割合は約25%でした。
計算に入れたのは備え付けのキッチンを除く家具・家電です。部屋の形や絶対的な広さにもよりますが,これくらいなら動線がよく,かつ全体的に圧迫感のない配置ができます。
通説としては33%を目安にするとよいそうです。感じ方は人によりますが。
私の感覚でも,40%を超えてくると配置を工夫しても動線に制約がでてきそうです。50%以上になるなら,計画を見直したほうがよいかもしれません。
買った家具の一覧とその費用
さて,お金に関するブログですので,ここからは家具の購入費用についてまとめておきます。買った家具は以下の11点で,約150万円の出費でした。デザインを追求したような高級家具は買っていませんが,間に合わせの安物でもない程度です。
- ベッドフレーム(2台)
- マットレス(2台)
- ソファ
- 収納棚(2台)
- 本棚
- テレビ台
- キッチン収納(2台)
いずれもリアル店舗で購入しました。使用感や質感,細かな仕様は現物を見てみないとわからないところが多いです。セレクトショップやメーカーの販売店をまわりました。
また,可動部が少ないものは中古品で購入したものもあります。私たちの場合,箱となる家そのものが築年数を経ていますから,やや使用感のある物を置くほうが違和感がありません。華やかな新しい家具のほうが緊張感が出てしまい,むしろ似合わないように感じます。出費の圧縮だけでない利点がありました。
結局,木製でしっかりしていて,かつ重たくはならない程度の雰囲気の家具がそろうこととなりました。
ダイニングテーブルは2人掛けのものを持っていたのでそのまま使っています。これは家族の人数が増えたら買いかえます。たんすなどの衣類の収納用品も,すでに互いが持っていたものを使っています。
その他に壁面収納を楽天市場のお買い物マラソンで購入しました。サイズなどの条件が厳しかったのですが,そのようなときは品揃えが無限のネット通販に頼るのが正解ですね。
大きな買い物は楽しい面もありますが,なかなか買いかえるものではないぶん,焦らずゆっくりと検討していきましょう。
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