東京電力から楽天でんきへ変更②――料金などのメリットを比較

191014東京電力から楽天でんきへ変更② 料金などのメリットを比較 その他家計管理
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電力自由化について調べた前回の記事(以下)の続きです。電気の契約を東京電力から楽天でんきに切り替えました。

東京電力から楽天でんきへ変更①――賃貸物件でも新電力が使えます
私は賃貸物件に住んでいるのですが,賃貸物件でも全く制約なく電力会社を変更できるのですね。 このたび,家庭用の電気の契約を切り替える手続きをしたところ,簡単に変更できたので驚きました...

楽天でんきに切り替えることで,私の家では年間4200円ほど電気料金を節約できそうです。また,年間で1000円分以上のポイント還元も増えそうです。

切り替えの申し込みには手間がかかるのかと思っていましたが,楽天でんきの場合,楽天会員であれば手続きはウェブ上で,2分くらいでできました。スマホなどの通信契約やインターネット回線よりも簡単だったので,もっとはやくやればよかったです。

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東京電力から楽天でんきへの切り替え

東京に住む私は,2018年末に今の家に引っ越して以来,東京電力にて従量電灯Bのプランを使っていました。一般的な家庭用の契約です。

これまで切り替えていなかった最大の理由は,単に面倒だったからです。2人暮らしで日中は家を空けることが多く,したがって電力使用量はそれほど多くありません。ゆえに,詳しく調べるのがおっくうだったという面もあります。

また,賃貸物件に住んでいるうえでなにか制約があるのかと勘違いしていたのも背景にあります(詳しくは前回の記事)。

楽天でんきにした理由

新電力へ切り替えた理由は,①わかりやすく,30A以上で東京電力より安い価格体系,②電力使用量に応じた楽天スーパーポイントの付与,③手続きが簡単だったからです。

わかりやすく,30A以上で東京電力より安い価格体系

東京電力と楽天でんきの価格体系を比較します。東京電力の体系も複雑ではありませんが,楽天でんきの価格体系はよりシンプルです。

◆東京電力

基本料金+使用料金という体系です。

20A契約 30A契約 40A契約
基本料金 572円 858円 1144円
120kWhまで 121~300kWh 301kWh~
1kWhあたりの使用料金 19.88円 26.48円 30.57円

基本料金がかかるものの,使用量が少ないうちは単価は安いです。

◆楽天でんき

基本料金は0円。1kWhあたりの使用料金は26.5円。東京電力の121~300kWhの単価とほぼ同じです。

これらの情報をもとに,月間の電力料金をグラフにしました(赤=楽天でんき。青=東京電力<20A契約>,緑=東京電力<30A>契約,灰=東京電力<40A契約>)。

東京電力と楽天でんきの比較

20A契約では,月間90kWh~360kWhの使用量では東京電力のほうが安くなります。一方,30A以上の契約ではすべての電力使用量で楽天でんきのほうが安くなります。

私の家は40A契約です。月間100kWhの場合は約500円,120~300kWhの場合は約350円,400kWhの場合は約750円の違いになります。

*なお,電気料金にはほかに,燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金がありますが,どちらを利用しても同じ金額のため上記のグラフからは省いています。

なまずん
なまずん

また,楽天でんきの場合は支払いに楽天スーパーポイントを利用できます。期間限定ポイントも使えるのは魅力的です。

電力使用量に応じた楽天スーパーポイントの付与

電気料金200円ごとに,楽天スーパーポイントが1ポイント付与されます。通常ポイントでの付与です。また,支払い方法に楽天カードを指定すれば,利用金額の1%がポイント還元されます。

なお,楽天でんきを契約すると,楽天市場内での買い物のポイント還元率が上がる(+0.5倍)というメリットもあります。

なまずん
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ほかの高還元カードを持っていれば,支払い元は楽天カードでなくてもよいかと思います。

手続きはとても簡単

楽天会員であれば楽天でんきの契約はとても簡単です。2分もあれば申請可能です。

スマートフォンを格安SIMに切り替えたときは,もとの回線の通信会社に連絡したり,スマートフォンのSIMロックを解除したりと手間がかかりましたが,東京電力から楽天でんきへの切り替えにはほとんど手間がかかりません。

これまでの電力会社には楽天でんきから通知されるため,連絡は不要です。

また,楽天でんきは契約期間にかかわらず,いつでも解約可能なところも気軽に試すことができてよいと思います。定期契約で更新時以外は解約金がかかるような仕組みの新電力もあるので,契約前には要注意です。



定期的にかかる費用の見直しは面倒でも,なるべく早く

定期的にかかる費用は1回あたりの金額は小さくても,積もり積もって大きな差になります。今回は電力会社の変更により,サービスの質を下げることなく年間5000円以上の節約が可能となりそうです。楽天グループのサービスは私はよく使うので,むしろ利便性は上がることになります。

私の場合は楽天のサービスを利用したので楽天でんきにしましたが,事業者は600社以上あり,それぞれ特徴があります。ぜひ,ライフスタイルに合った電力会社を探してみてはいかがでしょうか。

変更までの事務処理にしばらく時間がかかるようなので,切り替わったところでまた報告したいと思います。

◆賃貸物件でも使えるかどうかを含め,電力自由化の概要はこちらにまとめました。

東京電力から楽天でんきへ変更①――賃貸物件でも新電力が使えます
私は賃貸物件に住んでいるのですが,賃貸物件でも全く制約なく電力会社を変更できるのですね。 このたび,家庭用の電気の契約を切り替える手続きをしたところ,簡単に変更できたので驚きました...

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