iDeCoの掛金を毎月から月別(年単位)に変更・設定する方法とつまずいた点

iDeCo

2018年からiDeCo(個人型確定拠出年金)は掛金拠出を毎月→月別(年単位・半年単位など)に変更できるようになりました(国民年金基金連合会)。

年単位の拠出には申込が必要ですが,その方法は少しややこしいです。特に,「加入者別掛金額登録・変更届」の書き方には注意が必要です。プロセスと個人的につまづいた点をまとめました。

本記事は,掛金拠出が「個人払込」の人向けの記事です。給与天引きの「事業主払込」にしている人は事業主に相談する過程があります。
iDeCoをこれから開始する人は払込方法と掛金額を決める必要があります。掛金拠出の方法は以下の2)以降の手続きと同様と聞いています。
なまずん
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何かと手続きが楽なので,個人払込がおすすめです。

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変更する場合,iDeCoの運用機関に電話連絡

なまずん
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掛金額の変更手続きはインターネットではできません。ここが最初のつまずきポイントでした。

所定の用紙(加入者月別掛金額登録・変更届)を郵送してもらい,提出する必要があります。運用商品を変更するときのように,ウェブ上で完結できると思っていたので少し驚きました。

対応はiDeCo口座を開設した金融機関のコールセンターへの電話での請求のみです。中には電話を掛けるよう明示されていない金融機関もあるようです。

SBI証券のページより。電話を掛けるよう指示される。

楽天証券のページより。こちらも電話を掛けるように指示あり。

私は楽天証券にiDeCoを開設しているので楽天証券コールセンターに電話しました。担当者は慣れた様子で応対していたのでたくさん連絡が来ているのかもしれませんね。

なまずん
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連絡すると数日で封筒が届きます。

基礎年金番号,企業年金制度の記入が必要

※以下,私の使っている楽天証券の場合です。記載すべき内容は基本的に同じですが,金融機関によって若干違う可能性もあります。

金融機関から送られてくる書類のうち,記入する用紙は2つ。
「加入者掛金額変更届(第2号被保険者用)」「加入者別掛金額登録・変更届」で,どちらも記入要領に則って書いていきます。

なまずん
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基礎年金番号と企業年金制度がわからず,うろたえました。つまずきポイント。

基礎年金番号は年金手帳に書いてありますが,その年金手帳が見当たらず……。年金手帳が手元に見つからない場合,iDeCo加入時に送られてくる個人型年金加入確認通知書を参照すればわかります。

企業年金制度は会社によりますので,勤め先の担当者に聞きましょう。

「加入者別掛金額登録・変更届」の記入がややこしい

おそらく手元に届いた人は実感すると思います。「加入者別掛金額登録・変更届」,記入方法がとてもややこしいんです!

なまずん
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いつまでが(これまでの)「納付済」の掛金で,どこからが(これからの)「掛金額」なのかわからない……。

加入者月別掛金額登録・変更届の書き方

写真は平成30年1月20日ごろに申し込んだ場合。申込時点で何月から変更可能なのかがわかりにくい。私は半年に1回の納付にまとめました。

説明書きがついているのですが,何通りにも読めるような気がしてしまいます。間違えて記載すると変更が遅れてしまいますので,あらためて楽天証券の担当者さんに電話してみました!

――(1月20日ごろに電話)iDeCoの掛金を毎月1万2000円から,6月と12月に7万2000円ずつに変更しようと思っています。何月分から変更可能になりますか。

楽天 変更までに少し時間がかかります。1月20日ごろに記入し,送付すれば3月26日引落分から変更です。2月までは「納付済」欄にこれまでの掛金額を書き,3月以降は「掛金額」の欄に記入してください。

――いつごろまでに送付すれば,3月から掛金が変更できるのでしょう。

楽天 2月前半までに送付すれば3月引落分から反映されます。2月後半になってしまう場合は,4月分からの変更です。送付が2月後半になってしまう場合,3月分も「納付済」にご記入ください。

――平成31年以降の欄も自由に記載して良いのですか。

楽天 はい。平成30年と拠出方法が同じでも,必ずご記入ください。ただし掛金を拠出する月は5000円以上,12月26日引落分は必ず掛金を拠出する,掛金を拠出する月は下限(5000円×月数:3月引落分であれば,累積1万5000円以上)から上限(毎月の上限額×月数:毎月1万2000円が上限の人は,3月引落分であれば36,000円)の間になるように設定をお願いします。

以上から,1月下旬に申し込み,半年分をまとめて納入する場合は画像の通りになります。
2月26日引き落としまでは「納付済」欄にこれまで通りの掛金額を記入します(私の場合は1万2000円)。

【X月の前半に書類を送付】→【X+1月の引落から「掛金額」欄に変更,それ以前は「納付済」に記入】
【X月の後半に書類を送付】→【X+2月の引落から「掛金額」欄に変更,それ以前は「納付済」に記入】

※月の前後半を分ける送付日について日付で教えてくれなかったので,送付が13日~18日くらいの場合,安全策として,納付済欄に1か月多く記載するほうがよいかもしれません。

なまずん
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掛金拠出のルールとして,以下を送付前にチェックしましょう。

A)掛金拠出月は5000円以上の拠出になっているか
B)12月26日拠出分は5000円以上か
C)拠出がある月は,当年の累積額が下限(累計拠出額が5000円×月数)と上限(累計拠出額が月ごとの上限額×月数)の間になっているか

※詳細はiDeCo公式サイトの「掛金年単位拠出の考え方」をご参照ください。

手数料を抑えて賢く運用しよう

多少面倒でも運用上のメリットが大きい(1回拠出すると103円の手数料)ので,拠出方法は変更したいところです。運用商品の手数料は年間0.3%未満の商品が多いのに対して,拠出時に取られる手数料は相対的に大きくなりがちです。

なまずん
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拠出額が毎月1万2000円の人にとって,103円(約0.86%)は高すぎる

なお,写真の通り,私は半年に1回にまとめています。

(2018/10/15追記)
確定申告不要者の年末調整に必要な書類「小規模企業共済等掛金払込証明書」の送付方法が2018年から変更となりました。2017年までは①9月までに初回払込がある人には10月送付(10~12月は見込額を記載),②9月までに初回払込がない人には1月送付でした。②の場合,年末調整に間に合わないため,確定申告を行う必要がありました。

2018年からはこの点が改善され,10月以降に初回払込の場合でも年末調整に間に合うよう,見込額を出すようになりました。手数料の最小化という点では12月の一括払込が最も良い手段となりました。

これまでは半年に1回の拠出がベストでしたが,2019年は年に1回も視野に入れて拠出方法を見直したいと思います。

※参考資料
【重要】平成30 年分iDeCo「小規模企業共済等掛金払込証明書」の発送スケジュール等の変更について(確定拠出年金サービス株式会社)
小規模企業共済等掛金払込証明書の発送について(楽天証券)

◆iDeCoの掛金をまとめた場合(1年に1~2回拠出)は手数料的には有利ですが,後納となるため投資機会の逸失という点で不利です。iDeCo以外にNISA・つみたてNISA口座などで積み立てている方は,NISA・つみたてNISA口座での積立を前倒しするなど,ポートフォリオ全体で調整するワザを検討してはいかがでしょうか。

【小ワザ】iDeCoの掛金拠出を年に1~2回にしたら,積立投信はボーナス月設定をしよう
なるべく低コスト・少ない手間で資産運用をしたいなまずんです。 私は2017年5月からiDeCo(個人型確定拠出年金)の制度を節税と老後資金対策に活用しています。 iDeCo...

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