「『意外かもしれないけれども大切な』10の運用常識」で知識の再確認

190913「意外かもしれないけれども大切な』10の運用常識」を読んでインデックス投資

2019年9月10日付の楽天証券トウシルに興味深い記事が公開されました。タイトルは「『意外かもしれないけれども大切な』10の運用常識」です。

長年投資に携わる人にとっては常識であっても,ある程度成り行きで投資を始めるに至る人にとっては意外に映るかもしれません。私も投資歴が数年程度なので,こういった記事はとても参考になります。

「意外かもしれないけれども大切な」10の運用常識 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
※本記事は2017年1月24日に公開したものです。 以前、あるところで、「資産運用の新常識」というテーマを与えられて講演する機会があった。 資産運用に関して「正しいこと」が、そう簡単に変化するわけではないので、「新常識」という演題は看板に…

経済評論家の山崎元さん(楽天証券経済研究所)の記事です。内容は2017年1月に公開したものとのことですが,運用の常識は数年で変わるものではないので,内容としては今でも全く古さを感じません。

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10の運用常識とは

以下に引用します。詳しい解説は元記事を読んでいただければと思います。

1:投資家の「タイプ」は運用方法に無関係
2:資金の使用目的は運用方法と無関係
3:運用に目標額は要らない
4:金融機関に「相談」してはいけない!
5:投資よりも、貯蓄です!?
6:株式は「投資」の、外国為替は「投機」のリスク
7:長期投資でリスクは減らない
8:低成長でも株式は儲かっておかしくない
9:99%の投資信託は検討に値しないクズです
10:運用商品は3つ知っていれば十分です!

率直に私もすべてが腑に落ちるわけではありませんが,確かにと思わせるところは多かったです。

「1:投資家の『タイプ』は運用方法に無関係」ということについて,山崎さんは,「リスクの取り方は商品選択ではなく,いくら投資に回すかどうかで決める」と言っています。人によって適した運用商品が異なるのではなく,誰にとっても運用効率の良い商品が最適であり,それをどれくらい保有するかの意思決定が重要ということで,これは納得です。

「2:資金の使用目的は運用方法と無関係」,「3:運用に目標額は要らない」,「5:投資よりも、貯蓄です!?」については,つまるところ,ある時点で最低限使うことがわかっている金額,言い換えれば,必ず用意しなければならない金額に関してはリスクを取ることはなるべく避けたほうが賢明ということになります。

資産運用の目標金額を定めて,そこから期待リターンばかりに注目して運用を始めてしまうのは危険です。目標が必要なのは,運用ではなく貯蓄であると私は思います。ただし,運用資産が減ったとしても問題が少ない人は,運用に資金を回してもよいでしょうね。

「4:金融機関に『相談』してはいけない!」はこの数年,とても話題になっています。売る側としては,顧客のニーズはさておき売れればよいという論理が少なからずはたらいてしまいます。そもそもそういった商品があるから問題という要素もありますので,「9:99%の投資信託は検討に値しないクズです」も関連してきます。投資信託だけでなく,保険商品なども「売り手」からコンサルティングを受けるのはあまり良い結果になりません。このような報道もありました。

ゆうちょ、不適切投信1.9万件 高齢者に販売、社内規定違反 | 共同通信
ゆうちょ銀行が70歳以上の高齢者に販売する投資信託で、健康状態や商品の理解度を確認する社内規定に違反...

「10:運用商品は3つ知っていれば十分です!」では,無リスク資産として個人向け国際変動10年,リスク資産としてTOPIX連動の投資信託と,先進国株式指数連動の投資信託を挙げていました。そして,投資信託は低コストなものから選べばよいでしょう。

残る6~8は詳しくは記事を読んでいただくのが良いと思いますが,投資の原則となるところとしてよくまとまっていると感じます。過去のリターンを踏まえて,どうしても「長期投資なら大丈夫」という風向きの議論には陥りやすいので,私としても少し反省です。長期投資,しかも積立投資の場合,運用金額がだんだん増えていくために,資産額の上下動の振れ幅はそれに応じて大きくなっていくことを忘れてはいけませんね。

原則をときどき振り返りたい

これらの考え方は投資信託で資産運用をする上ではまず目を通しておきたいところです。経済評論家の話すことがいつも正しいとは限りませんが,お金のからむ話はどうしても自分の都合の良いように解釈してしまいがちです。

ゆえに,読む記事も自分の考えに合うものばかりを選択してしまうおそれがあります。ときにこのような総論的な記事で振り返るのも重要であると感じます。

相場に居続けるうえで惑わされないためには,高頻度とは言わないまでもときどき知識の確認が必要です。

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