2024/07/30 新NISAやクレカ積立の環境の変化を反映しました。
わが家は夫婦(なまずん&うなぎん)でインデックスファンドへの積立投資をしています。
積立金額や商品はこちらのページにまとめていますが、投資金額はだいたい半々です。
2人で運用に取り組むことにはメリットがいくつかあります。私が感じているメリットを、直接的なものと間接的なものの2つにわけて整理してみました。
直接的なメリット
直接的なメリットとしては、優遇制度やサービスを2人分使えることがあります。
- 非課税投資枠の上限が2人分になる
- もらえるポイントも2人分になる
1つ目は積立投資に限ったメリットではありませんが、NISAの枠は1人あたり年間最大360万円で、生涯投資枠は1800万円です。年間投資額360万円を超える人は少ないでしょうけれど、1800万円より多く投資したい人もいるでしょう。
1800万円以上を運用したい場合は、2人でNISAを使いこなせれば大きなメリットがあります。
iDeCoも同様で、使える制度は2人で使っていくのが賢い方法です。実際に私たちはNISA・iDeCoをそれぞれ開設して運用しています。NISA・iDeCoでの資産形成を2人で実践すれば、老後資金には十分すぎるくらいになります。
また、投資信託を購入するときに、楽天証券・SBI証券などではクレジットカード決済などによるポイントをもらうことができます。しかし、1つの証券会社で設定できる金額には10万円までであり、5万円以上はポイントが減る証券会社もあります。
◆証券会社のポイント付与サービスの情報まとめはこちら
2人で同じ証券会社とカードを使えばより効率よく積立投資でポイントを集めることもできます。
投資では運用成績を直接高めることは困難ですが、制度やサービスを最大限に活用して税金やポイントで有利に進めて、最終的に得られる金額を増やすことができます。
間接的なメリット
間接的なメリットは、お金に関する認識をそろえる機会になることや、自分が管理できなくなったりした場合にも継続できることです。
- 将来へのお金の備えについて話し合ったり、月々の収支を考えたりするきっかけになる
- 自身になにかあったときにも運用では困らない
わが家の場合は、結婚当初にお金の管理をどうするか……という話から、余剰資金の一部を投資に回していくことになりました。
当時、うなぎんはまだ投資を始めていませんでしたが、私はすでにインデックス運用3年目でした。私がすでに実践していることもあって自然に始めてもらえたかなと思っています。
投資の必要性については、平たく言えば、「収入は『いま使うお金』と『将来に使うお金』に分ける必要があり、将来の分は長期的に増えるような場所においておく」というストーリーで話していくとわかりやすいです。多くの本ではこのように、「毎月の収入の一部を投資に回す」という形で投資の必要性を説明していますよね。
少しまどろっこしい説明ですが、投資が目的や趣味ではない人にとっては、単なる一手段として位置づけないと、投資の魅力がうまく伝わらなくなってしまいます。
また、全体的によくまとまっているものを1冊読んでもらえば、多くの人には必要性を理解してもらえるのではないでしょうか。
◆本はいろいろあるので気になったものを一緒に読むのは良い方法だと思います。
ほかにも、私自身が運用を管理できなくなったときに困らないという利点もあります。2人で実践していれば、私が何らかの事情で判断を下せなくなったときにも運用の心配はありません。
インデックス運用では、運用そのものへ介入する必要はなく、せいぜい投資金額でリスクを調整する程度です。引き継ぎやすいのはインデックス運用の魅力の1つですね。
生活するうえでは「間接的なメリット」が大きい
「間接的なメリット」としてまとめたほうは、「投資」という枠だけでみれば間接的ですが、生活していくうえではこちらのほうが大事です。
普段からお金に関する相談をして互いの価値観をすり合わせていくことができますし、なにより将来にお金が足りなくなるようなトラブルを未然に防げる確率が上がります。また、投資を通じてお金に関する情報の感度をあげていくことは節約にもつながりそうです。
無論、一緒に投資をしなくてもこれらの認識をすり合わせる機会はありますが、「協力プレイ」のように取り組んでいけると楽しいものです。
あとは相場の暴落時に仲が悪くならないといいですが、それは日頃の行い次第かもしれません。
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